【車のドアを閉めると、家事が圏外になる】
車中泊の夜が、私は好きだ。
登山が好きだから。 景色が好きだから。
もちろんそれもある。
でも最近、気づいた。
もしかすると私が本当に好きなのは、 山そのものではないのかもしれない。
日帰り温泉に入り、 道の駅で買ったお弁当を食べ、 車に戻る。
そこから、私たちの「まったり時間」が始まる。
家でゆっくりしていても、 頭のどこかではいつも何かを考えている。
台所、片付けてないな。
洗濯機、もう止まってるかな。
明日の準備、何か忘れとらんかな。
座っていても、 寝転んでいても、 頭だけはずっと働いている。
体は休んでいても、 頭はまったく休んでいない。
でも、車の中は違う。
やることは、強制終了。
何もしなくていい。
いや、 何もしなくていいことを、 自分に許せる場所なのかもしれない。
携帯を見るか、 寝るか。
だいたい、その二択。
車内はとても静かで、 夫婦の会話もほとんどない。
若い頃なら、 沈黙が少し気まずかったかもしれない。
でも今は違う。
話さんでも平気。
無理に何か話さなくても、 それぞれが好きな時間を過ごせばいい。
隣にいることが、 もう自然になっている。
外で雨が降れば、 屋根を打つ雨音が聞こえる。
風が吹けば、 車が少し揺れる。
家なら気にも留めない音が、 車の中では妙に心地いい。
雨音も、風の音も、 全部が少し特別に感じる。
非日常って、 遠くへ行くことじゃないのかもしれない。
いつもの自分を、 少しだけ休ませてあげられること。
それが、今の私にとっての 非日常なのだと思う。
そして気づけば、 私はいつも携帯もほとんど見ないまま寝落ちしている。
明日登る山のことを考えながら。
いや、 何も考えないまま眠っているのかもしれない。
静かで、 何もしなくていい。
いつ寝てもいい。
そんな時間があるだけで、 私は十分幸せだ。
【今回の教訓】
・家にいると、なぜか休んでいても仕事が見える。
・車のドアを閉めると、家事はいったん圏外になる。
・「何もしない時間」は、思っているより贅沢だ。
・夫婦にも、それぞれの静けさがあっていい。
今回も私のnoteを読んでいただきありがとうございました。🍔
