残すもの
人はいなくなっても何かを残す。
昔、付き合っていた人に、教えてもらった音楽や詩人がある。本人は、もういないが、Coccoとか、星野富弘を知った。
いろいろあったので、父に対しては、いろいろ思う事はある。でも、亡き父も残したもので感謝しているものもある。
一つは、父は文学青年だったので本をよく読んでいた。
私が子どもの頃、何の本を読んでいいのかわからないでいたとき「ドリトル先生」のシリーズを勧めてくれた。生き物が好きだった私には、とてもいいチョイスだった。ドリトル先生のシリーズをたちまち読破した。本を読むのが苦にならなくなった。
もう一つは、メモを取ることの重要性を教えてくれたことだ。
「覚えていると思っても、人は忘れる。箇条書きでいいから、メモをすること」
それで、印象に残った事を、ずいぶんメモするようになった。ただ、途中から、日付や時間、場所なども書いた方が便利だと気づいて、それも加えるようになった。どう見ても日記ではない。ただの箇条書きだ。
文章を書く人でなくても、記録というものは、どれだけ、いろいろな役に立つかわからない。
特に、ネットで検索できないような個人的な体験に関しては。
