見出し画像

やってはいけないMBTI研究 地獄編(閲覧注意)

MBTIは、人間理解の補助線になり得る。
だが使い方を誤ると、知性を破壊する地雷原にもなる。

本稿では、
「それをやった瞬間に研究者失格になるMBTIの使い方」を、
地獄絵図として列挙する。

当てはまった場合、反論は不要である。
静かにMBTIから距離を取ってほしい。


地獄①

「自己診断=真実」教

・MBTI診断1回
・ネット診断
・気分で回答
・その結果を一生握りしめる

これで
「私はINFJです」
「INTPの本質は〜」
とか語り始めた瞬間、研究は終了

自己診断はデータではない。
ただの主観である。

しかも、人は自分を
・良く見積もる
・都合よく解釈する
・物語化する

MBTIを「自己肯定ツール」に使い始めたら、
そこはもう地獄の入口


地獄②

解説書コピペ学者

・公式解説
・海外サイト
・有名MBTIブログ

これを切り貼りして、

「INFJはこういう性格です」
「Niとはこういう機能です」

――はい、終了。

それは
あなたの研究ではない
あなたの思考でもない。

自分の言葉が1割も入っていない解説は、
ただの朗読会である。


地獄③

サンプル数=自分+友達2人

「私の周りのINFJは〜」
「元彼がENFPで〜」
「フォロワーさんに多いタイプが〜」

その時点で
統計でも研究でもない

MBTIは傾向論であり、
傾向論は数を見なければ成立しない

サンプルが少ない人ほど、
なぜか断定口調になる。

これはMBTI界隈の七不思議。


地獄④

機能を“キャラ設定”にする

Ni=未来が見える
Fe=優しい
Ti=論理的
Se=脳筋

これを真顔でやってる時点で、
機能理解はゼロ

心理機能は
・傾向
・処理の癖
・情報の扱い方

であって、
スキルでも才能でも属性でもない

能力バトル化した瞬間、
MBTIは壊れる。


地獄⑤

MBTI原理主義

「MBTIなんだからMBTIだけで語れ」
「それはMBTI的に間違ってる」
「公式と違う」

――宗教です。

方法論とは偏見であり、
偏見は使い捨てる前提で使うもの。

他の視点を排除し始めたら、
それは研究ではなく信仰


地獄⑥

タイプで人を裁く裁判官

「INFJだからメンヘラ」
「ENTPは信用できない」
「ISTJは融通がきかない」

それ、
MBTIじゃなくて性格差別

MBTIは理解のために使うもので、
断罪のために使うものではない。

人間関係にMBTIを持ち込んで
マウントを取り始めたら、
人間理解から最も遠い存在になる。


地獄⑦

MBTIで未来を決める占い師

「このタイプは成功しない」
「この組み合わせは無理」
「INFJはこうなる運命」

人は変わる。
環境で振る舞いは変わる。
学習で修正される。

MBTIは
可能性を閉じるための道具ではない

未来を固定した瞬間、
思考が止まる。


地獄⑧

「私はMBTIの専門家です」顔

・資格なし
・研究なし
・検証なし
・でも断定的

一番タチが悪い。

MBTIは
専門家を名乗った瞬間に負ける分野

本当に分かっている人ほど、
断定しないし、語りすぎない。


最終地獄

MBTIがアイデンティティになる

・私はINFJだから
・INTPの私には無理
・タイプ的に仕方ない

これを言い出したら、
MBTIに人格を乗っ取られている

MBTIは
「自分を考える材料」であって、
「自分そのもの」ではない。


結論

MBTI研究でやってはいけないことは、
実は一つしかない。

MBTIを現実より上位に置くこと。

サンプルを見る。
仮説を疑う。
現実を優先する。

それができないなら、
MBTIは触らない方がいい。

MBTIは便利だが、
知性の弱い人間ほど振り回される道具でもある。

地獄に落ちたくなければ、
距離を保て。

以上、
nco学派・地獄編。

いいなと思ったら応援しよう!