白鳥ねここの人生劇場12話〜40℃のサーキット〜
人生劇場5年目冬
幼女白鳥は、ぼんやりとした橙色
のスポットライトに照らされ
4畳の舞台に敷かれた布団の中で
姿の見えない誰かの気配を感じ、
自分の寝姿を上から見下ろし
舞台の窓を突き抜け
鳥のようにふわりと高く舞い、
小宇宙(コスモ)遊びに加え
2つ目の秘密ができた。
#なんのはなしですか
↑こんな話でしたね。
それからしばらく何事もなく
時は流れ、ゆり組(年長さん)
になった瑠璃色白鳥は
担任の林先生や友達たちと
戯れる毎日を送っていました。
相変わらずアトピーと喘息はあり
週1ほど病院に寄ってから
自転車に乗れない母と徒歩で登園
という日々。
ステロイドの点滴をしていたからか、
顔はまんまるムーンフェイスになり
シンプルに太ったのもあったのか
ムチムチに。
そんな人生劇場6年目に突入した
瑠璃色ゆり組白鳥、
秋の運動会に何故か鼓笛隊の
指揮者の候補になるも、
長い指揮棒をくるくる回したら
ゴリゴリと指揮棒の先が地面を
擦り(背が高くない)、
背の高いマサノリくんと交代し
スネア(小太鼓)になったのだ。
そうこうして町民グラウンドで
無事運動会が終わった翌日、
白鳥は40℃近い熱が出て
4畳の部屋でひとり寝ていた。
フワリ
また来た。今回は窓の外へは
行かなかったが、場面が急に
F1サーキット場なのだ。
熱のせいかもしれないが、後に
大人になってから鈴鹿サーキットへ行く機会があった時に、
この時見た景色とソックリだった不思議。
これを最後にフワリはなくなった。
そしてこの高熱を境に痩せていき、
何故かアトピーと喘息が治っていったのだった(不思議。
