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THE BLUE HEARTS 魂の全曲レビュー

THE BLUE HEARTSの全曲レビュー


 THE BLUE HEARTS(1987)

アナログ盤、リマスター版CD

 1枚目のアルバム 85年に結成したブルーハーツは地道にライブ活動を続ける中で徐々に知名度を上げ、インディーズ時代にリリースした「人にやさしく」をリリース後、メジャー契約の末に満を持して発表された作品 誰もが知ってる「リンダ リンダ」をはじめとして、全12曲34分をマッハ50で駆け抜ける捨て曲なしの大名盤 ただ激しいだけの一辺倒にならずに、一曲一曲に強いメッセージ性が込められてて、少年にも大人にも心のど真ん中にきっと突き刺さるであろう強烈なインパクト その言葉は人生や価値観を全部変えてしまうこともあるかもしれない リリースから38年経った現在でも邦楽パンクロックの頂点に燦然と輝く金字塔 

■全曲感想
 M1 未来は僕等の手の中 【作詞作曲:マーシー】
  超名盤の幕開けにふさわしい名曲 イントロのバスドラムとヒロトの雄叫びとマーシーのエンジン全開のギターリフから心全部持ってかれる 人生を全面的に肯定してくれて、力強く激励を送ってくれる歌詞も大好き 何よりも曲名が良い、「賭博黙示録カイジ」の1話にも登場した

 M2 終わらない歌 【作詞作曲:マーシー】
  ブルーハーツの代表曲の一つ、すべての悩める若者に捧げるパンク・ロック シンガロングしたくなる圧倒的な存在感を持つサビは、きっと誰もが一度は聴いたことがあるはず シンプルだけどいろんなアーティストがオマージュしてるギターリフもカッコいい しんどい一日の終わりにこの曲を聴くと、明日にはきっと笑える気がする

 M3 NO NO NO 【作詞作曲:ヒロト】
  ヒロトが昔やってたバンド「コーツ」が原曲、Aメロからサビまですべてがキャッチーで、劇的な展開を見せるパンク・ロック 歌詞も短いながらも強烈、特に「戦闘機が買えるくらいのはした金ならいらない」って言い切るフレーズは初めて聴いたとき衝撃的だった

 M4 パンク・ロック 【作詞作曲:ヒロト】
  パンク・ロックが好きな気持ちをあけすけに打ち合けるミディアム・ロック BPMは下がっても熱意は全く変わってないし、解放感溢れるサビも胸熱 余談ですが、学生の頃に出会って10年来の、ヒロト&マーシーが大好きな友人がいます クロマニヨンズのツアーも毎年一緒に行ってる 最近はツアーもないし、お互い忙しくてなかなか会えてないけど、今度会ったら何から話そう ぼくの好きなパンク・ロックについて話そうかな

 M5 街 【作詞作曲:ヒロト】
  やりきれない日々の生活に一筋の希望を灯すパンク テーマはM4「パンク・ロック」と似ていて、自分と同じ感性を持つ人に出会えたときの喜びと感情が爆発したときの気持ちを綴った歌詞 こういう曲は、真摯なヒロトのボーカルが一番似合う

 M6 少年の詩 【作詞作曲:ヒロト】
  全10代男子の永遠のテーマ、思春期の反抗ソング 世の中への違和感と気持ち悪さを払拭して「生きる」ことを肯定するというストーリー 全体的にとんがった歌詞ながらも、最後のフレーズ「色んなことが思い通りになったらいいのになぁ」でしんみりしてしまう

 M7 爆弾が落っこちる時 【作詞作曲:マーシー】
  爆発的なエネルギーを感じるロックンロール 有名なサビ「いらないものが多すぎる」は端的ながらもあまりにも力強いメッセージ Bメロの「Oi!!」もめちゃくちゃかっこいい、思わず拳振り上げたくなる

 M8 世界のまん中 【作詞作曲:ヒロト】
  アルバムで一番好きな曲 命を燃やし続けることへの決意を歌った力強いパンク・ロック この曲のメロディーラインの良さはアルバム髄一だと思う、激しいんだけど美しい この曲、元々はアルバムに収録される予定じゃなかったみたいで、「ブルーハーツのテーマ」がNGくらった代わりの穴埋め曲らしい 

 M9 裸の王様 【作詞作曲:マーシー】
  「王様は裸じゃないか」と高らかに叫ぶ、ダサい・偉ぶっている・嫌いな存在すべて蹴りを入れるパンク 中でも真実をあけすけに歌ったような1番Aメロの歌詞が大好き、まさに日本のピストルズ

 M10 ダンス・ナンバー【作詞作曲:マーシー】
  ブルーハーツのキャリアの中でも屈指の速さを誇るファスト・ナンバー 1分半に満たない短い再生時間の中で、ヒロトのボーカルとバンドサウンドが暴れまくってる サビの「君のことを笑う奴はトーフにぶつかって死んじまえ」という歌詞が大好き、マーシーならではの攻撃性とユーモアだと思う

 M11 君のため 【作詞作曲:マーシー】
  アルバム唯一のバラード、本作のマーシー曲で一番好き ラストから2曲目にこういうスローな曲が鎮座しているからこそ、本作が最強の名盤になっていると思ってる 好きな人を想う誠実な歌詞とヒロトの感情MAXの歌声が涙を誘う名曲 特に間奏のセリフはとってもロマンチック

 M12 リンダ リンダ 【作詞作曲:ヒロト】
  シングル曲 日本人なら知らない人はいない、邦楽を代表する超名曲 小学生の頃にこの曲に出会って、パンク・ロックが大好きになったので、自分の原点の一つでもある これからもドブネズミみたいに美しく、やさしく、あたたかく生きていたい
 本作に収録されているのはアルバムVer ベストアルバムに収録されているのはシングルVerだけど、余計なキーボード入ってて、やけにポップなサウンドになってるので、生々しい音を聴かせてくれるアルバムVerのほうが断然いいです

 YOUNG AND PRETTY(1987)

アナログ盤、リマスター版CD

 2枚目のアルバム 前作のようなパンク・ロックを主軸にしながらも、マーシーのメインボーカル曲やスカ風味な曲も収録され、音楽性の幅がさらに広がった作品 アルバム前半はストレートなパンクナンバーで突っ走り、中盤はロマンチックでブルージー、後半は変化球気味の曲が多めという構成も良い 1stと次作「TRAIN-TRAIN」があまりにもインパクト強すぎるので、初期三部作の中では何となく影が薄いように思うけど、マーシーボーカルの2曲は強烈だし、初期の代表曲「キスしてほしい」「ロクデナシ」も収録されてるので、見逃せない作品

■全曲感想
 M1 キスしてほしい (トゥー・トゥー・トゥー)【作詞作曲:ヒロト】
  シングル曲でブルーハーツの代表曲の一つ アルバムで一番好きな曲、胸がはちきれて飛び出しそうなくらいロマンチックなパンク 一番の聴きどころは2番サビ終わり⇒河ちゃんのコーラスとヒロトの掛け合い⇒ラストサビに到達する展開、あまりに美しすぎて泣けてくる
 この曲は色んなアーティストにカバーされてるけど、「中ノ森BAND」っていうガールズバンドのカバーが一番好きだな ロックンロールなアレンジながらも原曲の雰囲気を崩さず、なおかつ中ノ森BANDの強みが発揮された名カバー サブスクにあがってるので是非一度聴いてみてください 

 M2 ロクデナシII(ギター弾きに部屋は無し)【作詞作曲:マーシー】
  ツービートで突っ走るパンクロック サビのヒロトとマーシーの掛け合いがかっこいい バンドマンの生き様を綴った歌詞はマーシーの実話らしい

 M3 スクラップ 【作詞作曲:マーシー】
  マイナーコード主体のシリアスなロックナンバー 「自分を持つ」という主張と決意が込められた歌詞が素晴らしい 随所で鳴らされるキーボードの音色も鮮やかにサウンドを彩ってくれる

 M4 ロクデナシ 【作詞作曲:マーシー】
  初期ブルーハーツの代名詞的な存在だと思う、少年の反骨精神を歌った名曲 自分も小さい頃にこの曲に出会ってものすごく感銘を受けたし、今でも自分の生き方の根底になってる 生きづらさを感じる中高校生は絶対に聴いたほうがいい

 M5 ロマンチック 【作詞作曲:ヒロト】
  シリアスな曲が並ぶ本作品の清涼剤 イントロなしで歌われる「シャララ…」からグッとくるし、やさしさに溢れたヒロトのボーカルも最高 ロマンチシズム溢れたまっすぐな歌詞も良い 激しい曲が苦手な人にもきっと刺さる懐深い名曲

 M6 ラインを越えて 【作詞作曲:マーシー】
  本作のマーシー曲で一番好き、マーシーのハスキーボイスとヒロトのハーモニカでめった刺しにされる強烈なロックンロール この時期のマーシーの声はまさに「錆びたナイフ」のように冷たく鋭利だ 一番の聴きどころは2番が終わった後の落ちサビ、「平和と戦争」は紙一重だということに気付かされる 7分近くある長い曲だけど、劇的な展開を見せる名曲 この曲聴くとサラリーマンとして老いぼれていっていいのか?と良くない思考を持ってしまう

 M7 チューインガムをかみながら 【作詞作曲:マーシー】
  静かに始まるイントロのアルペジオから爆発する展開が気持ちいいパンク・ロック 反骨精神を歌った歌詞は荒々しくも美しいし、何よりも嘘がない 特に3番の歌詞なんか凄すぎる そんな曲なのに「チューインガムをかみながら」っていうタイトルなのも良い、かけがえのない一人の少年の思いが溢れ出てる

 M8 遠くまで 【作詞作曲:マーシー】
  叩きつけるようなドラムが印象的なミディアム・ロック 歌詞はかなり難解、実は未だにこの曲の良さに気付けてない、、(好きな人ごめんなさい)

 M9 星をください 【作詞作曲:ヒロト】
  美しい歌メロとドラマチックな歌詞が心に響くポップ・パンク 2番終わりのマーシーのギターソロも切なさ全開 この曲、今まであんまり目立たない立ち位置だったけど、2015年に発売されたベストアルバムに収録されたのはとっても嬉しかった これからも沢山の人に聴かれ続けてほしい

 M10 レストラン 【作詞作曲:ヒロト】
  アルバムの流れから明らかに浮いているスカ・ナンバー レストランでご飯食べたいっていうへんてこなストーリーだけど、よく読むと歌詞はとても悲しい レストランに行くことに憧れる野良犬の歌

 M11 英雄にあこがれて 【作詞作曲:ヒロト】
  転調多めのビートが印象的なミディアム・ロック 歌詞は短命なヒーローに憧れる少年がテーマ、中学生男子なら一度は妄想したことがあるのでは この曲歌いやすいし展開もカッコいいので、カラオケで歌うと楽しい

 M12 チェインギャング 【作詞作曲:マーシー】
  アルバムのハイライトだと思う アコースティック・サウンドに乗せた悲痛的なマーシーボーカルが心に突き刺さる大名曲 この世の真理を暴いたような自虐的な歌詞が泣ける もともとは1stアルバム「THE BLUE HEARTS」に収録される予定だったんだけど、「キリスト」の歌詞がレコ倫に引っかかって収録見送りになったみたい

 TRAIN-TRAIN(1988)

アナログ盤、リマスター版CD

 3枚目のアルバム 誰もが知る超名曲「TRAIN-TRAIN」「青空」を軸として、パンク・ロック、ブルース、カントリーの要素が色濃く出たコンセプトアルバム 収録されてる全12曲が個性的だし、メジャーデビューから1年半しか経過してないのに円熟味さえ感じる堂々たる大名盤 きっとバンドとしての充実度も最盛期を迎えていたんだと思う
 一つだけ不満点を挙げると、、88年に発売されたオリジナル盤は異常に音が悪い 1stと2ndは当時のにしてはかなり音デカかったのに、本作は音小さいし物凄くこもってる 相当ボリューム上げないとヒロトの声もよく聴こえない 2011年にようやくリマスター版CDが発売、音の悪さが見事に改善された 2025年現在に本作を買うなら、リマスター版を買うことを強くオススメします

■全曲感想
 M1 TRAIN-TRAIN 【作詞作曲:マーシー】
  「リンダ リンダ」とともに、邦楽の歴史に名を刻む超名曲 強いメッセージ性を持つ歌詞はすべてが素晴らしいけれど、強いて言うなら3番の歌詞が本当に大好き リリースから35年経っても、この曲には計り知れないパワーを感じる

 M2 メリーゴーランド 【作詞作曲:ヒロト&マーシー】
  ブルーハーツ唯一のヒロト&マーシーの共作 重いサウンドでぐるぐる回り続けるブルース・ロック 一番の聴きどころはやっぱりサビ、ヒロト&マーシーのツインボーカルが炸裂する 一見地味な雰囲気だけど絶対に見逃せない曲

 M3 電光石火 【作詞作曲:ヒロト】
  アルバムで一番好きな曲 メロディーメーカー甲本ヒロトの感性が爆発した、どキャッチーかつパンキッシュなファストチューン 心のど真ん中に突き刺さる圧倒的なサビは何度聴いてもグッとくる 3分に満たない曲ながらも聴きどころ満載の名曲 Aメロ⇒Aメロ⇒Bメロ⇒サビ⇒Bメロ⇒サビという構成も珍しい

 M4 ミサイル 【作詞作曲:ヒロト】
  ロマンチックな歌詞が印象的なキラキラしたスローなポップス 中盤のマーシーのギターソロも穏やかな世界観を彩ってくれる 満点の星空の下で散歩しながら聴きたい

 M5 僕の右手 【作詞作曲:ヒロト】
  ファンから絶大な人気を誇る、亡くなったヒロトの友人に充てたエモーショナルなパンク・ロック 激しいながらも感動的なメロディももちろん大好きなんだけど、2番Aメロの歌詞が特に素晴らしい 子供の頃から何度も勇気づけられた大好きなフレーズ

 M6 無言電話のブルース 【作詞作曲:マーシー】
  ブルージーなミディアム・ロック 無言電話にいら立つストーリーはマーシーの実話らしい 子供の頃は全然好きじゃなかったんだけど、大人になるにつれて好きになってきたスルメ曲

 M7 風船爆弾(バンバンバン)【作詞:河ちゃん・ヒロト、作曲:河ちゃん】
  初の河ちゃん曲 軽快なリズムで突っ走るポップス キャッチーだし歌詞も明るいし、いつ聴いても楽しい気分にさせてくれる大好きな曲 「風船爆弾」って実在する兵器らしい とはいえ歌詞はそんな雰囲気一切感じないし、純粋なラブソングだと解釈してます

 M8 ラブレター 【作詞作曲:ヒロト】
  シングル曲 少年の純粋な恋心を歌ったきれいなラブソング ただし主人公の恋は叶いそうになくて、想い人の幸福を願うという切ないストーリー 大人になった今でも胸を鷲掴みにされる 河ちゃんの高音コーラスも雰囲気の構築に多大に貢献してる

 M9 ながれもの 【作詞作曲:ヒロト】
  2分にも満たない曲ながらも劇的な展開を見せる高速カントリーロック 友達への別れを綴った歌詞は、激励と奮起の想いが多いに詰め込まれてる

 M10 ブルースをけとばせ 【作詞作曲:マーシー】
  マーシーボーカルの必殺ブルース・ロック 確固たる決意が込められた歌詞とハスキーボーカルの相性が抜群 マーシーしか書けない歌詞は全部いいんだけど、中でもAメロの「やりたくねえ事 やってる暇はねえ」は影響受けまくったな

 M11 青空 【作詞作曲:マーシー】
  本作のマーシー曲で一番好き、詩人 真島昌利の感性が爆発した超名曲 国籍や人種によって差別される世界を歌ったアコースティック・バラード 真っすぐなヒロトのボーカルも、激情するマーシーのコーラスも、サビの河ちゃんのコーラスも何もかもが美しい 極めつけは中盤のギターソロ、ブルーハーツで一番好きなソロかも

 M12 お前を離さない 【作詞作曲:マーシー】
  アルバムを締めくくるのはブラスとピアノが印象的なミディアム・ロック 男らしい歌詞と、何度も歌われるマーシーのコーラス「Oh Baby give me one more kiss」に聴くたびに毎回痺れてしまう

 BUST WASTE HIP(1990)

アナログ盤、リマスター版CD

 4枚目のアルバム 前作「TRAIN-TRAIN」が大ヒットしてツアーで全国を駆け回った後、しばらくの休息期間を挟んで発表された、レーベル移籍後初めての作品 これまでの作品はパンク・ロックやブルースを主軸としたストレートな作風だったけど、本作はポップスやミディアムテンポの曲が多く、歌詞も一見シュールな表現が増えた、いわゆる過渡期 マーシーいわく予定調和を破壊したかったらしい ただしどの曲も個性豊かだし、クオリティ高い曲が沢山収録されてるので、飽きずに何度も聴ける傑作

■全曲感想
 M1 イメージ 【作詞作曲:マーシー】
  これまでの作風とは一線を画した、重厚なバンドサウンドでかき鳴らすミディアム・ロック やっぱりこの曲はサビのフレーズ「中身がなくてもイメージがあればいいよ」が印象的 当時は「言葉」の意味について強く求められるようになってたみたいだから、世間への反抗の思いも込められてるんだろうな とはいえ決して意味を放棄したわけではなくて、マーシーならではの直接表現と比喩表現が冴えた名詞だと思う

 M2 殺しのライセンス 【作詞作曲:ヒロト】
  物騒なタイトルが目を引くミディアム・ロック ヒロトらしい人懐っこい歌メロに乗った歌詞は、シュールながらも想像の余白が多分に仕込まれてる 一番の聴きどころは白井さんのピアノ、鮮やかに曲を彩ってくれてる

 M3 首つり台から 【作詞作曲:ヒロト】
  シングル曲 指名手配犯の生き様と思想を歌った痛快でキャッチーなロックンロール 歌詞はスリリングな世界観、短編映画を観ているような気持ちにさせてくれる この曲聴くとワンピースのゴール・D・ロジャーを思い出すのはきっと自分だけじゃないはず

 M4 脳天気 【作詞作曲:マーシー】
  ここからマーシー曲が4曲続くけど全部名曲、晴れた日に聴きたい癒し系フォークロック この曲作ったときのマーシーは、バンドが売れて自分が有名になっていくことに対してかなり悩んでたみたい そんな背景を踏まえると、脱力感あふれる歌詞がとっても深いものに思える

 M5 夜の中を 【作詞作曲:マーシー】
  本作のマーシー曲で一番好き 同時期に制作されたマーシーソロ「HAPPY SONGS」(大名盤です)にも収録されてそうな、冬の夜に似合うあたたかなポップ・バラード 曲の半分はヒロトとマーシーのツインボーカル、激アツ ロマンチックでファンタジーのような世界観の歌詞も良すぎる

 M6 悲しいうわさ 【作詞作曲:マーシー】
  歌謡曲みたいなマイナー調の曲 一番の聴きどころは終始暴れまわるマーシーのギター、ブルージーなフレーズを連発する名演 ベストアルバムのボーナスCDでは演歌歌手の八代亜紀がカバー、八代Verが原曲なんじゃないか?って錯覚するほどのハマりっぷり

 M7 Hのブルース 【作詞作曲:マーシー】
  初期ブルーハーツでは絶対やらなかったであろう重厚なブルース 決してキャッチーではないし、7分ある長い曲だけど、演奏が超かっこいいので飛ばし厳禁

 M8 夢の駅 【作詞作曲:ヒロト】
  イントロのベースが印象的、能天気なスカ風味のポップス 一発で覚えられるようなキャッチーなサビが好き 前曲がヘビーな曲だったので、清涼剤的な役割も果たしてくれてる

 M9 恋のゲーム 【作詞作曲:ヒロト】
  実はアルバムで一番好き 歌メロの良さはブルーハーツ屈指だと思うし、何と言ってもマーシーのギターが大好き イントロのギターストロークから超かっこいいし、ヒロトが歌い始めてから曲が終わるまで強烈なギターフレーズを弾きまくってる 歌詞は直接的ではないけれど、ロマンチックでイマジネーションを刺激してくれる こんな良い曲なのにあんまり人気ないように思える もっともっと評価されてほしい

 M10 スピード 【作詞作曲:マーシー】
  もの凄いスピードで突っ走る、アルバム髄一のファストチューン 3番の歌詞では別々の歌詞を同時に歌うというバンド初めての試み この曲、〇薬の曲だとずっと思っているんだけど、本当のところどうなんだろう

 M11 キューティーパイ 【作詞作曲:マーシー】
  最大の問題作、円周率をひたすら叫ぶだけの高速ロックンロール ただの数字の羅列をマーシーが歌うとこんなにカッコよくなるなんて恐れ入った この曲の影響もあって円周率40桁まで暗記してる

 M12 情熱の薔薇 【作詞作曲:ヒロト】
  ブルーハーツの代表曲の一つ、8ビートのシンプルなロックンロール 1回だけしか歌われないサビは、少ない言葉ながらも圧倒的なパワーと存在感を放ってる あと、この曲はシングルVer(ベストアルバムとかに収録されてるやつ)よりも、一発どりで余計な音が入ってない本作収録Verのほうが圧倒的にかっこいい シングルVerはアレンジ過剰な気がする

 M13 真夜中のテレフォン 【作詞作曲:河ちゃん】
  初の河ちゃんメインボーカル 切ないグッドメロディーと河ちゃんの暖かい声質が好相性 ちょっと時代を感じる音作りだけど結構好きな曲 他の河ちゃんメインボーカル曲は「宝もの」とPAN収録曲のみ、もっと歌ってくれてもよかったのに

 M14 ナビゲーター 【作詞作曲:ヒロト】
  ファンから絶大な人気を誇る隠れた名曲(言うほど隠れてないか) 壮大な旅路を綴った歌詞は、「人生」そのものに通じるところも多分にありそう 文学的な歌詞が大好きで、小学校の卒業文集にこの曲のフレーズを引用した思い出がある 終盤にはオーケストラも参加、最高の余韻を残してアルバムを締め括る

 HIGH KICKS(1991)

アナログ盤、リマスター版CD

 5枚目のアルバム 前作の作風をさらに突き進めた、どこか力の抜けた曲が多く収録された作品 当時は結構賛否両論だったみたいで、初期のようなパンク・ロックが好きな人からは敬遠されがちなアルバムだと思うし、ブルーハーツで好きなアルバム人気投票やらせたらおそらく「PAN」の次に人気ないアルバムだと思う 自分も子供の頃はあんまり好きじゃなかったんだけど、リラックスしつつ円熟みのある作風がクセになってきて、今ではキャリアの中でも結構(4〜5番目くらい)好きなアルバム 曲のクオリティもこれまでの作品と比較しても決して落ちてないと思う あと歌詞カードのアートワークはなかなかに怖い、小学生のときにこの作品を敬遠してた一因かも

■全曲感想
 M1 皆殺しのメロディ 【作詞作曲:ヒロト】
  世の中のバカどもを皆殺しにする強烈なパンク・ロック イントロの「バカーー!!」のシャウトから超かっこいい 一見意味のなさそうな歌詞に思えるけど、最後の大サビは強いメッセージ性が込められている マキシマムザホルモンがシングル「ざわ・・・ざわ・・(以下略)」でカバー、ダイスケはんのシャウトと卓越した演奏技術で突っ走る名演

 M2 M・O・N・K・E・Y 【作詞作曲:ヒロト】
  バイク乗りにはたまらない、モンキー(50ccの原付)への愛を歌ったミディアム・ロック ほどほどに力が抜けつつポップな曲調ながらも、サウンドは間違いなくロックンロール 晴れた日にツーリングしながら聴くと最高

 M3 心の救急車 【作詞作曲:河ちゃん】
  心を病んだ人々を必ず救いに行く、あたたかなミディアム・ポップ キャッチーな歌メロに乗ったヒロトの優しいボーカルも良い 令和の今でこそこの曲が必要だと思う

 M4 あの娘にタッチ 【作詞作曲:ヒロト】
  シングル曲 これまでのブルーハーツのシングルって、ロックンロールな曲やバラード曲が多数だったから、こういうゆるいポップスがリリースされた当時は物議を醸したんじゃないかな、、 ただし曲のクオリティは依然として高く、前曲「心の救急車」と同じくあたたかなミディアム・ポップ ただしデンジャラスかつスリリングな雰囲気も見え隠れしてて、そのアンバランスさも良い

 M5 ホームラン 【作詞作曲:マーシー】
  この曲大好き 仲間と草野球をするという喜びとワクワク感にあふれたフォーク風味のミディアムチューン 歌詞の「時速1000キロ剛速球」「銀河系のその彼方までかっ飛ばしてやる」など非現実的な描写は、漫画やアニメが好きな小学生の頃の純粋な気持ちを鮮やかに描写してるし、最後のフレーズ「21世紀の金田やONがいるぞ」は子供たちへの将来の希望が込められててグッとくる

 M6 泣かないで恋人よ 【作詞作曲:マーシー】
  マーシー渾身のスローバラード 前向きな言葉で恋人を励ますストレートな歌詞も良いし、その歌詞を丁寧に歌い上げるヒロトのボーカルも泣ける

 M7 THE ROLLING MAN 【作詞作曲:マーシー】
  初期には絶対にやらなかったであろう、ミディアムテンポのTHE ロッケンロール 同時期に制作されたマーシーソロ「RAW LIFE」にも収録されてそうな雰囲気(大名盤、いつか語りたい) 洋画のような男気あふれる歌詞もカッコいい

 M8 東京ゾンビ(ロシアンルーレット)【作詞作曲:ヒロト】
  本作のヒロト曲で一番好き かなり激しいパンク・ロックだけど、激しいだけの一辺倒にならずに、決して重苦しくないアレンジ 歌メロも一発で覚えられるくらいキャッチー 歌詞はいわゆるdead or aliveって感じで、物騒な雰囲気なんだけど、何も考えずにノリノリで聴くのが正しい聴き方だと思う

 M9 HAPPY BIRTHDAY 【作詞:河ちゃん・ヒロト、作曲:河ちゃん】
  生きることを支持して力強く背中を押してくれるキャッチーなポップ・ロック 歌詞もドラマチックだし、最後のフレーズ「生きることはカッコいい」で毎回感動してしまう

 M10 闘う男 【作詞作曲:マーシー】
  リングで闘い続ける男を歌った応援歌 自分は格闘技なんかやったことないけど、この曲聴くと勇気と闘志がわいてくるし、受験や就活や重要な仕事とか大事な場面において気持ちを震い立たせたいときによく聴いてた大好きな曲 きっとこれまでにたくさんの人がこの曲を聴いて勇気づけられてきたんだろうな

 M11 ネオンサイン 【作詞作曲:ヒロト】
  一聴しただけじゃちょっとインパクト弱いかもしれないかもしれないけど、絶対に見逃せない曲 冷たい都会で生きる生き物(人間・猫・犬)をやさしく包み込んでくれるポップソング 最後のサビのフレーズなんかは涙なしには聴けない こんなに凄い曲なのに、これまで発売された何枚ものベストアルバムに一切収録されず 勿体ない

 M12 TOO MUCH PAIN 【作詞作曲:マーシー】
  シングル曲 間違いなくアルバムのハイライトだと思うし、中期ブルーハーツを代表する大名曲 ノスタルジックなハーモニカとピアノで奏でられるイントロからもう泣きそうになるし、悲劇的ながらも抒情的な歌詞も素晴らしい 実はデビューする前から存在する曲みたい ベストアルバムのボーナスCDでは銀杏BOYZがカバー、ブルーハーツ大好きな峯田らしい愚直かつ純粋さにあふれた名演

 M13 さすらいのニコチン野郎 【作詞作曲:マーシー】
  「THE ROLLING MAN」と同じくミディアムテンポのロッケンロール この曲子供の頃は全然好きじゃなかったんだけど、重厚なバンドサウンドと痛快なギターリフにある日突然ピンときて、今ではアルバムで一番好きな曲になった 自分はバイク乗りで煙草も吸うから、その辺りでもフィーリングが合ったのかもしれない(この曲の主人公は船乗りっぽいけど、同じさすらい人なのでそう解釈させて) 原曲はマーシーがブルーハーツ結成前に活動してたバンド:ブレイカーズの「BEATにしびれて」、歌詞は大幅に改変されてる

 STICK OUT(1993)

アナログ盤、リマスター版CD

 6枚目のアルバム この作品を最高傑作と称する人も沢山いると思う 初期のパンク色や中期のミディアム・ロックとも全く違う、疾走感あふれるロッケンロールがこれでもかというほど詰め込まれた、13曲42分を駆け抜ける作品 ブルーハーツの代表曲「夢」「1000のバイオリン」「月の爆撃機」も収録されてるので初めて聴くアルバムとしてもオススメ  
 有名な話だけど、本作と次作の「DUG OUT」は2つで1つのアルバムで、本来は2枚組にする予定だったみたいだけど、2枚組だと重くなっちゃうから別々にわけたみたい ブルーハーツのキャリアの中でも最上級に好きな、次作「DUG OUT」と合わせて生涯大事にしたい一枚

■全曲感想
 M1 すてごま 【作詞作曲:ヒロト】
  聴くものすべてを蹂躙する重厚なロックンロール フェードインする爆裂イントロから前作「HIGH KICKS」とは全然違うし、うっすら感じられた迷いが完全に吹っ切れたように思える この曲はとにかく歌詞がすごい、Aメロでは戦争に行く人視点、サビは権力者視点で綴られるんだけど、それぞれの「戦争をする」ということへの目線が全く違う 中でも最後のサビの「死んでくれないか」というフレーズが重くのしかかる

 M2 夢 【作詞作曲:マーシー】
  シングル曲でブルーハーツの代表曲の一つ 夢を叶えることへの欲望と確固たる意志を含んだ歌詞が大好き 2分半しかない曲だけど、ヒロトは歌いっぱなしで歌詞も長め、歌メロもシンプルながら終始キャッチーで、短さを全く感じさせない

 M3 旅人 【作詞作曲:ヒロト】
  シングル曲、叩きつけるようなピアノが印象的な軽快なロックンロール 旅に出ることを歌っているけど、チェルノブイリ原発事故で汚れた地球の中で、自分の意志を持って生きていくという歌だと解釈している PVはかなり卑猥(放送禁止になった)

 M4 期待はずれの人 【作詞作曲:ヒロト】
  4曲目で少しテンポダウン、どっしりとしたミディアムロック 他者からの期待に応えようとすることへの疲れと反抗が感じられる歌詞は聴いててしんどくなる

 M5 やるか逃げるか 【作詞作曲:マーシー】
  再びアクセル全開、イントロのピアノとギターのユニゾンが美しいロックンロール この曲も恐らく戦争に行く人を歌ってる曲なんだけど、ヒロト作の曲と比べて自己犠牲への葛藤と迷いの面が強い

 M6 テトラポットの上 【作詞作曲:ヒロト】
  2分間を超展開であっという間に駆け抜ける高速ナンバー 釣り人がテーマの歌詞もとってもドラマチックで、目に浮かぶようなストーリー 頭ブン回したくなるサビと重戦車のようなゴリゴリしたマーシーのギターが最高 

 M7 台風 【作詞作曲:マーシー】
  フェードインするイントロから始まるロックンロール 本当にでかい台風がやってきたような暴力的な音作り 短い曲ながらも、特にBメロの歌詞は強烈なインパクト

 M8 インスピレーション 【作詞作曲:河ちゃん】
  河ちゃんの強みが存分に発揮されたメロディアスかつ軽快なポップ・チューン かなり好きな曲なんだけど、ヒロトが「歌いたくない」って拒否した例のフレーズはやっぱりどうしてもひっかかる

 M9 俺は俺の死を死にたい 【作詞作曲:マーシー】
  久しぶりのマーシーボーカル曲 まずタイトルから天才的、こんなの絶対マーシーしか思いつかない 歌詞は様々な童話の登場人物を引用し、「自分らしく生きる」という確固たる決意を力強いハスキーボイスで歌う BPMは遅めだけどアルバム随一の熱量が込められた、唯一無二の存在感を放つ曲

 M10 44口径 【作詞作曲:ヒロト】
  軽快なサウンドで駆け抜けるロックンロール 歌メロは一発で覚えられるくらいわかりやすくてキャッチーで、アルバムの中でもかなり好きな曲 吉本所属のお笑いコンビ「2丁拳銃」はこの曲の歌詞からとったみたい

 M11 うそつき 【作詞作曲:マーシー】
  ゴリゴリのバンドサウンドで突き抜けるパンク・ロック 「嘘」をつくという事へのマーシーなりのワーニングが込められた歌詞が深い

 M12 月の爆撃機 【作詞作曲:ヒロト】
  アルバムで一番好きだし、ブルーハーツの曲の中でも1位2位を争うくらい大好きな神曲 シングルカットされてないけど、この曲が一番好きっていう人も結構見かける 月夜を駆け抜けるようなギター&淡い月の光を描いたようなピアノを主軸としたバンドサウンドに乗ったキャッチーな歌メロも大好きなんだけど、この曲の一番の良さは孤独を綴った歌詞 決して後ろ向きにはならず、自分が決めたことを突き通すという確固たる決意が込められた勇気の出るストーリー 自分もこれまでもこれからも「薄い月明かり」を手掛かりに生きるって決めてる
 カバーになるけど、2015年に放送されたアニメ「ローリング☆ガールズ」のEDテーマに抜擢された(OPテーマは人にやさしくのカバー) 元気なガールズ・ポップ・ロックで、原曲とは雰囲気違うけど結構好き このアニメ、OP・ED以外にもブルーハーツのカバーが本編で多数流れるので一見の価値有りです

 M13 1000のバイオリン 【作詞作曲:マーシー】
  シングル曲 本作のマーシー曲で一番好きだし、ブルーハーツの全曲の中でも五指に入るくらい大好き マーシーの文学的な歌詞が冴え渡った、圧倒的な存在感を誇る超名曲 ヒマラヤほどの消しゴ厶とミサイルほどのペンを片手に、理想の未来を描いていくという希望に満ちた歌詞は、沢山の人に希望と勇気を与えたと思う 鮮やかなピアノが印象的なアウトロは少し長めだけど、とっても美しいので、終わらないでくれって毎回思ってしまう

 DUG OUT(1993)

アナログ盤、リマスター版CD

 7枚目のアルバム 前作「STICK OUT」と対を成す、ミディアムテンポのバラードとポップスが詰め込まれた穏やかな一枚 STICK OUTと比較すると若干人気なさげだけど、クオリティは前作同等もしくはそれ以上かもしれない 心に染み渡るような曲が沢山入ってるし、何よりもマーシー作曲の6曲がとんでもないクオリティ 個人的な感想になるけど、89〜94年あたりのマーシーは国内最高のシンガーソングライターだったんじゃないか?と思ってる(もちろんハイロウズ以降の時期のマーシーも大好きだけど、この時期に作った曲は飛び抜けてる)
 マーシーの話ばかりしたけど、もちろんヒロト作曲の曲も良い ミディアム・ポップの曲が多めで聴いてて楽しい気分になるし、何よりもブルーハーツ屈指の名曲「夕暮れ」も収録されてる STICK OUTと合わせて生涯大事にしたい心の名盤

■全曲感想
 M1 手紙 【作詞作曲:マーシー】
  1曲目から超名曲、オーケストラがフィーチャーされた神秘的なミディアムバラード 歌詞はブルーハーツ史上一番難解かもしれない(自分もいまだによくわかってない)が、心に残るフレーズが随所に散りばめられてて、文学的かつファンタジック この曲は雑には扱いたくない、ながら聴きせず歌詞カードを眺めながらじっくりと聴きたい
 本作収録の音源も素晴らしいけど、映像作品「ザ・ブルーハーツ凸凹珍道中」に収録されているライブVerが一番好き、オーケストラの音が強調されてて、ヒロトのボーカルもより真っ直ぐに突き刺さる最高のアレンジ

 M2 緑のハッパ 【作詞作曲:ヒロト】
  トランペットとキーボードが印象的、ヒロトらしさ全開の軽快なポップス タイトルで大体察しがつくけど、〇薬がテーマ 今作収録のヒロト曲はいつになくおとぼけ感&童謡風の曲が多い(夕暮れを除いて)

 M3 トーチソング 【作詞作曲:マーシー】
  この曲大好き、晴れた日の水面のようなキラキラしたサウンドが心を掴むミディアムチューン 一番の聴きどころは白井さんのピアノ、色んな音色が使われていて鮮やかにサウンドを彩ってくれるし、天才的な比喩表現の冴えた歌詞も良い 直接的ではないながらも失恋の気持ちを歌った曲なのかな

 M4 雨上がり 【作詞作曲:マーシー】
  サイダーのように爽やかなアコースティック 馴染みやすい牧歌的な歌メロも素晴らしいんだけど、短いながらも夕立が止んだ後の特別感を完璧に表現したような歌詞が特に凄い 特にサビの歌詞なんて絶対凡人には書けない

 M5 年をとろう 【作詞作曲:マーシー】
  過ぎていった心に軽やかな風を吹かす、情熱的なマーシーボーカル 「年をとる」っていうことを全面肯定してくれる曲 少ない音数ながらも静かに盛り上がるサビも泣ける こんなに凄い曲なのに、これまで発売された何枚ものベストアルバムに一切収録されず 勿体ない

 M6 夜の盗賊団 【作詞作曲:マーシー】
  「月の爆撃機」と並んでブルーハーツで一番好きな曲、美しく壮大なミディアム・バラード 物語のテーマは最近免許をとった若者が仲間たちと夜のドライブに行く、という日常の中の非日常を歌ったストーリー 歌詞の一つ一つに直接表現と比喩表現が絶妙なバランスで同居していて想像力を掻き立てられるし、何より可能性と希望がふんだんに詰め込まれてる 歌メロを丁寧に歌い上げるヒロトのボーカルも良い 極めつけはラスサビのマーシーのコーラス&シャウト、何もかもが美しい珠玉の名曲

 M7 キング・オブ・ルーキー 【作詞作曲:ヒロト】
  アルバム後半はヒロト曲が多め、ほのぼの&ふわふわしたミディアムポップ 今はうまくいかなくても将来はビッグになってやるっていう気持ちが込められた歌詞が良い 弟の甲本雅裕さんに充てて作った曲らしい

 M8 ムチとマント 【作詞作曲:ヒロト】
  この曲もおとぼけ感あふれるミディアムナンバー 歌詞はたぶんSMの曲 この曲の良さにまだ気づけてない、、(好きな人ごめんなさい)

 M9 宝もの 【作詞作曲:河ちゃん】 
  河ちゃんの作った曲の中で一番好き、満点の星空の下で聴きたい劇的なバラード イントロのキーボードから世界観に引き込まれるし、穏やかなボーカルも心を優しく包みこんでくれる 随所で挟まれる河ちゃんの高音コーラスも素晴らしい(主旋律も副旋律も全部河ちゃんが歌ってる)

 M10 夕暮れ 【作詞作曲:ヒロト】
  ラストシングル曲 本作のヒロト曲で一番好き 夕暮れの情景を見事に表現したサウンドと、優しく力強いヒロトのボーカルの相性が抜群 何よりも最後の歌詞「それよりももっと赤い血が体中を流れてるんだぜ」はヒロトの感性が爆発した名フレーズだと思う
 スタジオ音源も最高だけど、イントロからマーシーが弾きまくる野音のライブアルバム収録Verも良い(こっちが本来の姿らしい、スタジオ音源はイントロのギターがバッサリ削除されてる) 聴くたびに自分の心のドアをノックしてくれる大好きな曲 
 2016年に発売された「re-mix re-spect」っていうアルバムでは、神聖かまってちゃんがカバー 名盤「幼さを入院させて」に収録されてそうなサウンドと、丁寧に歌うの子のボーカルが心に突き刺さる名曲 かまってちゃんファンは絶対に聴いたほうがいい (余計な話だけど、このアルバムはかまってちゃん以外のアーティストは純粋なカバーじゃないので、無理にアルバム買わなくていいと思う 夕暮れだけ単体で配信でも買えるし)

 M11 パーティー 【作詞作曲:ヒロト】
  シングル曲 名作「DUG OUT」のクライマックスを担う賑やかなパーティー・ソング サビのコーラスは一緒に歌いたくなる 歌詞はかなり難解(特にAメロ)、日常の中に潜むモヤモヤやイライラ感を歌っているのかな 曲の最後でドラムが倒れる終わり方も良い

 M12 チャンス 【作詞作曲:マーシー】
  ハーモニカとアコギの相性が抜群、夕暮れに聴きたいアコースティック・ナンバー ヒロトは比較的淡々と歌っているけど随所に挟まれるマーシーのコーラスは情熱的 一見地味な曲かもしれないけどかなり好きな曲

 PAN(1995)

アナログ盤、リマスター版CD

 ブルーハーツ最後のアルバム 解散が決定した後、事務所の契約消化のために仕方なく出された作品らしい ビートルズのホワイトアルバムをオマージュしたようなジャケットが印象的、メンバーがそれぞれ個々に録音してきた曲の集めたもの とはいえ曲のクオリティは他の作品と比較しても全然落ちてないし、メンバーの個性が全面に発揮されてるし、個人的にも大好きな曲も沢山入ってるので(嫌いな曲もあるけど)、今でも愛聴してる作品 ただし「ブルーハーツの作品」では決して無いので、1st〜7thアルバムを一通り聴いたあとに最後に聴くのが良いと思う

■全曲感想
 M1 ドラマーズ・セッション 【作曲:梶くん】
  ドラムの梶くん作曲 5人のドラマーによる7分近くあるインスト曲 昔はよくわかんなくて毎回飛ばしてたんだけど、大地を揺らすような熱い演奏が癖になってきて、最近結構好きになってきた

 M2 ヒューストン・ブルース(月面の狼) 【作詞作曲:ヒロト】
  ヒロトのバンド「ヒューストンズ」が演奏、この曲めちゃくちゃカッコいい 出だしの2分以上ある電子音主体の長尺イントロからヒロトの声が聴こえたその瞬間からずっとヒューストンズのターン 歌詞は天国と神様を全面否定してるんだけど、河ちゃんが怒って幸〇の科学の信者にヒロトに代わり謝罪したらしい曰くつきの曲

 M3 もどっておくれよ 【作詞作曲:マーシー】
  ノスタルジックなバラード フルオーケストラのサウンドとマーシーのボーカルの相性が抜群 戻ってこない夏の思い出を丁寧につづった歌詞も良い 一番の聴きどころはアウトロ、子供の頃の夏の思い出がまさに目に浮かぶような美しい演奏
 余談だけど、2015年に発売されたベストアルバム「ALL TIME MEMORIALS」のラストに収録された ブルーハーツに対して「もどっておくれよ」っていう意味も込められているのかな (個人的には、ザ・クロマニヨンズっていう最高のバンドが今もロックシーンの最前線で活動してて、ヒロトとマーシーもそのバンドで楽しそうにしてるから、まだもどってこなくていい)

 M4 ボインキラー 【作詞作曲:ヒロト】
  どこか気の抜けたイントロ&Aメロながらも、サビは一転してシリアスな雰囲気になる そのサビは超絶カッコいい、短いフレーズながらも意味深な言葉が心に突き刺さる

 M5 花になったかまきり 【作詞作曲:梶くん】
  梶くん必殺のトロピカルチューン ブラス・ホーン・パーカッションなど色んな音が鳴ってて賑やかな仕上がり 梶くんと複数の女声ボーカルでデュエットする曲構成も良い ブルーハーツとはかけ離れた音楽性だけど、聴いてて元気になる曲なので、大好きな曲

 M6 バイ バイ Baby 【作詞作曲:マーシー】
  アルバムで一番好きな曲、イントロのストリングスで心全部持ってかれる最強のオーケストラ・ナンバー マーシーの感性が爆発した歌詞も良い、特にAメロの「恋をしていた僕は3mくらい 君をなくした僕は今じゃ2cmくらい」って歌詞は凄すぎ 解散を意識したのかはわからないけど、今作のマーシー曲はいつになく感傷的だ

 M7 歩く花 【作詞作曲:ヒロト】
  アルバム屈指の人気曲、ヒロトの優しさと唯一無二の感性が炸裂したフォーク・ロック 愛する人を見守り続ける歌詞も泣ける この曲大好きだから、ブルーハーツ4人の演奏で聴いてみたかったな、、

 M8 休日 【作詞作曲:マーシー】
  マーシーのソロアルバムに収録されてそうな、晴れた日に一人で出かけてるときに聴きたいフォーク風味のミディアム・ロック 歌詞は自分の住んでいる町の情景を眺めつつも、自身の旅立ちを予感させるようなストーリー、心情描写と風景描写のバランス感が見事

 M9 トバゴの夢(キチナーに捧げる)【作詞作曲:梶くん】
  M5「花になったかまきり」と同じく南国チックな曲 ブラジルでカーニバル踊ってるような豪華なサウンドが存分に楽しめる 7分以上ある曲だけどダレない

 M10 幸福の生産者 【作詞作曲:河ちゃん】 
  タイトルからしてあの宗教団体のことを歌ってるし、歌詞のテーマもあからさまな大川〇法讃歌 河ちゃんには申し訳ないがこの曲嫌い バンド解散の大きな要因になった自身の思想を曲に持ち込まないでいただきたい

 M11 Good Friend(愛の味方)【作詞作曲:河ちゃん】 
  本作の河ちゃん曲の中では一番好き、ジュンスカみたいなビートロック シンプルなバンドサウンドながらも曲展開凝ってて、歌メロもキャッチーだし、隠れたメロディメーカー河ちゃんの本領発揮って感じ ただし歌詞はバンド内のいざこざ(特にヒロトに対する)への弁明と皮肉のようにも聴こえる

 M12 ひとときの夢 【作詞作曲:河ちゃん】 
  この曲も嫌い 「幸福の生産者」ほどあからさまじゃないけどやっぱり某宗教団体をテーマにしてるようにしか聴こえない もしかしたら純粋なラブソングなのかもしれないが(もうそうならすみません)

 M13 ありがとさん 【作詞作曲:河ちゃん】 
  ブルーハーツ最後の曲はシンプルなフォークソング バンドを応援してくれたファンへの感謝を歌う 独特の余韻を残してアルバムを締め括る

 ALL TIME SINGLES 〜SUPER PREMIUM BEST〜(2010)

完全生産限定盤

 結成25周年を記念して発売されたシングル・コレクション キャリアの全シングルの表題曲とカップリング曲が収録された2枚組 アルバム未収録曲が12曲、アルバム未収録Verが3曲(リンダリンダ・情熱の薔薇・俺は俺の死を死にたい)、アルバム収録曲のライブVerが3曲も入ってる これらの曲を全部揃えるには既発の4枚のベストアルバム「SUPER BEST」、「EAST WEST SIDE STORY」、「singles 1990-1993」「MEET THE BLUE HEARTS」全て揃えないといけなかったから、これを買うだけでアルバム未収録曲がほぼ全て聴けるというお買い得仕様(一部聴けない曲はあります、この後触れます) カップリング曲にクセのある曲は何曲か存在するけど、ブルーハーツ入門編としてもぴったりだと思う

■全曲感想(※既に言及した曲は割愛)
・disc1
 M1 1985 【作詞作曲:ヒロト】
  伝説の始まり ブルーハーツが初めてスタジオ録音した曲 反戦を綴った歌詞は何度聴いても心に突き刺さるし、印象的な最後のセリフは、翌年以降数々の伝説を残して名実ともに「日本代表ブルーハーツ」となった、かっこよすぎ この曲のシングルレコード(ソノシート)がライブ会場限定で200枚配布されたらしいんだけど、今ではプレミアついててとてもじゃないけど手が出せない(たまにヤフオクで出品されるけど、平気で数十万する)

 M2 人にやさしく 【作詞作曲:ヒロト】
  シングル曲でブルーハーツの代表曲の一つ きっとこの瞬間も誰かがこの曲を聴いて勇気づけてられてると思う、やさしさ溢れる究極の応援歌 ストレートなパンク・ロックに乗せた真っ直ぐな歌詞は、スピッツの草野さんはじめ多くのバンドマンに衝撃を与えた 自分も小学生の頃からずっと気が狂いそうなくらい大好きだし、これからも大事にしたい心の名曲 あと、「人にやさしく」には7インチのシングルレコードにしか収録されていないバージョンが存在する CD収録Verよりも生々しいアレンジ、ヒロトのボーカルも結構違う 自分も去年レコード買ったんだけどCDVerより良かった、レコ屋で見かけたらぜひ

 M3 ハンマー(48億のブルース)【作詞作曲:マーシー】
  シングル「人にやさしく」のカップリング曲 ヒロトとマーシーのツインボーカルでぶん殴るパンク・ロック この曲も7インチシングル「人にやさしく」にしか収録されてないVerがある 例によってよりパンクロック調で生々しいアレンジ、CDverより好き

 M5 僕はここに立っているよ 【作詞作曲:マーシー】
  シングル「リンダ リンダ」のカップリング曲 どんな状況に追い込まれても「クソッタレ」って叫ぶ、反抗精神あふれるマイナー調のパンク 過激な歌詞ながらも、3番Aメロの歌詞は純粋かつ真摯でグッときてしまう

 M8 ブルーハーツのテーマ 【作詞作曲:ヒロト】
  シングル曲で、日本代表ブルーハーツのテーマ曲 もともとは1stアルバム「THE BLUE HEARTS」に収録される予定だったんだけど、冒頭の歌詞がレコ倫に引っかかって収録見送りになったみたい 曲自体はストレートなパンクロック、2分と短いけどキャッチーな歌メロと印象的なフレーズが炸裂する名曲 特にサビの「あきらめるなんて死ぬまでないから」が大好きで、人生の格言にしてる

 M9 シャララ 【作詞作曲:ヒロト】
  シングル「ブルーハーツのテーマ」のカップリング曲 ポップで楽しげなアレンジで終盤には子供のコーラスも参加 ただし歌詞はいつになくシニカルで、最後のサビのフレーズはドキッとしてしまう その塩梅がクセになる独特なナンバー

 M10 チェルノブイリ 【作詞作曲:マーシー】
  シングル「ブルーハーツのテーマ」のカップリング曲 この曲単体で7インチレコードも発売された マイナーコードのギターリフが印象的な、シリアスなロックンロール 歌詞はかの有名なチェルノブイリ原発事故のことを歌っているけど、決して他人事にはしてなくて、自分たちへの国への警鐘の意味も込められているように思える 

 M16 平成のブルース 【作詞作曲:マーシー】
  シングル「青空」のカップリング曲 ブルーハーツで一番長い曲で再生時間は9分56秒、歌メロも19番ある 10分間同じメロディを繰り返すだけなのでちょっと単調な感じはするけど、ブルースロック全開の演奏は超かっこいいし、特に8番~17番の歌詞は凄すぎるので、決して聴き逃しちゃいけないナンバー

・disc2
 M2 鉄砲 【作詞作曲:マーシー】
  シングル「情熱の薔薇」のカップリング曲 ストレートなロックンロールながらも、ラストは謎のシンガロングで大団円を迎える凝った曲 ヒロトのボーカルは初期とは全然違うし、演奏も強靱 まるでハイロウズみたい

 M4 シンデレラ(灰の中から)【作詞作曲:河ちゃん】
  シングル「首つり台から」のカップリング曲 イントロが衝撃的、まるで海の底に沈んでいくようなアレンジ 海底で河ちゃんの声が聴こえたあとはストレートなビートパンクが鳴らされる 歌詞はやや後ろ向きながらも優しく背中を押してくれる応援ソング、全然人気ないみたいだけどかなり好きな曲

 M6 わーわー 【作詞作曲:マーシー】
  シングル「あの娘にタッチ」のカップリング曲 ライブバージョンのみ存在するストレートなパンク・ロック コール&レスポンスで突き抜ける展開もかっこいい 歌詞の半分は「わーわー」って言ってるだけなのに、謎に感動してしまう

 M15 俺は俺の死を死にたい(Alternative version)【作詞作曲:マーシー】
   シングル「1000のバイオリン」のカップリング曲 「STICK OUT」収録の原曲よりもラフで生々しい音像、BPMもほんの少し早くなったかも 歌詞も若干違います、比較してみて 

 M16 1001のバイオリン 【作詞作曲:マーシー】
  シングル「1000のバイオリン」のカップリング曲 表題曲のオーケストラVer 豪華なストリングスが歌詞の壮大な世界観をグッと引き立ててくれるし、ヒロトの力強いボーカルと相性抜群  ブルーハーツの大ファンであった映画監督の深作欣二は、葬儀でこの曲をかけさせたらしい

 その他アルバム収録曲

SUPER BEST、EAST WEST SIDE STORY

オリジナルアルバム&シングル・コレクションどちらにも収録されてない曲も紹介しておきます 公式音源のない曲(窓をあけよう、伝染病、おまえの宇宙にいれてくれ、ほんの少しだけ等)と、既発曲のライブVerは今回省略します
 

 ・ブルーハーツより愛をこめて 【作詞作曲:ヒロト】
  前期ベスト「SUPER BEST」に収録 ライブ映像「日比谷野外音楽堂ライブ」に収録された音源をそのままCD音源化したみたい ヒロトの愛のこもったボーカルと泣きのメロディが炸裂したスローバラード ここ最近のベストアルバムにも収録見送られてるし、この曲が埋もれつつあるのはあまりにもったいない

 ・夜の盗賊団(Alternative version)【作詞作曲:マーシー】
  後期ベスト「EAST WEST SIDE STORY」に収録 「DUG OUT」収録の原曲は文句のつけようのない神曲だったけどこっちも素晴らしい 原曲とは打って変わってホーンが印象的な明るめで大人な雰囲気に様変わりしてる 個人的な印象だけど、原曲は20歳前後の若者たちの青春の1ページ、Alternative versionは30歳前後の壮年が長年の付き合いの仲間と飲みに行くというイメージを勝手に持ってる この曲聴くためにこのベストアルバムを買う価値は絶対にある

 ・TOO MUCH PAIN(Re-mix version)【作詞作曲:マーシー】
  後期ベスト「EAST WEST SIDE STORY」に収録 「HIGH KICKS」収録の原曲よりもマーシーのギターがよく聴こえて、よりロック・バラード風の仕上がり あと、原曲はフェードアウトして終わるけどこっちは完奏して終わる どちらも甲乙つけがたいほど素晴らしい

 余談:好きな曲ベスト15

 自分が特に好きな15曲を改めて考えてみた いつもなら10曲なんだけど、ブルーハーツが好きすぎて今回は15曲にさせてください (15曲も苦渋の決断だったし、何なら50曲くらい選びたかったけど)
 もし自分がベストアルバムを1枚組で発表できるなら、この15曲をいい感じの曲順に並び替えてリリースします

 
 1.夜の盗賊団:「DUG OUT」収録
 2.月の爆撃機:「STICK OUT」収録
 3.手紙:「DUG OUT」収録
 4.1000のバイオリン:「STICK OUT」収録
 5.人にやさしく:ベストアルバム収録
 6.キスしてほしい:「YOUNG AND PRETTY」収録 
 7.夕暮れ:「DUG OUT」収録
 8.恋のゲーム:「BUST WASTE HIP」収録
 9.世界のまん中:「THE BLUE HEARTS」収録
 10.さすらいのニコチン野郎:「HIGH KICKS」収録
 11.バイ バイ Baby:「PAN」収録 
 12.電光石火:「TRAIN-TRAIN」収録
 13.ラインを越えて:「YOUNG AND PRETTY」収録
 14.夜の中を:「BUST WASTE HIP」収録
 15.NO NO NO:「THE BLUE HEARTS」収録

 中後期の曲ばっかじゃんって突っ込まれそう 正直言うと、アルバムトータルの完成度+自分を構成する(人生に多大な影響を与えた)という観点で1枚アルバムを選ぶなら1st「THE BLUE HEARTS」なんだけど、音楽性で言うと後期の「STICK OUT」&「DUG OUT」のほうが好きです

 とはいえ、小学生~中学生の頃にベスト15を選ぶなら、初期三部作の曲をもう少し多く選んでたと思うし、歳を重ねるにつれて音楽の好みが変わってきたのかもしれない(少なくとも、子供の頃は「さすらいのニコチン野郎」と「夜の中へ」は絶対選ばなかった) その幅広さもブルーハーツの魅力だと思う

 あと、1位は「夜の盗賊団」にしたけど、2位の「月の爆撃機」と同率首位 この2曲は昔から飛び抜けて大好きだし、その日の気分で1位は変動する 今日はしんみりしたい気分だったから盗賊団をトップに置いた

 おわりに

 以上、ザ・ブルーハーツの全114曲(Ver違い含めると117曲)レビューでした 20年愛聴している大好きなバンドについて思い入れや好きなポイントを言語化できて楽しかった
 世界で一番好きなバンド、ザ・ハイロウズの全曲レビューもいつかやります

 最後まで読んでくれてありがとうございました

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