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【久高島の一軒】軽食はましむ|神の島の夜に、オリオンビールと島ごはんで癒された時間

沖縄には、行くだけで少し背筋が伸びるような場所がある。
自分にとって、久高島はまさにそんな島だった。

「神の島」と呼ばれる久高島。
本島南部の安座真港から船で渡る小さな島で、観光地というより、今も島の暮らしと祈りが残っている場所という印象がある。

この旅で自分が宿泊したのは、なんと郵便局の近く。
というより、久高島には郵便局に泊まれる宿泊所がある。

郵便局に泊まる。

これ、なかなか面白くないだろうか。
旅の宿として、こんなに記憶に残る言葉もなかなかない。

そして、その郵便局のすぐ近くにあったのが、今回お邪魔した軽食はましむだった。

久高島の集落にある、島の食堂

軽食はましむは、久高島の集落の中にある小さな食堂。
郵便局からも近く、島に泊まる人にとってはかなりありがたい存在だと思う。

久高島は、夜に開いている飲食店が多いわけではない。
だから、島で夕食を食べたり、少し飲んだりできる場所は貴重だ。

お店に入ると、観光客だけではなく、地元の方もいる感じだった。
島の人たちの会話があり、旅人がそこに少し混ざる。
その距離感がすごくよかった。

郵便局に泊まって、はましむで飲む

久高島で郵便局に泊まる。
そして、すぐ近くのはましむで飲む。

この流れが、すでに旅としてかなりいい。

豪華なホテルに泊まって、きれいなレストランで食事をする旅ももちろんいい。
でも、島の集落の中で、郵便局という少し不思議な宿に泊まり、近所の食堂でオリオンビールを飲む。
こういう旅は、あとから思い出した時に妙に残る。

久高島の夜は、派手なものがあるわけではない。
でも、その静けさがいい。
島の空気を感じながら飲む時間は、かなり癒された。

ゴーヤチャンプルとマグロ、そしてオリオンビール

この日、自分がいただいたのは、ゴーヤチャンプルマグロ
そこに合わせたのは、もちろんオリオンビール

沖縄で飲むオリオンビールは、やっぱりいい。
特に久高島のような場所で飲むと、味そのもの以上に、空気と一緒に体に入ってくる感じがある。

ゴーヤチャンプルは、沖縄に来たら食べたくなる料理のひとつ。
苦みのあるゴーヤ、卵、豆腐、炒めた香り。
そこにビールを合わせると、もうそれだけでかなり満たされる。

マグロもよかった。
島で食べる魚には、やっぱりその土地に来た実感がある。
ゴーヤチャンプルをつまみ、マグロを食べ、オリオンビールを飲む。
その時間が、とにかく心地よかった。

常連さんが、店のことを教えてくれる

はましむで印象に残っているのは、料理だけではない。
お店のことを、常連さんがいろいろ教えてくれたことだ。

初めての島で、初めて入る店。
最初は少し様子を見ながら座る。
でも、常連さんが話してくれると、その場所が一気に近くなる。

島の食堂って、こういうところがいい。
メニューを読むだけではわからない話を、そこにいる人が教えてくれる。
観光として見る島ではなく、暮らしの中にある島に少し触れられる。

はましむでの時間は、まさにそんな感じだった。

島の特産「美ら菜」が使われる店

はましむを調べると、久高島で栽培されている美ら菜を使った料理でも知られているようだ。
美ら菜はレタスのような島の野菜で、沖縄そばや定食などに使われることがあるという。

久高島の食堂で、島の野菜を食べる。
それだけでも、その土地で食事をしている意味がある。

今回はゴーヤチャンプルとマグロを中心に楽しんだけれど、次に行くなら美ら菜がたっぷり入った沖縄そばも食べてみたい。
島の食材がのった沖縄そばなんて、かなり気になる。

久高島ならではのイラブー料理も

久高島といえば、イラブーの存在も有名だ。
イラブーはエラブウミヘビのことで、久高島では古くから特別な食材として扱われてきた。

はましむでも、イラブー汁が出ることがあるという情報がある。
手間のかかる料理で、滋養のある一品として知られるものらしい。

正直、気軽に頼むには少し勇気がいる。
でも、久高島でしか出会えない食文化として、いつか味わってみたい気持ちもある。

こういう料理があるだけで、はましむが単なる食堂ではなく、島の文化に近い場所だと感じる。

観光客も地元の人もいる、ちょうどいい空気

はましむには、観光客も地元の方もいた。
この混ざり方がよかった。

観光客だけの店だと、島に来た感じが少し薄くなる。
かといって、地元の人だけの場所に一見で入るのは緊張することもある。

はましむは、その間にある感じだった。
旅人も受け入れてくれて、地元の人たちの空気も残っている。

だから居心地がよかったのだと思う。

島の夜に飲むという癒し

はましむでの飲みは、普通の居酒屋飲みとは少し違った。

街の居酒屋で飲む時の楽しさもある。
にぎやかで、メニューが多くて、次の店にも行ける。

でも、久高島の夜はそうではない。
島の静けさがあって、夜の空気があって、近くには郵便局の宿がある。
その中で、ゴーヤチャンプルとマグロをつまみながらオリオンビールを飲む。

こういう飲みも最高だと思った。

何か大きな出来事があったわけではない。
でも、心がゆるむような時間だった。
旅先でこういう飲み方ができると、その場所のことをずっと覚えている。

店舗情報

軽食 はましむ
住所:沖縄県南城市知念久高11
電話:080-1704-7221
営業時間:10:00〜14:00 / 17:00〜21:00頃
定休日:不定休
席数:15席ほど
主なメニュー:沖縄そば、ゴーヤチャンプル、フーチャンプル、刺身定食、イラブー汁など
アクセス:安座真港から久高島へ船で渡り、港から集落方面へ

※久高島は船の便や島内事情に左右されるため、訪問前に営業状況や帰りの船の時間を確認するのがおすすめ。

最後に

久高島の軽食はましむは、ただ食事をするだけの店ではなかった。

郵便局に泊まるという少し不思議な体験。
島の集落にある食堂。
常連さんが教えてくれる店の話。
ゴーヤチャンプルとマグロ。
オリオンビール。
そして、久高島の夜の静けさ。

その全部が合わさって、忘れがたい時間になった。

島で飲むというのは、街で飲むのとは違う。
にぎやかさよりも、空気が残る。
味だけではなく、その場にいた人や、夜の風や、宿までの短い道のりまで記憶に残る。

久高島に泊まるなら、はましむでの一杯はかなりいい。
こういう飲みも、旅の大きな楽しみなんだと思う。

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