膝小僧を擦りむいた
満月を見た。
膝小僧を擦りむいた。
久し振りにちゃんと転んで、
左の膝小僧が真っ赤になってしまった。
薄皮一枚。
人間のカラダって
こんなにも脆いもので守られているんだな。
きっとココロもそうなんだろうな。
自分も、他人も、思うより脆い。
わかっているようでわかってない。
だから、傷付いてしまうし、傷付けてしまう。
自分も、他人も、簡単に。
この膝小僧はいつ治るかな。
多分きっとアザにもなるだろう。
衣装になったら目立ってしまうかな。
なんてことを考えつつも、
あたしは多分隠さない。
元々、アザや傷痕は好物で、
増えるたびに少し嬉しくなってしまう。
なんて言うと語弊があるかもしれないけれど。
あたしが遺せるものなんてそう多くない。
ココロにも、カラダにも。
膝小僧って呼び方、とってもかわいいな。
