29歳女、半年で10人に会ってみた。マチアプの男、だいたいこんな感じ
27歳から28歳にかけて、私はワーキングホリデーに行っていた。
海外で自由に暮らして、帰国したらまた仕事をして、恋愛もして。
そんな感じで、まあ人生なんとかなると思っていた。
ところが、帰国してみたら。
友達、だいたい結婚してる。
しかも結婚だけじゃない。
妊娠している友達までいる。
「え、みんなそんな感じになってたん?」
海外にいる間に、私は何かを置いてきた気がした。
そして29歳。
急に焦り始めた。
「早く彼氏作らなきゃ」
そんなわけで、マッチングアプリを始めた。
最初に会った人と付き合えたので、
「なんや、意外とすぐできるやん」
と思った。
しかし、その彼氏とは2ヶ月で別れた。
「将来を考えられない」
そう言われて、LINEで振られた。
そして私は、またマッチングアプリに戻った。
前に1人目で付き合えたんだから、今回もまあ、そのうち見つかるだろう。
そう思っていた。
甘かった。
そこから半年。
マッチングアプリや友達の紹介で、私は10人の男性に会った。
医者、京大卒、国家公務員、お金持ち。
文字だけ見たら、なかなか豪華なメンバーである。
でも、誰とも付き合わなかった。
ということで今回は、29歳女が半年かけて10人に会った結果、
「マチアプの男、だいたいこんな感じ」
という話です。
1人目:33歳・医者
まず、ハイスペ。
医者。
そして顔もイケメン。
プロフィールだけ見たら、かなり強い。
実際に会ってみても、普通に面白い。
ただ、医者なので、医者トークがすごい。
手術の話とか、結構する。
「へえ〜、医者ってそんな感じなんや」
と聞いている分には面白い。
でも、なんとなく素を出せなかった。
たぶん婚活をかなり意識している人だったんだと思う。
相手も私を見ているし、私も相手を見ている。
「この人は結婚相手としてどうなんだろう」
みたいなジャッジメント感がある。
こっちも自然体ではいられない。
一緒にいて、なんか疲れる。
あと、
服がダサい。
ハリーポッターのカーディガンみたいな服を着ていた。
いや、医者。
顔もイケメン。
でも服がハリーポッター。
人間って難しい。
2人目:29歳・SE
この人は、
絶対いい人。
たぶん悪いところを探すほうが難しい。
ちゃんとしている。
真面目そう。
優しそう。
でも、
つまらない。
そして、異性としての魅力がなかった。
「いい人なんだけど……」
という、婚活で一番よく出てくるやつ。
いい人。
本当にいい人。
でも、付き合いたいかと言われたら、違う。
こういうとき、
「いい人なのに選ばない私は贅沢なのかな」
と思ったりする。
でも、いい人だから付き合えるわけではない。
3人目:29歳・医者
この人は結構よかった。
何がいいって、
話が尽きない。
一緒にいて楽しい。
おまけにイケメン。高身長。
会話が続くし、普通に楽しかった。
1人目の医者と違って全面的に医者を押し出してこないところも居心地良かった。
そして、この人とは3回会った。
3回も会っているので、少なくとも「もう一回会いたくない」という感じではなかった。
むしろ友達としてならかなりいい。
友達としては◎。
ただ。
3回会っても、それ以上距離を縮めたい気持ちにはならなかった。
「一緒にいて楽しい」と「恋愛として好き」は、どうやら別らしい。
そして、もう一つ気になったことがある。
この人、
高頻度で口から食べ物が飛び出してくる。
会話はめちゃくちゃ楽しい。
でも、たまに食べ物が飛んでくる。
恋愛って難しい。
結局、この人が10人の中で一番もう一回会いたいと思った人だった。
なのに付き合わなかった。
これが今回の婚活で、一番よく分からなかったところかもしれない。
4人目:30歳・会社員
この人は、
なんか癪に触る。
以上。
……いや、本当にそれ。
別に何かされたわけじゃない。
失礼なことを言われたわけでもない。
めちゃくちゃ嫌な人だったわけでもない。
なのに、
なんかイライラする。
「なんでこんなに腹立つんやろ?」
と思った。
たぶん、嫌いだった元彼にちょっと似ていた。
だからなのかもしれない。
相手は何も悪くない。
なのに、一緒にいるだけでイライラする。
これはもう、理屈じゃない。
相性ってこういうことなんだと思う。
そしてこの人が、10人の中で一番ないと思った人。
条件とか性格とか以前に、
「なんか無理」
ってある。
5人目:26歳・製薬会社エンジニア
この人は、2回目で告白された。
早い。
早すぎる。
私は展開が早すぎると思って、断った。
すると、
連絡が来なくなった。
終わり。
次の人へ。
6人目:30歳・国家公務員
京大出身。
これだけ聞くと、またハイスペである。
国家公務員。
京大。
すごい。
……けど、
ほんまにおもんない。
一緒にいるだけで疲れた。
学歴がすごい。
仕事も安定している。
でも、私にとっては、
「一緒にいて楽しいか」
の方が大事だった。
条件表に書いたら高得点なのに、実際に会うと全然違う。
婚活って、プロフィールだけ見ていると、
「この人よさそう!」
となる。
でも実際に会った瞬間、
「……あれ?」
となることがある。
だから、結局会ってみないと分からない。
7人目:31歳・技術職
この人は、去年初めて彼女ができたらしい。
そして、
溢れ出る童貞感。
コミュ力は△。
なんというか、人を好きになる気持ちがあまり分かってなさそうだった。
元カノと別れた理由を聞いたら、
「くっついてくるのが鬱陶しかった」
と言っていた。
……?
いや、付き合ってるんよな?
彼女やんな?
多少くっつくやろ。
そして、そもそもその彼女と付き合った理由もなかなか独特だった。
彼女から元彼がダメ男だったという話を聞いて、
「可哀想だと思ったから」
付き合ったらしい。
……なんか、
上から目線じゃない?
私はそれを聞いて、ちょっと腹が立った。
もちろん本人に悪気はないのかもしれない。
でも、付き合うって、
「可哀想だから助けてあげよう」
で始めるものなのかな。
この人と付き合ったとしても、なんとなく物足りなくて、結局別れる未来が見えた。
8人目:28歳・会社員
この人は、
アリでもナシでもない。
一番困るやつ。
真面目。
ちゃんとしている。
でも、主体性がなくて受け身な感じ。
話もあまり弾まない。
悪い人ではない。
でも、
「じゃあまた会いたい?」
と聞かれたら、
「うーん……」
となる。
マッチングアプリをやっていると、この「うーん」が大量発生する。
9人目:30歳・営業
この人はアプリではなく友達の職場の同期。
明るい。
たくさん喋ってくれる。
話していて楽しい。
友達としてなら、かなり仲良くなれるタイプ。
ただ、恋愛になるかと言われると、また違う。
ここでも、
「一緒にいて楽しい」と「恋愛として好き」は別問題
という壁にぶつかる。
人間として好き。
話していて楽しい。
でも、恋愛対象ではない。
こういう人、友達には欲しい。
10人目:36歳・会社員
最後は36歳。
真面目。
丁寧。
きっと良い人。
そして、
お金を持っている。
毎月30万円を投資に回しているらしい。
すごい。
私なんて、
「毎月30万円投資に回せるなら、人生だいぶ安心やな」
としか思えない。
いや、ほんまにすごい。
でも。
シンプルに、
一緒にいて楽しくない。
そして、
ちゃんと36歳の見た目。
いや、36歳なんだから当たり前なんだけど。
なんというか、
「36歳ってこういう見た目なんやな」
という感じ。
毎月30万円投資できる男。
真面目で丁寧な男。
でも、一緒にいて楽しくない。
「毎月5万円でいいから私の口座に振り込んでくれんかな」
と思った。
恋愛対象ではなく、資産形成の先生としてなら優秀。
結局、10人会って誰が一番よかったのか
ここまで読んで、
「で、結局誰が一番よかったん?」
と思っている人もいると思う。
私も考えた。
そして答えは、
3人目の医者。
話していて一番楽しかった。
3回会った。
友達としてならかなりいい。
ただし、口から食べ物が飛んでくる。
そして、付き合わなかった。
一番「ない」と思ったのは、
4人目の会社員。
何もされてない。
悪いこともされてない。
でも、なぜかイライラする。
元彼にちょっと似ていたからかもしれない。
つまり、私が半年かけて10人に会って分かったのは、
男選びって、条件だけでは全然決まらない。
ということだった。
10人会って、私が男を見るときに大事だと思ったこと
① 条件より、一緒にいて楽しいか
医者もいた。
国家公務員もいた。
京大卒もいた。
お金持ちもいた。
でも、条件がいいからといって、私が好きになれるわけではなかった。
結局、
「この人といると楽しいな」
と思えるかどうかは、スペック表には書いていない。
年収も学歴も職業もプロフィールには書ける。
でも、
一緒にいて笑えるかどうかは、実際に会わないと分からない。
だから私は、条件を見ること自体は悪いことじゃないと思うけど、それだけで相手を判断するのは違うなと思うようになった。
② ある程度、見た目も大切
これは綺麗事を言わずに認めたい。
見た目も大事。
もちろん「めちゃくちゃイケメンじゃないと無理」という話ではない。
でも、恋愛するなら、
「この人の見た目、好きだな」
と思える部分はある程度ほしい。
だって、友達を探しているわけじゃない。
私は10人に会ってみて、それをかなり実感した。
「いい人」
「真面目」
「安定した仕事」
「高学歴」
それだけでは、恋愛感情は生まれなかった。
逆に、顔が好みだから全部OKというわけでもない。
結局、
中身も大事。見た目も大事。
当たり前だけど、私はここを無理に綺麗に言い換えなくてもいいと思っている。
③ 自分が自然体でいられるか
これが一番大事かもしれない。
1人目の医者は、ハイスペでイケメンで面白かった。
でも、私は素を出せなかった。
相手からジャッジされているような感じがして、こっちも相手をジャッジしてしまう。
一緒にいて疲れた。
逆に、3人目の医者は話していて楽しかった。
「どう見られているか」をそこまで気にせずにいられたんだと思う。
結局、私は、
「この人に好かれなきゃ」
と頑張らなくても一緒にいられる人がいい。
無理して明るくしなくていい。
変に気を遣いすぎなくていい。
自分をよく見せようとしなくていい。
そういう人と出会えたらいいなと思う。
10人会っても、まだ彼氏はいない
半年で10人。
これだけ会っても、私はまだ彼氏がいない。
だから、
「10人会えば理想の相手が見つかります!」
なんてことは言えない。
むしろ、全然見つからなかった。
周りには結婚している友達もいる。
「このままで大丈夫かな」と思うこともある。
でも、以前よりは少しだけ、
「早く彼氏を作らなきゃ」
という焦りは減った。
というより、
焦って誰かと付き合うくらいなら、まだ一人でいい。
と思えるようになった。
もちろん、好きな人はほしい。
一緒に旅行したり、美味しいものを食べたり、くだらないことで笑ったりしたい。
結婚だって、できればしたい。
でも、
「結婚するためなら誰でもいい」
とは思わない。
医者でも、公務員でも、お金持ちでも、京大卒でも、
一緒にいて楽しくなければ、私は好きになれなかった。
逆に、条件が全部完璧じゃなくても、
「この人といるとなんか楽しい」
と思える人に出会えたら、その人のほうがいい。
婚活を始める前は、もっと単純だと思っていた。
条件を決めて、良さそうな人に会って、付き合って、結婚する。
そんな感じだと思っていた。
でも実際は、
人間、そんなに簡単じゃなかった。
そして私は今も、
「一緒にいて楽しい」
「ある程度見た目が好み」
「自然体でいられる」
この3つを満たす人を探している。
まだ見つかっていない。
でも、半年で10人会ったおかげで、
自分が何を大事にしたいのかは、ちょっと分かってきた。
だからもう少しだけ、気楽に探してみようと思う。
次はどんな人が出てくるのか。
それはそれで、ちょっと楽しみだったりする。
まあ、
口から食べ物が飛んでこない人だと嬉しい。
