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やる気が消えても大丈夫 感情の波に振り回されない心の整理術

「できる!」の翌日に「私なんて⋯⋯」と落ち込んでしまうあなたへ

夜、本を読んだり誰かの素晴らしい発信を見たりして、心に火が灯る。
「よし、明日からがんばるぞ!」と目標を立てて、未来の自分にワクワクする。

あなたにも、そんな経験はありませんか?

ところが翌朝、目が覚めると体は鉛のように重い。
ゆうべの熱い気持ちはどこへやら。
心にどんよりとした虚無感が広がっている。

「やっぱり私には無理かもしれない」
「どうせ続かないや」

布団の中でそんな風に自分を責めて、胸がギュッと苦しくなる。
焦り、不安、そして自分への落胆。
このようなモチベーションの激しい波に、悩まされてはいませんか?

実はこれ、あなたの努力不足ではありません。
あなたの脳が、それだけ真剣にがんばろうとした証拠なのです。

今回は、自分を責めて自信喪失のループに陥ってしまう方が、少しでもラクに、自分らしい一歩を踏み出すための心の整理術をお届けします。



「自分を認める5つの方法」という本も書いています。
ここでも書いていますが、なかなか自分を認められなかった私のことを思い出しながら今日の記事もかいています。

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1. 「やる気満々の私」と「ウジウジ悩む私」の二重生活

かつての私は、まさにこの「自信のジェットコースター」の常連でした。

何か新しい挑戦を決めるときは、世界中の何でもできるような万能感に包まれます。

「育児の合間にKindle本を書いて出版するぞ!」
「毎日発信を続けて、自分のサービスを作るんだ!」

ワクワクしながら作業を進めるけれど、そのやる気は数日、早ければ翌日には綺麗に消え去っていました。

作業が少しでも滞ると、途端に不安が襲ってきます。

「私なんかが書いた文章を、一体誰が読むんだろう」
「こんな拙い知識で発信して、恥をかくだけじゃないか」

昨日までは「できる!」と信じていたのに、今日は「私には何もない」と絶望している。
私も同じでした。

周りでコツコツ進めている人と自分を比べて、自分の継続力のなさを呪う毎日。
この極端な心の波に、自分自身が一番振り回されて疲弊していました。


2. 「ルール」という名の罠で自分を追い詰めていた日々

「こんな自分を変えなければいけない」

そう思った私は、どうにかモチベーションを一定に保とうともがきました。
自己啓発の本を読み漁り、「毎日必ず1時間机に向かう」といった厳しいルールを自分に課したのです。

最初は、その緊張感のおかげで動くことができました。
しかし、ルールを厳しくすればするほど、それは自分を追い詰める罠へと変わっていきました。

子どもが夜中に泣いて寝不足になり、朝起きられなかった日。
仕事が忙しくて、1行も原稿が書けなかった日。

ルールを守れなかった瞬間、激しい自己嫌悪が襲ってきます。

「ほら、やっぱり私はダメだ」
「結局何をやっても長続きしない」

自分で自分にバツマークを突きつける毎日。
完璧じゃなくてOKなのに、自分を追い詰めていました。

がんばろうとする努力自体が、自分の心を削り、疲れ果てさせる原因になっていたのです。


3. 脳みそフル回転の末に訪れた「自信の完全崩壊」

あるとき、私はあるプロジェクトを形にしようと、狂ったように勉強を重ねていました。
会社の仕事、家事、育児、そして空いた時間のすべてをインプットと作業に注ぎ込んでいたのです。

「もっと知識をつけなきゃ」
「もっとクオリティを上げなきゃ」

しかし、学べば学ぶほど、皮肉なことに「自分の知識不足」ばかりが浮き彫りになっていきました。

専門書を読めば読むほど、自分がどれだけ何も知らないかを思い知らされ、逆に自信を失っていく。

頭をフル回転させ、焦りと不安で脳のメモリは常に100%状態。
ついに私は、自信が完全にゼロになる限界点を迎えてしまいました。

机に向かうことすら苦痛になり、パソコンを開く手が震える。
完全にエネルギー切れでした。


4. すべてを手放して眠った朝に気づいたこと

「もう、どうにでもなれ」

そう思って、私はある夜、やらなければいけないタスクをすべて手放しました。
夜9時に子どもと一緒に布団に入り、スマホも見ず、ただ暗闇の中で目を閉じたのです。

翌朝、久しぶりに8時間以上眠って目を覚ましたとき、不思議な感覚がありました。

頭が驚くほど軽かったのです。
昨日の夕方まで世界の終わりのように感じていた不安が、朝の光の中で見ると、「まあ、少しずつやればいいか」と思える程度に小さくなっていました。

このとき、私の中にひとつの気づきが生まれました。

「私が自信を失っていたのは、能力が足りないからじゃない。単に脳が疲れていて、寝不足だったからだ」

人間は、心や体が疲弊しているとき、思考が強制的にネガティブな方向へと傾くようにできています。

特に、眠いときや脳みそをフル回転させすぎたときは、自分を守るための防御反応として、新しい挑戦を拒み、何もしないことを選択しようとします。

つまり、自信を失うというのは、心が弱いからではなく、脳が「これ以上無理をしたら壊れるよ、休んで」と送ってくれている、大切なアラート信号だったのです。


5. 自信を「潮の満ち引き」として捉え直す

この体験以来、私は自信に対する見方を変えることにしました。

多くの人は、自信を「一度手に入れたら減らない貯金」のように考えています。
だからこそ、自信が減ったりなくなったりしたときに「貯金が底をついた=失敗した」と焦ってしまいます。

しかし、本当の自信は貯金ではなく、「海の潮の満ち引き」のようなものです。

満ち潮のときは、やる気に満ち溢れ、何でもできる気がする。このときは波に乗って進めばいい。

引き潮のときは、水がサーッと引いていき、砂浜(自分の無知や弱点)が剥き出しになる。
自信がなくなり、不安になる。

潮が引いているときに、「なぜ水がないんだ!」と砂浜を叩いて怒っても意味はありませんよね。
引き潮のときは、ただ静かに貝殻を拾ったり、次の満ち潮に備えて船のメンテナンスをしたりしていればいいのです。

「あ、今日は引き潮の日だな」
「最近脳を使いすぎたから、バッテリーが切れているんだな」

そう客観的に捉えられるようになると、自信がない日に無理にやる気を出そうと抗うことがなくなります。

自信がない日は、「ウジウジ悩む日」と決めて、温かいお風呂に入り、美味しいものを食べて早く寝る。
これだけで、次の満ち潮がやってくるスピードは劇的に早くなります。


6. 自信のループから抜け出す3つの心の整理術

もし今、あなたが「できる!」と「私なんて」のループで疲れているなら、以下の3つのことを試してみてください。

① 「感情」と「体調」を結びつけてメモする

自信を失ったとき、スマホのメモ帳に「今、すごく自信がない。
昨日の睡眠時間は5時間で、今日はずっとデスクワークだった」と、体調とセットで書いてみてください。

多くの場合、自信の喪失は「寝不足」や「疲労」と強力に結びついていることに気づくはずです。

② 目標を行動レベルまで細分化し、ハードルを下げる

大きな目標は、引き潮のときには重荷でしかありません。

「今日はパソコンを開いて1文字書く」
「noteの見出しだけ1つ作る」など、脳が抵抗を感じない極限のスモールステップまで分解しましょう。

まずは小さな一歩目から。
雑でOKです。

③ 「知らないこと」を歓迎する

知識不足を感じて落ち込むのは、あなたが新しい領域に踏み込み、成長している証拠です。

「あぁ、自分はこんなに知識が足りないんだ」とモヤモヤしたときは、「それだけ視野が広がったんだな」と、成長の指標として受け止めてみてください。

おわりに

自信がある日も、ない日も、どちらのあなたも紛れもない本物です。

「できる!」と前を向いたあなたの勇気も素晴らしいし、「やっぱり無理かも」とウジウジ悩んでしまうあなたの繊細さも、リスクを避けて自分を守るためには必要な力。

完璧じゃなくてOKだよ。
まずは心の余裕を取り戻すために、今日できる小さなことを選んでみませんか?

今日も頑張ったあなたへ。
まずは、小さくひとつだけやってみてくださいね。

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