「心と言葉のグローバル英語文法」のエッセンス:思考の構造(2)「命題」とは
「命題」とは
私たちが言語について考えるときには、社会や人間も含めた広い視野が必要であるが、それを踏まえたうえで、本論ではこのうちの思考の構造について考えていく。
ただし、直観や創発といったものを含めた思考のすべてを扱うのではなく、特に命題(Proposition)の組み立て方に焦点を絞って考えていくことにする。
命題とは、論理学や言語学で思考の単位として一般的に用いられている概念で、「何/誰がどうである」(What/Who is what)、「何/誰がどうする」(What/Who does what)といったひとつの思考のまとまりのことをいう。
命題は、思考のなかに含まれる概念であって、思考そのものではない。だが、それを用いることで、思考の動きを、実際に役立つかたちで、捉えることができる。
実利面からみて、命題を思考の代表者とすることには、それなりの意味があるといえる。
