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転ばないようにするより

我が子が、友達とLINEでやり取りをしていると、少し気がかりになる。

時々、学校から通達が来る。

ママ友から噂を聞く。

グループLINEに不適切なメッセージを書き込んだ子のこと。

誰かを傷つけ、トラブルになった子のこと。

我が子は、LINEの通知が鳴ると、すぐに既読をつけ、その場で返信しようとする。

それが、私には危なっかしく見えた。

文字に残るから。
取り返しがつかないから。

「送る前によく確認するんだよ。」

いつも、そんな風に伝えている。

でも、気がついたことがある。

それは、我が子のためと言いながら、

トラブルを起こしてほしくないという、
私自身の不安を落ち着かせるためでもあったこと。

子どもを守りたいと思っていた。

でも同時に、
私自身も安心したかったのかもしれない。

それに、

私みたいに慎重に言葉を選んでいたら、
我が子の良さまで消えてしまうんじゃないかとも思えた。

LINEを送る。

すぐに既読がつく。

テンポよく返事が返ってくる。

友達は、そんな我が子とのやり取りを楽しみにしているのかもしれない。

言葉を選ぶことを教えるのは大切だ。

でも、

我が子がうまく言葉を選べなかったら。

誰かを傷つけてしまったら。

トラブルを起こしてしまったら。

その時、

一緒に考えるのが、
私の役割なのかもしれない。

高速で指を動かしている姿を見ると、
今でも少し不安になる。

それでも、
少しだけ手を離してみようと思う。

転ばないようにすることより、

転んだあと、

一緒に立ち上がれる親でいたいと思った。

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