カボチャの絵本
きょうは、ネコデコ文庫の棚よりもちょっぴり大きい我が家の本棚から、蔵書をピックアップしてご紹介します。
ハロウィーンに合わせて、とはいっても、直接ハロウィーンを題材にしたお話ではなく、かぼちゃが出てくるお話です。
いよいよ空気が冷えてきて、季節が冬に向かうこの時期にぴったり。ということで、かぼちゃの絵本を2冊取り上げます。
▫️「かぼちゃスープ」
作 ヘレン・クーパー
訳 せなけいこ
出版社 アスラン書房

イギリスのイラストレーターであり、児童文学作家であるヘレン・クーパーさん。彼女の絵がとっても愛らしく、美しいのです。
絵本の中でかぼちゃスープを作るのは、ねこ、りす、アヒルの三人(匹)組。それぞれが役割を持ち、絶妙な匙加減で美味しいかぼちゃスープを作るのですが、ある日、「かき混ぜ係をやりたい」とアヒルが言い出したことから、三人の調和が乱れ始め……。
そして、もう1冊。
▫️「かぼちゃひこうせんぷっくらこ」
文 レンナート・ヘルシング
絵 スベン・オットー
訳 奥田継夫 木村由利子
出版社 アリス館

こちらは、2匹の仲良しくまが、タネから育てたお化けかぼちゃに乗って旅に出る話。結構な大冒険なんだけれど、そんな中でもしっかり日常を生きているシーンの数々。いつも彼らの周りはユーモア溢れる空気感で満ちている。
絵の魅力と言葉の面白さ。
2匹の交わす会話の掛け合いの絶妙な間も、繰り返しのオノマトペも、『おおきなくまは きんいろの ちいさなくまは ぎんいろの』といった歌うようなフレーズも、どれもこれも素敵。
最後はちょっと哲学的な七五調の詩、『いるかいないか わからない ふしぎなくまを のせながら ぷっくらこ ゆったりこ』で終わります。
こんなことあるはずがないでしょ?うん、そうだけど、、、でも、あるよね、今ここに!
そんな楽しくて夢のあるお話です。
大人も子どももぜひ。ぜひ。
