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kaworukumda11
ミイラ。
「これあげるね。」
引っ越し祝いにって
近所の女の子から渡されたのは
小さなかわいいミイラだった。
「ありがとう。」
といいつつも
小学2年生の私の頭の中は
?!?!?!?!だった。
後に母から聞いたのは
その近所の女の子の家は
漢方薬屋さんだったということ。
随分長い間、大切にしていた
その小さなミイラは
【タツノオトシゴ】だった。
【タツノオトシゴ】を
見たり聞いたりするたびに
「これあげるね。」の場面がよみがえる。
好奇心と
ちょっとの怖さと
特別っぽい塊を手にのせて
ドキドキしている私がいた。
