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「君はいつも迂回する」(柑実ナコ)

  • 書籍名:「君はいつも迂回する」

  • 著者:柑実ナコ

  • ネコデコ価格:500円

  • 棚主ID:2350


書籍に挟んだ解説文

 横須賀の高校生が主人公の物語。
衣笠、横須賀中央、猿島、横須賀美術館……。
馴染みのある地名が出てきてなんだか身近に感じながら読み進めました。
 テンポの良い会話劇にひき込まれる瑞々しい青春小説です。

追記

 横須賀は本当に素敵なところ。都心からアクセスが良い場所にありながら自然に抱かれて大きく深呼吸するのが気持ちいい場所。心が放たれる場所です。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に描かれた三浦一族の拠点でもあり、歴史的な魅力や異国情緒があふれる開港都市・軍港都市としても知られています。

 わたしにとっては、小さなカフェや古本屋さんなど(大手チェーンばかりではない)「街歩き」の楽しさが残されている街でもあります。
そして、横須賀といえば谷戸の街。とにかく急坂が多い。鋭角な斜面に立つ住宅街を抜けてようやく丘の上に到達し眼下に広がる風景は格別です。

 わたしが本書を読もうと思ったきっかけも横須賀を舞台にした本として紹介されていたから。あの都会でもない田舎でもない開放的な空気感が流れていたな、と感じました。

『君はいつも迂回する』というタイトルからは、なぜ君は迂回するのか?という問いが生まれます。主人公はある理由で通学路をあえて回り道しているのですが、ストレートに想いを伝えられない主人公たちの心模様を表してもいるのでした。

 わたしが読むには若過ぎて眩し過ぎるいまどきのライトノベルでしたが、楽しい読書体験でした。

お買い上げ履歴

2026/5/4

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