【記者会見】反民主主義の暴挙を撃つ!山添議員の会見(2026.6.26)

本文書は、2026年6月26日に行われた日本共産党・山添拓議員による記者会見の内容に基づき、衆議院終盤国会における与党の議会運営、および主要な法案を巡る問題点を整理したものである。

エグゼクティブ・サマリー

現在、国会は衆参両院において「不正常な状況」に陥っている。衆議院では、与党が職権を用いて重要法案の審議日程を強行に決定しており、野党側はこれを「議会制民主主義の根幹を壊す暴挙」として強く反発している。特に、選挙制度に関わる定数削減法案の単独審議や、内心の自由を脅かす懸念がある国旗関連法案の可決、さらには高市総理大臣(※ソース原文に基づく)の答弁を巡る不透明な対応が焦点となっている。野党側は、これらの事態の責任はすべて高行政権にあるとし、徹底した真相究明と民主的な議会運営を求めている。

1. 与党による強権的な議会運営と野党の拒否

衆議院において、与党が職権を乱用して審議を強行している現状が報告されている。

  • 強行された審議入り:

    • 福祉と法案(国旗損壊等罪関連): 職権により委員会への付託および審議日程が決定された。

    • 比例削減法案(定数削減): 選挙制度という議会制民主主義の根幹に関わる問題であるにもかかわらず、与党の思惑のみで審議入りが強行された。

  • 野党の対応:

    • 野党各派は国対委員長および議長に対し、審議の強行に反対する申し入れを共同で行った。

    • 申し入れが無視されたことを受け、野党側は今後、委員会および本会議の一切の審議に応じない(日程協議に応じない)方針を確認した。

2. 高市総理大臣の答弁訂正と参議院の空転

参議院においても、高市総理大臣の答弁を巡り国会が停滞している。

項目

内容・問題点

答弁の訂正

週刊誌報道に関連し、高市事務所側の関与を巡る過去の答弁を訂正。事実上の「虚偽答弁」であったとの指摘。

対応の不備

訂正を「陳述書」の提出のみで済ませようとする政府側の姿勢に対し、野党は「市場の陳述書で代わりにするやり方はない」と批判。

要求事項

野党側は予算委員会等での「集中審議」を求めているが、政府側が応じないため、新たな日程協議が止まっている。

責任の所在

山添氏は、衆参両院の不正常な状況の責任はすべて高市総理自身にあると断じている。

3. 国旗法案(国旗損壊等罪)の可決と「愛国心」の問題

衆議院内閣委員会で可決された「国旗法案」について、その憲法上の懸念と立法意図が厳しく批判されている。

  • 法的な欠陥:

    • 立法事実の欠如: 処罰を正当化する具体的な事実根拠が乏しい。

    • 違憲の疑い: 「内心の自由」や「表現の自由」を脅かし、罪刑法定主義(明確性の原則)に反する性質を持つ。

  • 「愛国心」の強制:

    • 提出者側(維新の会)から「法案によって愛国心が醸成される」との発言があった。

    • これに対し山添氏は、特定の価値観(日の丸への忠誠など)を国民に押し付けることが本質であり、内心の自由を侵すものであると批判している。

4. 皇室典範改正案における養子縁組導入への懸念

現在議論されている皇室典範の改正案についても、憲法および制度上の問題が指摘されている。

  • 男系男子維持への執着: 養子の子が男系男子であれば皇位継承権を付与するという考え方は、男子の誕生を過度に期待するものである。

  • 憲法違反の可能性: 「門地による差別」を禁じた憲法14条1項に抵触する疑いがある。

  • 歴史的懸念: 過去の経緯から、養子縁組の導入は皇位継承争いを誘発するリスクがあるとして、現行の皇室典範では認められていない。

5. 地方選挙の結果と民主主義の課題

直近に行われた立川市議会議員選挙等の結果を受け、政治参加の在り方が問われている。

  • 立川市議選の結果: 日本共産党は候補者3名全員が当選を果たした。

  • 低投票率の問題: 投票率が約41%と半数以下に留まったことに対し、政治を変える展望をいかに国民に届け、主権者の意思を反映させるかが課題となっている。

  • 野党共闘の文脈: 国会前での市民アクションなど、立憲主義の回復と民主主義の守護という「一点」で協力することの重要性が改めて示された。

重要引用句

「議会制民主主義の根幹に関わるような問題について、前代未聞の私は反民主主義の暴挙だと考えます。これは断じて認められない。」

「一国の首相が嘘をついて平気なのかと。ごまかし隠して実態を隠しているのではないか。日本が議会民主主義の国で、そういうことを許しておいていいのか。」

「(国旗法案について)狙いがそこにある。要するに国を大切に思う心を国民に押し付けていく。本質が露呈した答弁ではないか。」

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