「自分の考えは間違っている」そう思い続けた自分へ
5月27日、精神科受診日。
1ヶ月半ぶりの病院に、なぜか気持ちはソワソワしていた。
前だったら、「先生に話したい」という気持ちが強かったのだが、今回に限っては、「今の気持ちをどう話そう?」と前日から悩んでいた。
朝早く起きて、ジャーナリングをして気持ちをまとめておこうと決めたのに、なぜか朝から気持ちは動かなかった。
転職への不安が絶頂に。
病院に何事もなく到着したかと思った。
待合室で順番を待っている間、心臓がバクバクと鳴っていた。
決して病院も先生のことも嫌いではないのに。
転職することへの不安が絶頂になり、先生にうまく説明ができる自信がなくなったのだ。
「私はこれから先、ちゃんとした仕事にも就けず、何度も転職を続けるようになってしまうのでは?」
「児童発達支援管理責任者と管理者として築き上げてきたキャリアは無駄だった。」
そんな想いでいっぱいだった。
それだけじゃない。
就労移行支援のサビ管の仕事の求人を数日前に見つけて、やっと少し「やってみようかな…」という思いになったこともあり、「やっぱり私には無理かもしれない…」と自己肯定感がだだ下がりになったのだ。
突然きたこの感情の波に自分がついて行けず、「先生の前では泣いてはいけない。ちゃんと話すんだよ。」と自分に何度も言い聞かせたが、涙は止まらなかった。
転職への不安や焦りは、実は適応障害が改善している症状だった。
正直問題(アレン様風)、これには驚いた。
だって、いざ診察が始まってすぐに自分は泣いていたのに、「良い方向に向かっている」と言われたのだ。
先生曰く、「転職への焦りや不安を抱くようになったことは、いい方向に向かっているんですよ」とのことだった。
泣きすぎてちゃんと話は聞けなかったが、今の悩みは“前向きな悩み“であり、ちゃんと進もうとしている証拠なのだと言ってもらえたのだ。
それを聞いて、私としては「嘘でしょ?」と内心思いつつも、嬉しかったのである。
適応障害が治ったわけではないが、少しずつ良くはなっているということだから。
しかも、私の悩みって悪いことじゃないんだ!と思えたのも大きかった。
自分の体調に「適応障害」という名前が付いて、「病気だったんだ」と受け入れられた自分もいる中、「精神障害者になってしまったのか…」という不安が付き纏い、社会不適合者なのかも?と悩んだこともあった。
だから、「こんな自分とうまく向き合っていくしかない」と思う反面、「早く治って」という気持ちも自分の中で見え隠れしていたのが正直なところだ。
そんな私は、先生の言葉に「本当によかった…」と安心させられた。
今の私にはできないこと
それは、「後悔をしない選択」である。
適応障害になる直前から、「自分の考えは間違っているのかもしれない」という感覚が強くなっていた。
発症後は頭の中が常にモヤがかかったようで、自分で決められないことが増えた。
気づけば、自分の意見よりも周囲の意見を優先するようになっていた。
次の仕事について先生に相談はしたものの、「自分が決めないと、後悔すると思う」という当たり前のような言葉を先生は私に与えてくれたが、その当たり前を私は頭のどこかに隠してしまっていたようだった。
「自分の考えは間違っているのかもしれない」と思うようになってからは、とにかく自分に自信が持てなかった。
周りとは違う自分に恐怖すら覚え、自己否定の日々を送っていた。
こんな私が自分のことを決められるのだろうか…と思ってしまっている自分がまだいる。
自分の意見に自信を持てる日はだいぶ時間がかかりそうだが、先生の一言で自分を信じてあげたいという気持ちが芽生えてきたように感じた。
「環境が変われば、大丈夫だと思う」という一言に安堵。
もう一つ、先生から言われた一言で安心した言葉が「環境が変われば、なおちさんは適応できると思いますよ」であった。
仕事についてお給料の心配があることを先生に伝えた上で、児童発達支援管理責任者や同等の仕事に就くしかないのかと思っている旨を話すと、「前職の環境が悪かっただけですよ。なおちさんは(児童発達支援管理責任者の仕事が)できると思うけどなあ」と言ってくれた。
自分ができない人間だから、この仕事が向いていないとも思っていた。
先生は、私が働いている姿を実際見ているわけではないが、「できると思う」という先生の一言に、なぜか勇気が貰えたのだ。
「あ、私ってできない人間じゃないんだ」と思ったら、また涙が…笑
泣きっぱなしの診察だったが、心は少し軽くなった。
でも現在進行形で時々涙が出るんだよね〜。なぜ?
薬から少しずつ離れていけるように…
服薬はまだしているが、「ずっと服薬を続けていくのではなく、いずれは薬から離れていけるようにしましょう。なので、状況によっては飲まなくても良いですよ」とのこと。
少しずつ薬から離れていいと許可が出たのだ。
これは私の中で大きい。
診察が終わって心が軽くなっても尚涙が出るため、念の為服薬をしているが、飲み忘れる日も前にはあったため、朝の調子がいい時は飲まないようにしようと思う。
改善はしているが、治ったわけではないから気は抜けない。
転職活動については、7月から開始したらどうかと提案された。
また、特定理由離職者の申請書の記入をお願いしたが、就職できなくはないが治療がまだ必要であると考えられるといった項目に丸をつけてくれるということになった。
退職した方がいいと言われていた状況から、就職してもいいという状況になったことで、少しずつ体調は改善されてきていると思えるが、もともと不安感の強い私にとっては、気が抜けない状況である。
今回、転職のことで不安になり先生に泣いてしまった(結果いい方向に向かってはいたが)こともあり、いつまた崩れる時が来るかわからない。
崩れてしまった時はその時だとも思っているが、よくなっているからといって、お調子乗り太郎にだけはならないようにしたいと思う!
今の私にとってセルフラブを続ける意味とは“前を向くため“の行動
自分のことを好きになれない、自分の考えに自信が持てない、そう感じている人はどれくらいいるのだろう?
そんな人たちに対して、「自信持って!」と適応障害になる前の自分ならそうエールを送っていたかもしれない。
でも、適応障害になってからは自分に自信を持つってこんなにもエネルギーが必要なことなのだと知ることができた。
だから、軽い気持ちで「自信持って」とは言わない。
「自分のことを少しでも好きになれたらラッキー。少しでもいいから自分の意見を尊重できるようになれたらいいね」
そのくらいの気持ちで、今日も自分と向き合っていけたらいいな。
