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岡山最後の2つの屋号

熱が冷めないうちに。

『おかやまZINEスタジアム』最高すぎた〜〜〜!!!

最初に断っておきますと、私はこういう「同人誌頒布イベント」みたいなところに出店するのは苦手です

人見知りとか内気とかそういう理由じゃない。自分の作った本をね、人様にその場で買っていただく行為が、もうとてつもなくめちゃくちゃ恥ずかしいのですよ。それだったら岡山駅前で裸になって逮捕されるほうがマシ。

何が恥ずかしいかって、私の描いた漫画=こいつか、と認識されるのがガクブルなんです。初対面の人にいきなり心の内まで見られるのが照れくさいのです。実物との紐付けはできるだけ避けたい。どこかの知らない誰かが描いた漫画として、ネット販売するまでにとどめておきたい。

しかーし。
去年と今年は岡山で3回も出店しました。相棒はいつもこの人、くにとみゆきさん。

5年前、noteで私のほうが先に見つけ、オフ会を通じて交流を深めてきたのですが、こいつがさあ、気軽にLINEで誘ってきやがるのですよ。
「ねえねえ、ソラちゃーん。一緒に文学イベント出店しな〜い?」

2年前、私は「出張編集部」目当てで、最初で最後のコミティアに出店しました。自分の漫画を一度プロの目で見てほしかったから。勇気を振り絞りました。note仲間がたくさん来てくれたおかげで店番を任せることもでき、
(これ、ほんとの一人で出店してたらめっちゃ大変だっただろうなあ)
としみじみ仲間のありがたさに感じ入りました。

みゆきちゃんいわく、
「ソラちゃんの都合が悪かったら、わたし一人で出店するよん」

・・・

放っておけんじゃないか。

2人だと何かと便利なのです。無人になった自分のブースを気にせずトイレ休憩に行ける。ほかのブースをじっくり見てまわることもできる。

よし、私がキミの分身になろう。

そんな情けを発動させた結果、二人で仲良く3回も出店することになりました。

昨年秋頃にみゆきちゃんから「ねえねえ、ソラちゃ〜ん」とLINEが来たときは正直、
(あのさあ……もう3回めだし、アンタあたしより知り合い多いし、ひとりで十分やってけるよね?)
とうっすら思いました。思いましたが今回ばかりは、もし誘われたらつきあおうと心に決めていました。

なぜなら、みゆきちゃんがこの3月で岡山を去るからです。

出店前のテンションがいちばん低い私。イベントが終わったら「ああ楽しかった!」と豹変するのもいつものことで、今回もたくさんの方がブースに来てくださって、いろんな話に大いに花が咲きました。やってみると楽しいのよ。

私は今回、このイベントに間に合うようにと用意した新刊があり、既刊の4種はほんの少ししか持参しませんでした。というのも去年参加したときに、漫画で出店してるところはほぼゼロで、買ってくれた2人の顔をまだ覚えているぐらい全然売れなかったからです。

ところが今年は漫画というカテゴリーがいつのまにか追加されており、意外なことによく手にしていただいて、まさかの在庫切れ。BOOTHで売ってます、送料かかっちゃうけどごめんなさい、と頭を下げるはめになりました。
(在庫、家にいっぱいあるのに……!)

出店するのは苦手な私ですが、オタクなのでブースをまわるのは楽しい。大漁です。ほくほく。

会いたかった人にもいっぱい会えたし、出店してよかったです。新しい出会いも楽しみました。
みゆきちゃんのところにもたくさんの人が訪れて、それぞれ名残を惜しんでいる姿を何度も目にしました。

撤収作業が終わり、みゆきちゃんに「またね」と手を振って別れました。

どこに住んでいたってまたいつでも会えることは知っている。
ただ岡山からいなくなるだけ。

帰り道、自分の本を入れてきた紙袋がずいぶん軽くなっていて、嬉しいような寂しいような気持ちになりました。

さんきゅう相棒!


"ああ、あれが最後の◯◯だった。"

そう思い返す日が来るのはまだ先になりそうですが、経験したばかりの「最後」で参加します。

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猫野ソラ 最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。

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