「つらい経験」も「手荷物検査」も実は同じ形。英語の「go through」を絵で捉える大人の学び直し
ぶっちゃけ、英語の「go through」って単語に出会ったとき、私、一瞬でやる気がゼロになりました(笑)。
だって、教科書を見るとこう書いてあるんです。
通り抜ける
つらいことを経験する
荷物や書類を調べる
……いやいや、意味バラバラじゃん! どれか1つにしてよ!って思いませんでした?
関連性がなさすぎて、これを全部丸暗記しろなんて言われたら、そりゃ英語嫌いになりますよね。当時の私は「やってられるか!」って完全に思考停止しました。
でもね、今だから言えます。 これ、3つの意味を別々に覚える必要なんて、1ミリもなかったんです。
実は全部、同じ1つのイメージからしか生まれてないんですよ。 そのイメージとは、「何かの中に入って、入り口から出口までズボッと突き抜ける(貫通する)」。これだけです。
これさえ頭にあれば、あのバラバラだった意味が、パズルのピースみたいに一瞬で繋がります。
以下のイメージと解説を確認すると、よく理解できると思います。

① なんで「つらい経験をする」になるの?
「通り抜ける」はまだ分かりますよね。トンネルに突入して、外に出る。まさにズボッと突き抜けています。
じゃあ、なんでそれが「つらい経験をする」になるのか?
想像してみてほしいんです。目の前に、めちゃくちゃ怖いお化け屋敷とか、街灯が一つもない真っ暗なトンネルがある状態を。
そこから逃げずに、意を決して中に突入する。 途中で泣きそうになりながらも、必死に這いつくばって進んで、ようやく光が見える出口から「ハァハァ……やっと出られた……」って生還する。
この、「過酷な空間の中を、泥臭く最初から最後まで突き抜けてきた」というプロセスそのものが、go throughなんです。
だから、ただ「経験した」って日本語訳するよりも、「あの人は数々の修羅場(トンネル)をくぐり抜けて、強くなってきたんだよ」っていう、すごくドラマチックなニュアンスになるんですよね。そう考えると、ちょっとジーンときませんか?
例文
I went through a really tough time last year, but it made me stronger. (去年は本当にキツい時期を突き抜けてきた(経験した)けど、そのおかげで強くなれたよ。)
ただ『大変だった』と言うより、『暗いトンネルを這いつくばって通り抜けて、今の自分がいるんだ』っていうニュアンスが乗っかります。普段の仕事のリアルな泥臭さを語るときにも、めちゃくちゃ使える表現です
② じゃあ、なんで「調べる」になるの?
もう1つの謎がこれですよね。「突き抜ける」と「調べる」の接点なんて、普通に考えたら意味不明です。
ここで思い出してほしいのが、「空港の手荷物検査」です。
自分のカバンがベルトコンベアに乗って、四角い機械の「中」を通り抜けていきますよね。あのとき、機械の中ではX線の光線が、カバンの入り口から出口までズバババッと突き抜けて、中身を隅々まで透かしてチェックしています。
書類をチェックするときも、頭の中の動きは全く同じです。 1行目(入り口)から、最後の行(出口)まで、自分の目を「貫通させる」ようにして、一切の妥協なく細かく見ていく。だから「調べる・精査する」という意味になるんです。
ほら、全部繋がりましたよね?
例文
Could you go through this document before the meeting?
(会議の前に、この書類にざっと目を通しておいてもらえる?)
これも単に『読む(read)』ではなく、『最初から最後まで、ミスがないか目を貫通させてチェックしてね』というニュアンスになります。空港の手荷物検査の光線を思い浮かべながら使ってみてください。
丸暗記という苦行は、もうやめよう
「通り抜ける」「経験する」「調べる」……。 こんな日本語の訳を力技で3つも暗記するなんて、ただの苦行だし、勉強が苦しくなるだけです。
でも、英語って実はすごく「絵的」な言語なんです。 日本語の文字に縛られずに、頭の中で「ズボッと貫通するイメージ」を思い浮かべるだけで、英語の見え方がガラッと変わってきませんか?
つまらない丸暗記の努力は、もう今日で終わりにしましょう!
最後に一言
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これからも、学校では教えてくれない「英語のコアイメージの楽しさ」や、私が過去にぶち当たった失敗談をリアルに発信していく予定です。
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最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
