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「猫のお告げは樹の下で」(青山美智子)

  • 書籍名:「猫のお告げは樹の下で」

  • 著者:青山美智子

  • ネコデコ価格:500円

  • 棚主ID:2350

書籍に挟んだ解説文

岐路に立ったとき、彼らはふと路地の奥にある神社に目をとめ、
何気なく立ち寄ります。
そこで不思議な猫と出うのですが……。
******
神社に生息する1匹の猫と多羅葉の葉っぱを軸に繰り広げられる群像劇。

追記

 ↑では群像劇と表現しましたが、それぞれの章は独立した物語となっています。各章の主人公が別の物語に重要な役割を持って登場することはないものの、何気なく誰かが誰かの物語の中で「交差」しているのです。
(何しろ、みんなふと通りかかった同じ神社の同じ猫にお告げをもらうくらいだから、生活圏が割と近い。笑)
 読んでいて、「あ、今走り抜けた男の子はきっとあの子だ!」という発見があるのも楽しかったですよ。

 人って、意外と近くにいて何度もすれ違っていたり、たまたま言葉を交わしていたり、誰かの知り合いだったり、そうでなくても同じ場所が好きだったりするものかもしれません。

 さて、この本のどのエピソードにも共通するのが猫と多羅葉(たらよう)の樹です。多羅葉はハガキの木とも言うらしく、大きな葉っぱに直接切手を貼って郵送することもできるとか。
 物語では、神社を訪れた主人公の前に葉っぱがヒラヒラと舞い降りるのですが、そこに猫のお告げの「言葉」が書かれているというのが重要な核になっています。
 それぞれの主人公がそれぞれの言葉をもらいその意味を探り、自らの人生を再び歩み出すきっかけになって行くのです。

 7つあるエピソード。わたしは、就活に悩む男性がギターを始める話がよかったなぁ。あと、苔が大好きな小学生男児とある先生との交流の話が印象に残りました。

お買い上げ履歴

2026/4/14

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