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対話を仕事にして、食べていけるか。実験の記録。

対話を仕事にしている人の、8割以上が年収300万円未満というデータがあります。

資格を取っても、技術を磨いても、なぜか届かない。「対話には価値があるのに、なぜ食べていけないのか」——この問いが、ずっと頭から離れませんでした。

コーチングそのものは、とても好きです。スクールで学んで、自分自身が生きやすくなったと感じています。セッションを提供してきた中で「なつなさんにお願いしてよかった」と言ってもらえることもたくさんあって、そのたびに、この仕事をしていてよかったと思ってきました。対話やコーチングという文化が少しずつ広まってきていることも、とても喜ばしいと思っています。

ただ、「スキルを身につけること」と「それを仕事として届けること」は、別の話です。スクールは前者を教える場であって、後者は自分で見つけていくしかない。そのことに、卒業してからじわじわ気づいていきました。

自分もその当事者のひとりです。

現在、継続クライアントが2名います。累計では6名の方が有償での継続まで進んでくれました。でも、内訳を正直に言うと、3名は知り合い、1名は自分が運営として関わっているコミュニティからの方です。これまで関わりのない中でお問い合わせいただいたのは、2名だけです。まだ対話だけで生計を立てている、というほどにはなっていません。

その2名が再現性のある方法で来てくれたのかどうかも、よくわかっていません。たまたまだったかもしれないし、その人に偶然刺さっただけかもしれない。

知り合いに頼らず、広告も使わず、紹介も求めず。そういう条件で、対話の価値だけで届けられるのか。それを試してみることにしました。

この実験は何か

「知り合いや紹介に頼らないかたちで、有償クライアントと出会えるか」を、数字とともに公開していく記録です。

うまくいけば、「この方法なら再現できる」という手がかりになります。うまくいかなければ、「なぜうまくいかないのか」が見えてきます。どちらも、スキルを学んだのにクライアントと出会えていないと感じている人の役に立てると思っています。

Day 0(この記事を公開した日)

  • Xフォロワー:109名

  • noteフォロワー:48名

  • LINE登録:15名

  • 体験セッション(累計):11名

  • 有償継続クライアント(現在):2名 / 累計:6名

  • note 月間PV:265(3月)

ここがスタートラインです。

使わないもの

条件を先に決めました。変数が多ければ、何が効いたのかわからなくなってしまうからです。

  • 知り合いへのアプローチ(認知ゼロの状態からの検証にならないため)

  • 有料広告(予算ゼロでも再現できることを証明したいため)

  • 紹介依頼(他者の信用を借りないため)

  • 資格の訴求(対話そのものの力を測定したいため)

  • Conyxia Atelier(自作ツール)以外のツール(自作ツールの実用性も同時に検証するため)

目的は「なつなだからできた」を証明することではありません。「この方法なら、誰でも再現できる」かどうかを検証することです。

仮説と成功基準

対話の価値を丁寧に発信し続ければ、90日以内に有償クライアントと出会える——という仮説を立てました。

成功の基準は3段階で決めておきます。

  • 最低ライン:体験セッションの予約が1件増えること

  • 目標:体験3件 + 継続1名の増加

  • ストレッチ:体験5件 + 継続3名の増加

実験の対象になるのは、Conyxia 凪(なぎ)というサービスです。テーマを決めずに話せる1on1の対話セッションで、体験は30分・¥3,000から受けられます。名前は、風が止んで海が穏やかになる状態からとりました。

ひとつだけ書いておきたいことがあります。実験するのは「対話を届ける方法」であって、対話そのものではありません。セッションの場では、いつも通りの対話があります。

Conyxia Trame について

同時期に、別軸で別のプログラムもリリース予定にしています。構造型の対話プログラムで、名前はConyxia Trame(トラーム)といいます。ただし今回の実験には含めません。独自設計のプログラムを使えば、「プログラムのおかげか、対話のおかげか」が判別できなくなってしまうからです。

なぜConyxia Atelierだけを使うのか

Conyxia Atelierは、「対話の場をつくる人に必要なツールがない」と感じて自分でつくったプラットフォームです。体験セッションの受付・決済・その後のやりとりをひとつにまとめた、対話の実践者向けのツールで、非エンジニアである私がClaude CodeというAIを使って開発しました。将来的には、このプラットフォームに今回の実験で効果のあった機能を実装していこうと考えています。

自分でつくったなら、自分で使います。使いながら「足りない機能」を記録して、実験と開発改善を同時に回していきます。それがこの実験のもうひとつの目的でもあります。

記録すること

毎週日曜日に、数字を公開します。

  • 新規LINE登録数

  • 体験セッション申込数

  • 成約数

  • Xフォロワー増加数(実験開始後の差分のみ)

うまくいかなかったことも、そのまま書きます。失敗のほうが、再現性の証明としては価値があると思っているからです。

この記事を公開した今日が、実験の開始日です。

対話は、届くのでしょうか。

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