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熊本に空気清浄機 #1 (2026.8.6-12)

2026年7月28日、16時27分頃。
熊本県の宇城市と氷川町で最大震度7を観測する地震が発生した。
勤務先からの帰りに、緊急地震速報のバナーがスマホの画面に出て、すぐに車を停めて内容を確認した。残念ながら誤報ではなさそうだ。

家に帰って被害状況を確認しながらの家族会議。もう何十回となく被災地に入っていることもあるためか、ありがたいことに話が早い(半分は諦めなのだろうが)。8/7から輪島へ行くつもりにしていた予定を変更し支援に入ることに決め、準備を始めた。

避難所の状況は具には報道に出ないが、おおよその想像はつく。沖縄や九州では、夏になり、学校や家庭でエアコンを稼働することが多くなったためか、地震が起きる前から新型コロナの感染が急拡大する兆しがあった。今回もできるだけ早く避難所や福祉施設などの空気環境の改善が必要になるだろう。感染症対策のためのマスクや衛生用品を中心に手配を進める。

そんな矢先である。能登の地震や水害の支援で連携をとっていた仁尾淳史さんから電話が。被災地支援に関する相談なのだろうと思い電話を受けた。
取るなり「お疲れ様です。いつ熊本行くんすか?」 
おいおい、行くか行かんかはもう聞いてくれなくなっちゃってるのねおいら…てツッコミたくなる衝動を抑えつつ、8/6か7あたりに出発することにした。最終的に、車3台、5人で熊本に向かうことになるが、いつものように現地での活動内容や目的は各人違うので統率は取らない(取れないという方が正しいが)。とはいえ、仁尾淳史さんが最低限の情報を集約し、取りまとめてくれたおかげで、準備に専念することができた。

8/6出発

空気清浄機9台に高機能マスク2千枚弱をいつものシエンタちゃんに積み込み、AM中で仕事を切り上げ、職場から直接移動する。今回のほんじょ便の乗組員は神戸のドンマッツさん。7日のAM中に八代市に到着することを目指し、ドンほんじょびは神戸から出発、下関で前泊した。
普段は一人で移動することが多いので、話相手が居るのは本当にありがたい。おいらを安全に被災地に送ろうという方は、どんどんほんじょ便を利用して欲しい。

クレアウィンタワー(空気清浄機)など
マスクなどは隙間に突っ込む

8/7 八代市、氷川町の介護施設へ

熊本北SAでやっさんと落ち合い、3人で空気清浄機を置きたいという要望があったという八代市の介護施設へ。
設置のための事前調整が終わっていて、到着してすぐに組み立て、設置ができるのは、手待ちが減って本当にありがたい。が、我々が到着したときには、発災直後の混乱した状態は収まっていたようで、空気清浄機の設置は必要ないとのことになった。おいらにとってはよくあること…だが、やる気満々で気合いを入れていたおいら以外の2名は拍子抜け…申し訳な〜い。

気を取り直して、どなたかが発信されていた写真で、高機能マスクを着けた職員さんがいらっしゃる介護施設へ行き、空気清浄機を設置しないかお伺いを立てることにした。
感染症に対する態度は、着けているマスクや行動に現れる。
完全においらの勘であったのだが、思った通り空気清浄機の要望あり、ここでは4台と業務用エアコンへの設置を行ない、マスクなどの衛生用品もここの職員さんたちを通じてお渡しした。
当時はもう落ち着いていたが、コロナ患者も出てしまったため、生活空間を分離し、既存の家庭用空気清浄機を併用してなんとか収めた矢先とのことであった。
ただ、空気清浄機を提供するにあたり、最も心配されていたことは、「後に費用が請求されることはないか?」ということだった。聞けば、10年前の地震の際に提供された物品に対して、多くの費用が後になって請求されたことがあったとのこと。悪徳業者は被災地支援の邪魔をしないでほしい。

このタワー型の空気清浄機 クレアウィンタワーは充電式で、設置時は充電が空だったので、8日に稼働させに来ることにして、その日の活動を終えた。

介護ベッドの側に設置された空気清浄機

1日でたった4台と、少しの物資提供。マッツさんとやっさんは少し不完全燃焼気味である。半ば飛び込み営業のようなやり方で、効率が悪いように見えるが、民間施設に対してはこれが一番確実で円滑に進やり方なのよ…ゴメンナサイ。

クレアさんが八代市と繋がったとの報を受けて

そんな矢先、クレアさんが、八代市と正式に繋がり、次の週から現地で空気清浄機を設置して回ることが決まったとの情報が入った。
でしゃばるわけではないが、残りの8台の空気清浄機とフィルターは、できれば早く設置して稼働させるのが望ましいため、市役所で設置に関して相談してみることにした。
市役所の担当部署では、すでにクレアさんが空気清浄機を設置しに来ることが周知されており話は早かった。クレアさんたちとは別で動いているとはいえ、同様の感染症対策を地で行う民間有志のチームとして認識いただき、優先して対策したい避難所を3ヶ所紹介いただき、こちらの判断で空気清浄機やフィルターを設置する了承を得られた。
8日はその3ヶ所の避難所への設置に注力することにした。

8/8 避難所に空気清浄機

マッツさんとは8/7まででお別れ。この日からはやっさんと二人で周る。
昨日空気清浄機を設置した介護施設で空気清浄機を稼働。簡単に説明し、今後のフィルター提供などは追って相談することにした。
まずは市役所から紹介された鏡小学校の避難所を確認。必要性が高いと判断。まずは残る空気清浄機8台全てここに置くことにした。それでも能力的には不足するはずなので、エアコンにもフィルターをつけたいところであったが、機器へのつけにくさ、設置場所が高いなどの課題あり、断念。
PMから我らが仁尾淳史パイセンと合流するため、空気清浄機の組み立てをやっさんにお任せして、私は一旦熊本へ。

宇土市の海岸沿いの状況を確認

有明海に近いところは液状化が酷いのではと心配だったため、移動中に少し寄ることにした。写真には撮れていないのだが、全くと言っていいほど道のうねりなどはない。宇土市の海岸は埋め立て地は少ないらしく、その影響なのだろう。

無傷のジンベエ像と対面できて嬉しそうな淳史さん
海岸沿いも道路へのダメージは少ない

少し遠回りしつつやっさんと合流。
手持ちの空気清浄機は無くなったが、エアコンにクレアウィンフィルターをつけられれば、それ自体が強力な空気清浄機になる。できることはないかを残る第5中学校と太田郷コミュニティセンターにて現地現物で確認。
結果、コミュニティセンターでの処置は大量のフィルターと空気清浄機が必要なため、断念。今回は第5中学校のエアコンにフィルターを設置することにした。時間的な制約から、8/9、AM中の処置を目指す。

第五中学校でトイレを借りた際、避難されているおじいさんと会話。毎日3食のパンに飽きてしまっていて、とにかくご飯が食べたいとのことだった。あいにく手持ちの物資としては持ち合わせていなかったので、後日の物資の配布の候補にし、能登の方から熊本の方々へと預かっていた塩サイダー飴をお渡ししてその場を去った。発災から10日にもなり、道路の通行も難なくできる中、どうして物が届かないのか不思議でならなかった。

8/9 第五中学校避難所への空気清浄機設置

残る全ての在庫のフィルターはここ、第五中学校のエアコンに設置した。
クレアさん曰くこの小泉進次郎が送ったエアコンは、モンスター級の風量を誇る。フィルターの効果が十分に見込めるとのこともあり、作業する手には気合いが入る。
吸入側への設置もしやすく、一時間程度で作業を終えることができた。

フィルター末端の養生を丁寧に行うやっさん
背面には家庭用エアコン用二枚分
側面には家庭用エアコン用一枚分

この後、ワンピース大好きな淳史さんと観光しながら、熊本空港へ。能登に空気清浄機を一緒に持ってった仲間、あかたちかこさんと合流。
博多空港から沖縄に帰る淳史さんと別れ、熊本に戻った。

サンジ像と淳史さん
ゾロ像と淳史さん
ナミ像と淳史さん
台風の影響で飛行機が飛ぶか不安そうな別れ際の淳史さん

8/10 避難所でのヒアリングと物資提供

大きな団体さんと違い、我々は大量のものは用意できないということもあり、他の方が持っていかなそうな気の利いた物資を見繕って調達。タンポン、シンクロフィット(いわゆる”挟む”ナプキン)、炭酸水、入歯洗浄剤など。

まずは避難所太田郷コミュニティセンターへ。
ここでは医療関係のNGOの方々が常駐されており、提供する物資や考え方についてヒアリング。主に生理用品についてなので、オイラは直接は聞いていないが、ものの選定や提供に関する考え方は政府や行政と似ていて、汎用性や流用性の高いものをできるだけたくさん。というような考え方で選んでいるらしい。そこから抜け落ちるもの、ことを補うのが、個人や民間の重要な役割であるということを改めて認識した。
食事や飲み物にしろ、生理用品にしろ、おやつにしろ。日常、お店や学校で選んで食べたり、使っていたのと同じように、避難所でもそうできたら、少しでも気持ちが楽になったり、元気が出たり、楽しみが感じられたりするはずだからだ。
次に昨日エアコンにフィルターを取り付けた第5中学校。
ここで鹿児島から、大量の物資を携えた仲間palさんと合流することになっており、水や保存食など、必要なものをお渡しした。
ここで忘れてはならない、palさんから私への特別なプレゼント「ほんじょ便ステッカー」めっちゃ嬉しい。ほんじょ便マークが少し小っ恥ずかしいので、地元ではつけられないのだがw。

palさんからの贈り物 ほんじょ便ステッカー

残る物資は、物資の集約と配送の拠点となっているトヨオカ地建アリーナへ。ここでは、自宅避難や周辺で車中泊をして過ごされている方々にも物資を配っているということで、あらゆるものが足りていないとのことであった。
また、物資提供の後に、偶然会った情報共有をしている仲間から、未だ改善されない避難所の環境や、運営の状況を聞き、少しでも状況が変わればと、
次の11日も少しだが物資を配って回ることにした。

ここからあかたさんはpalさんと同行。
私は、別でガリガリくんを配りまくって新潟に戻るつっちーから、配れなかった物資を受け取るため、宇城の道の駅へ。
ここでびっくり、配信を見ていた愛知の仲間が先につっちーと合流していた。次の日はこの愛知の仲間と物資を配ることにした。

カップ麺
おむつ(サイズ色々)
ボディシート(もう何個買うたかわからん!)
衛生用品いろいろ(箱買いできなかったのでたくさんはない)

8/11 避難所へ物資配布

上の前日に調達した大量の物資と、売上が減って立ち行かなくなる可能性のある地元スーパーで買い足した物資をトヨオカ地建アリーナへ。
お米、お味噌汁、コーヒーなど、100名分弱を現地リスナーのほりぽんさんにご紹介いただいた上柳小学校の避難所へ(写真撮り忘れ)。

道路や物流は程なく元に戻るとの見込みから、追加物資は郵送などで送ることにし、今回の支援はこれで終了とし、12日はあかたさんとのんびり自走で帰ることにした。

おまけ(熊本でいただいた”うまかもん”たち)

今回は入れ替わり立ち替わりでいろんな方々と合流したのを言い訳に、いろいろな熊本の美味しいものをたくさんいただきました。
本当に美味しかったです。
お小遣い貯めてまた行かないとなぁ〜。

・焼肉 浪花さん
 マッツさんと食べまくり

初日の馬刺し

・味処 城粋 koikiさん
 淳史さんと晩餐

馬刺し5種盛り!
蟹味噌甲羅焼き


・宇土市役所近く 大香楼 さん
 あかたさんとランチ

初太平燕(タイピーエン)

・海鮮家 福伸さん
 あかたさんと夕食🐟🐟🐟

天ぷらとお造り(写真忘れた、心眼で見てね)

・磯丸水産 
 愛知の怖いお兄さんと夕食

馬刺しユッケ
レバー
馬刺し(フタエゴ)
馬刺し(ロース)

・お弁当のヒライ
 愛知の怖いお兄さんとランチ

わかめそばとカレー

・酒処 HAJIME さん
 愛知の怖いお兄さんと夕食

チキン南蛮
スジ煮込み
穴子の天ぷら(隣の方のん盗み撮り)
ひとつもじぐるぐる


・道の駅 うき サンサンうきっ子
 あかたさんとpalさんと朝食???

海鮮巻き

・山陽道 広島のどこかのSA
 あかたさんとおやつ

お好み焼き

おしまい
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