「母語話者至上主義(ネイティブ・スピーカリズム)」という概念・思想を、みんなで共有しましょう
「母語話者至上主義(ネイティブ・スピーカリズム)」という概念・思想をご紹介します。
英語教育者であるにもかかわらず、うかつなことに私はこの重要な概念・思想をこれまで知らずにいて、「Kana|応用言語学&TESOL」の記事で、初めて知りました。
Kanaさん、ありがとうございます!
私たち日本人英語教育者、日本人英語学習者は、この概念を必ず知っておかなければならないものだと私は確信します。この概念・思想に対して賛同するかしないかとは関係がなく、まずは知ることが大事です。
以下に「母語話者至上主義(ネイティブ・スピーカリズム)」のウィキペディアの解説の一部を抜粋しておきます。皆さん、ぜひ読んでみてください
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母語話者至上主義(ネイティブ・スピーカリズム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
母語話者至上主義(母語話者主義,ネイティブ・スピーカリズム)とは、英語母語話者の教師こそが英語についても教授法についても西洋文化の理想を体現しているという考え方である。
この用語はエイドリアン・ホリデイによって作られたが、母語話者至上主義のイデオロギーはそれよりもずっと古くから存在している。
母語話者至上主義は、「我々母語話者と彼ら非母語話者」という二分法的な言説に基づいている。こうした言説では母語話者は理想的で非母語話者は劣っているとみなされる。
(略)
第二言語習得の分野において母語話者至上主義が急速に広まったのは,第二次世界大戦が終結し、言語学習の科学的時代が始まってからであった。
この時期には、文法や語彙の標準化が進められ、それによって第二言語の学習・教育環境における母語話者に対する優遇の基礎が形成された。
戦後のこの時期には、チョムスキーの「単言語の、理想化された母語話者」という概念が展開された。
その結果、母語話者が正しい言語を担う存在として理想化され、理想的な言語教師もまた母語話者であるという考え方が生まれた。
(略)
母語話者至上主義は、依然として国際的な規模で英語教師の採用慣行に影響を与えている。EUでは、採用担当者を法的に追及しようとする動きが最近になって見られるようになった。
2024年2月には、差別を受けたフランス人英語教師の前例のない訴えをフランスの権利擁護官が取り上げた。
