この世でいちばん恐ろしいもの

 今日はやけに目覚めの悪い昼寝をした。お昼に無力感に襲われたからだろうか。それとも朝の腹痛の再来を予感したからだろうか。とにかく、まだまだ長い眠りに浸っていたい気分だった。

 これだから長い休みは苦手だ。少し早めのゴールデンウィークが始まってまだ2日しか経っていないというのに、毎度この罪悪感だ。

 人間関係に悩む私は、社会に出る人間としてしっかりしなければと思わされる時と、案外適当に生きても大丈夫なのだと思わされる時がある。世の中は思っているより上手くできているようで、この時はちょうどよく交互にやってきて、私を不安にさせたり安心させたりする。今はちょうど、この不安な時期なのかもしれない。
 そう考えると、この不安もいつかは消えるものと考えることもできるが、また、完全に解消されることなく定期的に現れるものとも考えられる。

 今の私は、ただ罪悪感に揺られてこの一日を無駄にしたわけではない。何とか自分で解決できるように、それを文章にして、今やるべきことを整理することができた。

 だけど結果的に、この不安はひとつも消えてくれなかった。大きな風に後ろの窓が揺れる音を聞きながら、ただ怯えていた。

 こんなありふれた質問がある。「この世で一番怖いものってなあに」私はこの質問が好きだ。いちばんよく聞く解答は「人間」。では、もっと具体的に人間のどこが怖いのだろうと考えて私が出した答えは「正義感」だった。
 ただ、今の私が答えるならそれはなんだろう。答えの分からない問いや、どこから出てきたのか分からない感情にいつも疑問を投げかける。だがもしそれらは本当は存在しないもので、自分勝手に作り上げた悩みにいつも囚われているとしたら、それはどれだけ惨めで恐ろしいことだろう。

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