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修了考査前にインチャージをやるか迷う人へ|私はやってよかった派です

「修了考査前にインチャージを持つと落ちるよ」
3年目の春、そんな噂を何度も耳にしました。

実際、私の先輩も何人かはそのパターンで不合格になっていました。

だからインチャージの打診を受けたとき、正直かなり迷いました。

「いま引き受けたら勉強できないかもしれない」「でも、やらないのも逃げな気がする」

結局、私は受けることにしました。
そして振り返ってみると、あの判断は間違っていなかったと思っています。
修了考査のためにも、その後のキャリアのためにも。

1.インチャージを待つと勉強できないのは事実

私がインチャージを持ったのは、会社法クライアントの1社。

監査法人3年目、何もかも手探りの状態でした。

夏は監査計画の時期で、秋は詳細テストや統制テストの時期。試験休暇中は後輩スタッフに業務を任せられるように、クライアントへの資料依頼や業務内容の引き継ぎ資料の作成で夜中までかかることがありました。

そんなこんなで平日の夜は残業で勉強はできないし、土日は「今日は少しだけ休もう」と思っているうちに一日が終わってました。(休日は私の怠慢ですが…)

そのため、インチャージを持ってない人に比べたら勉強時間を確保しにくいのは事実だと思います。

2.監査論や会計学の理解にアドバンテージあり

それでも、現場のインチャージをやっていると、それまで触れてこなかった論点に多く触れることになります。

監査論で言うと、例えば監基報315のリスク評価や330のリスク対応、それから不正リスク対応基準あたりの理解は監査計画の過程で深まります。260の監査役等とのコミュニケーションは実体験として「知る」はずです。

会計学では、固定資産の減損や会計上の見積り、税金税効果や連結範囲など、インチャージレベルの検討項目として触れることになるはずです。

そもそも修了考査は実務要件を満たした上で受ける試験なので、実務で得た知識を確かめるべく、実務でよく見る論点が頻出します。

上記の論点はいずれも修了考査でも頻出の論点であり、実務を頑張ることが修了考査合格への一番の近道であることに疑う余地はなさそうです。

3.インチャージは監査人としての通過儀礼

修了考査にとってのインチャージ経験がいかにプラスかは上に書いたとおりです。

それ以上に、インチャージ経験は監査のキャリアとしても必須のものだと思います。だからやるべく早く経験すべきです。

インチャージになればわかることですが、マネージャーでもないのに現場の進捗をマネジメントする必要がありますし、クライアントとのコミュニケーションも格段に増えます。

難しい論点の検討も増えるので、情けない話、審査でパートナーやシニマネに詰められることも多々ありました。

それまでは単なるエクセル職人としての監査法人スタッフが、真の監査人へ階段を登り始めるのはインチャージになってからだったのです。

4.インチャージの打診があればYESと言おう

修了考査後に監査法人に残るか残らないか、いずれにしても出来る経験は早いに越したことはありません。

そして、来月辞めます、という状態でない以上はやる気を見せておくことが円滑な会社員生活では大事。

インチャージの話が来たら快く引き受けましょう。
もちろん、勉強との両立は簡単ではありません。

でも、修了考査が終わってから「やっておけばよかった」と思う人は多い。

業務に対して一段深く考え、関わることができるようになり、実務を通じて考える力がつけば、結果的に修了考査にも効いてきます。

5.まとめ

忙しくても、インチャージでしか見えない景色があります。

「試験があるから」と避けるより、
「試験のためにも、やってみよう」と思えるかどうか。

修了考査を乗り越えた今だからこそ、
私はあのとき、引き受けて本当によかったと思っています。


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