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スロースタートのライフワーク爆走中|This Will Be Our Year

都市経営プロフェッショナルスクール・公民連携事業過程第9期の受講が終了しました。2024年6月にスタートしてから10ヶ月、毎週のe-ラーニングとオンラインゼミ、計3回の集合研修を経て無事に終了書を受け取り、公民連携事業へのスタート地点に立つことができました。


都市経営プロフェッショナル・スクールとは都市の経営課題を解決する人材の育成を目的としたプログラムで、主に行政の幹部、現場職員、地方議会議員とそれらを目指す方々に向けてプログラムを進化させ続けています。eラーニングと実地研修を組み合わせ、実践にもつなげることができると同時に、全国各地の事例からプロセスを学ぶことができます。


ゼロというかマイナスからのスタート

約1年前、「このスクール通ってみませんか?」と、職場の経営者から声をかけられ「はい。わかりました」と返事をしたものの、公民連携事業についての知見も、スクールについての知識もなく、参加していくうちに分かるのでもいいのかもなどと考えていましたが、参加してすぐ「ここはすでに勉強をして実践に取り組もうとしているプロの集まる場所なのだ…」ということに気が付き、気軽に返事した自分を呪うところからスタート。

とはいえキャリアを重ね、ある程度のポジションについて年月を重ねると、新しい環境やプレッシャーを手に入れることはとても難しくなります。自分が最も恐れる「自分に飽きる」を回避するには、ここで強制的に新たな学びを得て自分なりのアップデートをすることが良いのかも、とポジティブ変換して、飽きない自分を目指しつつ自分の仕事に還元できる知識や考え方、人脈などを得られるように動いてみよう、と思ったことを覚えています。

集合研修で訪れた北九州のまちには良い感じのリノベビルがたくさんあった

何をしたいのか分かるまで続けるインプット

そんなフワフワした受講の初期は、とにかく座学をがんばる、他の人の話をたくさん聞く、他の人のプロジェクトへのコーチ陣のフィードバックを理解する、言葉の意味を学ぶ、といったインプットに時間を使い、アウトプットはほとんどできていなかったと思います。

「業務外の自己鍛錬として」というミッションであったこと、そしてスクールを受講しているからといって実務の量が減ったりはしないということ、それが自分を悩ませ、結果的には週末ごとに訪れていたキャンプの時間をほぼ全て犠牲にしてとにかくインプット…。幸い、文章を読んだり書いたりすることだけは得意なので、動画を見てコメントを書いたり課題図書を読んでレポートを書いたりすることのハードルはそこまで高くはなく、理解が進んだ後半はそれを楽しめている自分もいました。

今年は夏を取り戻したい

役割が分かると自分がにじみ出す

自分にはっきりエンジンが掛かった認識があるのは、秋季集合研修までのグループ課題に取り組み始めてから。それまで、チームの中での自分の役割が分からなかったり「そもそも場違いでは…」という迷いもありながらで、チームに貢献できるアウトプットはできていなかったのですが、グループ課題に取り組むことでメンバーそれぞれの個性や得意分野、役割などがだんだん見えてきて、自ら生かされる場所をつくる動きができたように思います。

チームの中でさらに小グループに別れてワークする時間をつくることで、コミュニケーションの密度が上がったことも確か。全員の前ではなかなか口火を切らない人も、小グループの中ではしゃべらざるを得ないという状況が、全体の進行を促進したように思います。役割を自ら見つけなければ活躍することはできない。というあたりまえのことに気がついたのもこの頃です。

オガールで行われた秋季集合研修は一番濃密で体力的には一番辛い時間でしたが、グループ課題を通じて知ったまちを実際に見られて課題をフィジカルで体感できるというとても良い流れを経験できた場でもあります。フルーツもたくさん食べたし。

紫波マルシェで買ったぶどう食べ比べセット。経験も味も濃い時間

革新は自分の中からしか生まれない

夏頃からマイプロジェクトも少しずつ動かすことができて、自分のプロジェクトのテーマを「地域の工務店の生き残りによる地域価値向上」と定めました。今まで数多くの実際に家を建てた人の声、工務店が置かれている現状、工務店の存在が地域にもたらす価値などを複合的に考えると、地域工務店が豊かな住環境を提供し続けることが、地域の価値や住人にとっての魅力になると確信したのです。

というか、そもそも確信はしていたけれど初めて言語化できたというのが正しい言い方かもしれません。そして、目の前のその課題を解決するのは自分だという覚悟も同時に育っていきました。受講当初は「参加するからには日頃の業務とは直接関係ない新しいプロジェクトを生み出さなくては」と考えていた時期もあり、できることやるべきことから目を逸らしていたこともあって、この結論にたどり着くまでにだいぶ時間がかかってしまいました。

しかし、実際にテーマを定めてからは、誰に話を聞いて、どんな立ち回りをして、どんな発信をして、どんな武器を用意すればいいのか、という戦術が次々と浮かんできて、そのひとつひとつに取り組むことが自分を前に推し進め、周囲に影響していく実感を得ることもできました。

自分も生活者としてマンションリノベーションを経験。自分にとって一番むずかしい「自己開示」がプロジェクトの根拠になった気がした

とはいえまだスタート地点

結局この10ヶ月をかけて、スタート地点に立ったよ、というだけなのですが、スタート地点に立てるための場を与えてくれた経営者にも、数々のステップを淀みなく運営してくださったスクール運営のみなさまにも、つたない発想やヨチヨチした動きに根気強く的確なアドバイスをくださったコーチのみなさまにも、お互いを尊重して優しく熱く関係してくれたBチームのみなさんにも、とにかく感謝しかないのが今です。

多くの方にいただいたものを地域への貢献としてお返しできるように、まずは踏み出した足をひっこめないこと。それに集中しているところです。これからの自分に期待しながら。

スクール受講全体を通じてのハイライトは「Bチームだったこと」と言い切れる

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