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「失われた理性の時代」と言われないために

国連本部で開かれていた核拡散防止条約 (NPT) 再検討会議は22日、核軍縮や不拡散の方向性を示す最終文書を採択できず、決裂したまま終了しました。

2015年、22年に続き3回連続でNPT再検討会議では最終文章を採択することができませんでした。

[讀賣新聞 2026/05/23 21:32]

お互いに核兵器を懐に抱いたまま、あるいは相手に突きつけたまま、その状況を打破する道筋を10年近くも示せないでいるすべての核保有国や「核の傘に守られている」と妄信する国々は、将来の人類に「失われた理性の時代」を生んだ張本人と批判的評価を受けることを覚悟するべきだと思います。
私たちは真剣にこの汚名を終わらせる道筋を考えなければならないと思います。

どの陣営の核保有国も、この点に関しては区別なく批判的評価を受けることになると思います。

抑止は破綻しつつあることを全世界は認める必要があると思います。国際社会はすべての国に対して、「核の保有は全人類に対する裏切りであり敵対行為である」と宣言することから始める必要があると思います。これはまさに核兵器禁止条約 (TPNW) の考え方そのものではないでしょうか?

そして核の傘に頼ろうとする国々もまた核保有国の「人類に対する裏切り行為」に手をかしていると真剣に考えるべきだと思います。

「核で解決できるという道筋は、人類にはありえない。」これが国際社会の共通の答えになるように、私たちは努力を続け、被爆者の声を世界に届けていくしかないと思います。

今回、被爆者の声に耳を傾けて、ぎりぎりまで成果文章採択を目指して努力を続けたドー・フン・ビエット議長(ベトナム)に敬意を表したいと思います。

[東奥日報 2026年5月23日]


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