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「人は大事」という会社に転職しました。

創業90年になる製造業へ総務人事として入社した。「人は大事」という言葉と財務体質がすこぶる良いのが決め手となる。

お金で頭がいっぱいになると人件費や福利厚生もコストにしか見えない。経費削減は「なぜ、これが必要なの?」と詰問する雰囲気になりやすく、意見をする気持ちを削いでいく。そうして悪循環へ簡単に落ちていく。

僕が関わる総務人事は簡潔にいうと「働く場、働く人を組織の目的にガイドする役割」である。

だから「人を大事するとは?」という命題がないと面白くない。人件費をコスト一辺倒と捉えるとつまらなくなる。それは「コストであり、投資であり、生活を彩る金」だと思う。

入社後に経営理念の一丁目一番地は「わが社は、社員が幸せになるために存在する」になったそうだ。正直嘘くさい。内実がかけはなれている組織は多い。僕の経験は美辞麗句を素直には受け取れないようになっている。

労働関連法を守ろうとしているか。価値観をアップデートする仕組みはあるのか。面倒ごとにフタをしていないか。

長い歴史は強い慣性を生み組織風土として土着する。その中で変化を起こすのは難しい。流れに逆らう、いわば誰かに逆らうことになる。安全は必要だが安定は時に足かせになる。

そうはいっても組織はナマモノ。組織風土もうつろう。だから種と方向性を観察する。社内書類、社内掲示物、会議の発言等々を観察している。

言葉には思想や癖がでる。「ビジネスとして」「会社として」「営業さん」「下の階」。気になる言葉もいろいろある。

例えば「ビジネスとして」は子供扱いするかのように悪気なく使っている。「会社として」は責任を宙に浮かせるように使用している。どちらも正論だけど、正論は相手を苛立たせ感情論を呼び覚ましタチが悪い。ボールが宙に浮いたまま会議が終わることもある。

良いところもいっぱいある。ファミリー企業なのに狂っていない。改善プロジェクトを定期的に実施し変化への準備運動が出来ている。

ほっとしている。
「社員が幸せになるための存在」への種も方向性もある。

さぁ、それをガイドするのが僕の役目だ。
遠い。でも目標がでっかいので見えている。
イメージもできている。

「魔法の世界ではイメージできないものは実現できない。基礎の基礎だ」。葬送のフリーレンの大魔法使いゼーリエの言葉だ。

仕事もイメージできないものは実現できない。

故に、てくてく歩いていく。

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総務部総務課マモたろう 缶コーヒー1本で勇気づけられることがある。おやつ1つで余裕ができたりする。投稿を「いいね」と感じたら、そんなチップを、僕ではない、あなたの半径5mの人にしてみてはいかがでしょうか。