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子どもが学校に「もう行かない」と決めるとき

実は、わたし自身の2人の子どもが不登校です。
だからこそ、ねっこBASEのような“居場所”が本当に必要だと、実感をもって思うのです。

小学校が「しんどい」という子どもの小さなSOSに気づくのは、本当に難しいのです。
気づいたときにはすでに、子どもの心の中で「もう行かない」が静かに、でもはっきりと決まっていました。

そのとき初めて知りました。
「行けない」のではなく、「行かない」と決めるまでに、子どもはずっと悩み、がんばっていたということを。

だから、大人が“気づいてから”ではなく、“気づく前”から、子どもたちのために用意できる場所をつくりたいのです。
安心して、自分のペースでねっこ張って芽を伸ばしていける、そんな安全基地のような居場所が学校や家庭以外に必要なのです。

子どもの適応能力は、大人が思う以上にたくましく、柔軟です。
おぎゃっと生まれたその瞬間から、見たこともない世界に放り出されても、ミルクを求め、抱っこを求め、必死に生きようとします。
それは「本能だから」と片づけられるものではなく、小さな体と心で、その瞬間瞬間を全力で感じ、選び取っている結果だと思うのです。

だから「学校に行かない」と子どもが言葉にしたときも、それは逃げではなく、今の自分にとって“生きのびるための選択”なのだと、私は思います。

そう気づいたとき、「学校に行かないこと」への見方が大きく変わりました。
そして、だからこそ、行かないことを選んだ子どもたちが、安心して、自分のペースで過ごせる場所をつくりたいと思っています。

「うちの子、もしかしたら学校に行けないかも」と親が気づくときは、すでに子どもの心は限界を超えている可能性が高いということです。

子どもは、大人が思っている以上にがんばります。
自分なりに合わせようとし、耐えようとし、日々のなかで静かにすり減っていきます。
だからこそ「もう行かない」と決めるころには、
子どもの心の中では、何度も何度も、その選択が繰り返されてきたのです。

「うちの子、もしかしたら学校がしんどいのかもしれない」
そんなふうに感じている方がいたら、どうか一人で抱え込まないでください。

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