新聞記事で考える|日米豪印 エネ安保 協力強化【対米不満の中でも連携強化が必要】(2026/5/27)
日米豪印からなるクワッドの外相会合が開かれ、エネルギー安全保障や海洋監視活動などの協力強化を盛り込んだ共同声明を発表しました。
-----------------------
共同声明
共同声明ではイランが求めるホルムズ海峡などの通航料への反対、中国を念頭とした危険かつ威圧的な行為への深刻な懸念も示しています。
また、重要鉱物について、採掘や加工、リサイクルを含めた供給網を強化する枠組みを創設することも示しています。
盛り込まれたホルムズ海峡通航料問題
覇権的な行動を行う中国に対しての懸念が共通する4カ国が問題解決のため集まったものです。ですので、東・南シナ海への情勢やレアアースなどについて共同声明に盛り込まれることは特筆すべき事ではありません。
今回の共同声明ではイランが求めるホルムズ海峡の通航料に対する反対が盛り込まれ、世界的な課題のひとつとして対処してゆこうという意志が見受けられます。
アメリカに対して不満を持つインド
一方で、インドはパキスタンとの紛争においてトランプ大統領が停戦を仲介したことに不満を持っています。また、ウクライナ戦争でロシアが経済制裁される中、インドはロシア産の原油を格安で輸入し続け、アメリカから50%の関税を掛けられていました。
更に、そもそもホルムズ海峡を不安定にさせたのはアメリカであり、インドはアメリカに対して不満を持っていました。
各国との関係深化が今後とも求められる
残念ながらクワッドのうちインド、オーストラリア、そして日本はアメリカに対して国力が弱く、アメリカの動向に振り回されてしまうことは避けられません。不満がありながらもインドが大人の対応をし、クワッドが開催され共同声明が出されたことは喜ばしいことです。中国に対して隙を見せずに済みました。
今後ともトランプ大統領に振り回されることが起こると思われますが、落ち着いた大人の対応をすることは勿論ですが、アメリカを諫めることができるよう関係国と連携を深めて行くことが必要です。高市内閣には今後も外交に尽力して欲しいと思っています。
