療養中に聞けた曲
私は、線維筋痛症という病気を患っています。
体が非常に痛い病気で、いろいろな症状があるのですが、私の場合は聴覚過敏も伴っていました。
病気が悪化するにつれて、痛みだけでなく、全ての声・音が、つんざくように聞こえました。
リラックスのための環境音やヨガなどの時に使うアンビエントな曲も頭がガンガンするし、人の咳なども、体がビクっと反応するほどでした。
こんな状態なので、夜もきちんと眠れず、髪の毛もボロボロ抜けていきました。
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これでは生きていけないと思ったのですが、どうしたらいいかわかりません。
必死に、いろいろ方法を探しました。
そんな中、偶然、脳梗塞を患った人の闘病記に、人の声に対して特別な反応をしてしまうようになったが、妻の声だと、後遺症の出方が少なかった、という記述を発見。
病気は違うけれど「音や声の違いによって症状が少ない場合もありうるかもしれない」ということに気がつきました。
でも、どうやって、いろいろな音や声を自分に対して試したらいいのか。
ラジオだ。
ラジオだったら、お金をかけず、いろんな音や声を聞いて試せる!
そう思って、いろんな番組を聞きましたが、やはり、何を聞いても頭がガンガンする。
睡眠不足と疲労で朦朧としていたある日の夜中。混線したと思われるラジオ放送が聞こえてきました。
それは大丈夫でした。
外国語の放送で、何を言ってるのかさっぱりわかりませんでしたが、聞いていられました。
この出来事で、やっぱり、聞いていられる音や声があると確認できて、引き続き、いろいろな番組を聞いていました。
そして、ついに、聞いていられる声のパーソナリティとコーナーを見つけて、だんだんに、聞いていられる声や音を広げていけました。
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ところが、人の話し声や物音は、だいぶ大丈夫になったのですが、どういうわけか音楽が、聞いていられない。
音楽というのは、会話以上に、いろいろなものが詰まっているものなのかもしれません。
私の弱った感覚の処理能力では処理しきれなかったのでしょうか。
音楽の時だけボリュームを下げながら、ラジオ番組を聞き続けていました。
ある程度人の声や音を聞くのは大丈夫になったのですが、その後、だいぶ長い間、音楽が聴けないままでした。
そんな時、2017年12月、あるラジオ番組で穏やかな曲が流れて、ひょっとしたら、これは聞いてられるかもと思って、ボリュームを下げませんでした。
病気になってから、初めて、音楽をフルで普通に聞けたのです。
そこから、だんだんに、また、少しずつ聞ける音楽の範囲が広くなっていきました。
そんな思い出のある曲です。
川村結花さんの「カワムラ鉄工所」
川村さんや、そのときのラジオ番組に感謝しています。
https://www.youtube.com/watch?v=XD6jSLBOE60
