身を任せて
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早朝、3時ごろに目を覚めた。
ああ、なんだ、エアコンの設定が30℃になってる。
暑いはずだ。
雨が降っているような音がして、ああ随分降っているなと思った。
どのくらい雨が降っているのか、確認しようと思って雨戸を開けたら、
洗濯物が出しっぱなしになっていた。
もちろん洗濯物はびっしょり濡れている。
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ここの所、体調が悪かったし、
何をやっても無駄なような気持ちがしていた。
つまり鬱っぽかった。
ああ、これはと思った。
洗濯物は、今、室内で扇風機をかけている。
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なんか、この状態は、あの時と似ていると思った。
無力感。
私の病気は、体の痛みと、思考能力の低下が、かなりきつい。
病気が最高に酷かった時は、狂った何かに、折檻されているようだった。
身の置き所が無い。
そして、もがいてもどんどん水の底に沈んでいく感じ。
あの時ほど、物凄い痛みとか、ベッドに寝ているのに、
地面が無いような怖い感じ。
(めまいとも違うし、非常に怖い感じだった。
仕組みは、よくわからないのだが、
脳の働きが悪くなると、そういうことがあるのだろう)
もちろん、あの時ほどの激痛があるわけではないけど
凄く無力感を感じる。
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みんながうまくやっているように見える。
きちんと、人間関係を繋いで、
整理された心と行いで、うまくやっている。
体調が安定しないし、
精神的なゆといがないから、
どうしても、人とうまく繋がれない。
正確には、繋がれないような気がしてしまう。
少し、言葉のやり取りをしていて、
感情のキャッチボールができると、
少し、ほっとする。
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闘病が6年にも及んでいるが、
何もやってこなかったわけではない。
リハビリをして、
文章を書いて、
朗読して、
ボイスドラマを作ったりしてきた。
動画広告の編集やシナリオのお仕事を少し頂けるようになった。
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でも、先に繋がらない。
体調の悪さなのか、精神的な弱さなのかわからない。
何かを積み上げるということが、できない状態でいる。
必要なことはわかる。
一つには、何かを基礎的な所から、学ぶこと。
もう一つは、心を開いて、バランスよく人と付き合うこと。
それが、ネットを通じた人脈とか趣味とか、ビジネスとか
そういうものを良くしていく。
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それが、今できない。
積み重ねることもできないし
横になっていても、
休めない。
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そこが、あの時と似ている。
あまりにも、生きているのが辛くて、
宗教家に相談したことがある。
「神に祈りましょう。
あなたは神に愛されています」
宗教家に悪意があったわけではないのはわかる。
でも、それ以上、相談するのをやめてしまった。
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行き場がないとき、
あるきっかけで、知り合った元ガン患者の方と知り合った。
患者会を開いていて、「そこに来ていい」
と言われた。
ガン患者の方は、命の危機を経験している人が多い。
そして、酷い疼痛を経験している人が多い。
きつくて座ってられない場合は、横になって参加してもいい、
と言ってくださった。
とても、ありがたかった。
(幸い、横になっての参加は無かった。
ただ、体が痛くて何度も、離席して、別室で体を伸ばしたりしていたが)
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その会の代表の方は、20代でガンを発症して、
4回再発して、生き残られた方で、
非常に強い人でもあったし、
とても深い世界を理解している人だった。
「もがいても無駄なときがある。
深い底に、沈むしかないときもある。
深い底に、沈んだら、まだ浮かび上がれるかもしれないから」
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たぶん、そうなのかもしれない。
でも、底に沈むのは、苦しい。
底に沈んだままになりそうな事を考えてしまう。
そういう場合もあるだろうし、
それは、浮かび上がれないのだったら、
それで、運命なんだと思う。
でも、世の中も人も、どんどん進んでいく中で、
浮かび上がれるまで待つ。
また、遅れていき、人間関係が疎になって、
能力も落ちて、
ということを考えてしまう。
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病気の状態が、良くなったり、
自分の周りの状況が、良くなったり、
そういうことは、個人の努力が及ばないところにある。
身を任せて、良かれ悪しかれ、何かが変わるのを待つしかない。
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暗い話は、読者も減るし、
人を遠ざける。
整理されてない内容になる。
だから、あまり書き過ぎないようにと心がけるのだけど、
やっぱり難しい。
自分の中のバランスが取れない。
そういう事を出さないで、ブログやSNSを運用できる人もいるけど
自分は、無理だ。
仕方ない。
それも、自分だと、言い聞かせる。
ジタバタして消耗して
みっともないけど、
スマートになれない自分も、また自分。
隠してもしょうがない。
