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第13回 習慣は才能より強い

私は昔、何をやっても長続きしないタイプでした。

新しいことを始めるのは好きです。

「今度こそ続けよう」と思って始めても、しばらくすると別のことに興味が移ってしまう。

だから、自分には「継続する力がない」と思っていました。

ところが50代になった今、振り返ってみると、意外なことに気づきます。

ウォーキング、読書、掃除、投資。

気がつけば、いくつものことが生活の中に残っています。

昔は続けることが苦手だった私でも、習慣は身につけられた。


最初の習慣はウォーキング

最初に習慣になったのは、ウォーキングです。

始めた理由は、健康のため。

仕事では車で移動することが多く、運動不足も気になっていました。

ところが、続けるうちに、別の効果に気づきます。

仕事が終わって家に帰っても、頭の中はまだ仕事中。

「あれはどうだったかな」

「明日は何からやろう」

そんなことを考えながら家に帰っていました。

そこで、家に帰ってすぐ30分ほど歩く。

歩いていると、自然と今日の仕事を整理するようになります。

「これは今考えても仕方ないな」と切り替えたり、明日の仕事の順番を決めたり、確認することを頭の中で整理したり。

歩き終わるころには、頭の中がすっきりしている。

ウォーキングが、仕事とプライベートを切り替えるスイッチになっていたのです。

【画像:夕暮れの川辺を歩く紳士のコンパスpig】

今では週末や祝日に1時間ほど歩くことが中心ですが、もう10年近く続いています。

今は氏神様への参拝も兼ねています。

そして何より大きかったのが、健康面の変化です。

病院に行く回数が減り、薬も減りました。

もちろん、すべてがウォーキングのおかげとは言えません。

それでも、長く続けてきた習慣が健康を取り戻すための土台になったことは、間違いなく実感しています。

読書が、お金との付き合い方を変えた

読書も、いつの間にか習慣になりました。

最初は投資を知りたかったからです。

「3000円投資生活」の本を読んだことが、投資を始めるきっかけになりました。

実は、私の場合、読書が続いた理由はもう一つあります。

妻と長女が読書好きで、「この本は読んだほうがいい」と本をすすめてくれるのです。

自分で全部探さなくても、選んでもらった本を読める。

これが結構ありがたかった。

そして、娘にすすめられて読んだ一冊が『DIE WITH ZERO』でした。

この本を読んでから、お金に対する考え方が変わりました。

それまでは、どちらかというと「お金はできるだけ貯めておくもの」という考えが強かった。

しかし、この本を通じて、

「今しかできない経験にお金を使うことも大切なんだ」

と考えるようになったのです。

それからは、旅行にも以前よりお金を使うようになりました。

四国八十八ヶ所を巡ったり、家族全員で高野山へ行ったり。

週末に家族で外食することも増えました。

貯めるだけではなく、お金を使って家族との時間や経験を買うことも、人生を豊かにする投資なんだと気づいたからです。

一冊の本を読んだことが、実際の行動を変えてしまう。

読書って、面白いものですね。

掃除を続けたら、考え方まで変わった

40代後半から、玄関やトイレの掃除も習慣になりました。

きっかけは、少し意外なものでした。

玄関は家の運気に関係する。

トイレをきれいにすると金運につながる。

そんな本やYouTubeを見たことが始まりです。

最初は「本当にそうなのかな?」くらいの気持ちでした。

実際に、掃除を続けていると、家の中の空気が少し良くなったように感じます。

嫌なことが減ったような気もします。

もちろん、これを科学的に説明できるわけではありません。

ただ、一つ面白い変化がありました。

掃除をしていると、物が減っていったのです。

「これは必要だな」

「これはもう使わないな」

そんなふうに、必要なものとそうでないものを自然と分けるようになりました。

そして、その感覚は物だけにとどまりません。

日常の中でも、

「これは本当に必要なのかな?」

と考えるようになった。

習慣にした掃除が、家をきれいにするだけでなく、自分の考え方まで整理してくれたのです。

これは自分でも少し不思議に感じています。

新しいことを始めるのも、一つの習慣

ここまで考えてみると、私は「続けるのが得意な人」になったわけではないのかもしれません。

今でも新しいことを始めたくなります。

旅行もそうですし、投資もそう。

最近ではAIを使ったり、noteを書いたりもしています。

でも、今はそれを悪いことだとは思っていません。

まず、やってみる。

面白ければ続ける。

違うと思えばやめる。

うまくいかなければ、方向を修正する。

これを繰り返すことも、一つの習慣なのだと思います。

最初から正解を選ぶ必要はない。やりながら、自分の方向を修正すればいい。

人生も、コンパスと同じなのかもしれません。

最初から完璧な方向を指している必要はない。

少し進んでみて、違っていたら向きを変えればいい。

もっと早く始めたかった習慣

50代になった今、もっと早く始めておけばよかったと思うものがあります。

それは投資です。

今は娘たちにもNISAを始めてもらっています。

私は40代から投資を始めました。

でも、正直に言えば、20代から知っていたらと思います。

ただ、20代のころは投資そのものを知りませんでした。

知らないものは、始めようがありません。

だから今は、過去を悔やむよりも、知った時点で始めればいいと思っています。

「もっと早く知りたかった」と思うなら、知った今日がスタートです。

これは投資だけの話ではありません。

健康でも、読書でも、旅行でも、新しい挑戦でも同じ。

「もっと早くやっておけばよかった」と思うことは、誰にでもあると思います。

でも、今日から始めることはできます。

今日、一つだけ始めてみる

習慣を作るというと、毎日頑張らなければいけないように感じます。

でも、そんなに難しく考えなくてもいい。

まずは一つでいいと思います。

10分歩いてみる。

本を5ページ読んでみる。

玄関を掃除してみる。

毎月少額の積立について調べてみる。

家族と行きたい場所を一つ決めてみる。

そして、できたら続けてみる。

続かなかったら、やり方を変えてみる。

それでも合わなければ、別のことを試せばいい。

大切なのは、完璧に続けることではありません。

「やってみる → 続ける → 修正する」を繰り返すことです。

【画像:旅人と希望への道標】

私は昔、継続することが苦手でした。

それでも、10年近くウォーキングを続け、読書を続け、掃除を続け、投資も続けています。

その一つ一つが、健康やお金との付き合い方、家族との時間、そして自分の考え方まで少しずつ変えてくれました。

だから今は、こう思っています。

習慣は才能より強い。

才能があるから続けられるのではなく、続けているうちに、その習慣が自分の力になっていく。

もし今、何か始めたいことがあるなら、大きな目標を立てなくてもいい。

今日、10分だけ歩く。

今日、5ページだけ読む。

今日、気になっていたことを一つ調べる。

そんな小さな一歩で十分です。

10年後に振り返ったとき、

「あの日、始めてよかった」

と思えるかもしれません。


🧭🐷 コンパスpigのひとこと

「大きく変わろうとしなくてもいい。
小さな一歩を続けていたら、気がついたときには、人生の向きが変わっているかもしれないよ🐷」

それではまた次回。

あなたの人生のコンパスが、少しでも前を向きますように。🧭🐷


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