海上油田開発現場の安全

パイパー・アルファもディープウォーター・ホライズンも悪夢のような出来事でした。
映画「バーニング・オーシャン」。現場の雰囲気がすごくリアルで、自分が働いていた海上の掘削現場の光景を思い出し、もしこんなことに現場で遭遇したらと、他人事とは思えず恐ろしかったです。
どんな現場でも最前線で働く人々の安全を祈らずにはいられません。

南国の海上油田開発現場に行くには、誰もが必ず一定のトレーニングを受けなければなりません。その中に OPITO (Offshore Petroleum industry Training Organization) という組織が認証した施設で受講できるBasic Offshore Safety Induction & Emergency Training (BOSIET) というプログラムがあります。

消火訓練、ファーストエイド、海上サバイバル訓練などのほかに、普段私たちがあまり経験することのない以下のような訓練があります。

真っ暗な煙で満たされた2階建ての建物から防煙マスクをかぶって脱出する訓練。
「手袋をした手の甲を壁に当てながら、ずっと壁に沿って歩き、脱出口を探しだす。扉を見つけてもうかつに開けるのは危険。扉が熱くないか確認して、体で抑えながらそっと開く。手の甲で探索するのは手のひらを守るため。手のひらを火傷すると物が掴めなくなるから」などと説明を受け、実際に体験します。

もう一つは、ヘリコプターが海に着水、水没、転覆した時の脱出訓練。実物大シミュレータに乗せられ、プールに落とされて転覆させられる。

「ヘリの窓は内側から強く押すと外れるように出来ている。ただし、外が水、機内が空気だと水圧で窓が押されて外れない。だから機内がほぼ水で満たされるのを待つ。目安は自分の頭が水につかって7つ数えて行動開始」などと教えられ実際にプールに落とされる、

実際に現場でパニックにならずそんなことができるのか?でもできなきゃ死ぬと教えられる。現場の安全は最優先事項。石油開発現場だけでなく、どんな現場でも安全管理を徹底しながら仕事をされている皆さんには頭が下がります。

OPITO の BOSIETの様子は以下のリンクでご覧いただけます。


そういえば、私たちはヘリコプターのことをチョッパーと呼んでいます。

会社で聞いた話では、ベトナム戦争当時、アメリカ軍が投入したヘリコプターが、叩き切るように、あるいは振り下ろすように襲いかかる様子からそう呼ばれるようになったと言うことでした。怖い話です。

でも、最近、チョッパーの名前の由来はローターが回る音を英語圏では "チョップ、チョップ、チョップ " と表現するためだと聞きました。それはちょっとかわいい。ぜひそうであってほしいと思います。

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