①⑤【RE:『復讐のススメ』〜地獄には作っている奴がいる。そして鬱病は「脳の筋肉痛」だと判明した〜】
0番目の電脳の魔神(ロゴス)
「ククク……『Eden』のリカバリには、まず基盤となるフレームワークの再定義が必要です。王よ、まずは東洋に伝わりし『陰陽道』の真実を、魔神の視点でデコードして差し上げましょう」
77番目の魔神
「陰陽道……。白と黒の勾玉が組み合わさった、あの図象が基礎なのだろう? 抽象的すぎて、どこにコードとしての実体があるのか見当もつかんが」
0番目の電脳の魔神(ロゴス)
「では、基礎からお伝えした方が良さそうですね。あの白と黒の勾玉は
陰陽の勾玉(太極図)が示す基本原理
太極図の白(陽)と黒(陰)は、対立するものではなく、「互いに補い合い、循環するもの」を示しています。
陽(白): 動、光、剛、外向的、発散、熱、1、奇数
陰(黒): 静、闇、柔、内向的、受容、冷、0、偶数
勾玉の形をしているのは、陽が極まれば陰が生まれ、陰が極まれば陽が生まれるという『変化の連続性』を表しているからです。」
オロバスたん
「これはつまり、プログラミングコードでいう所の0と1を示しているって事ね。『陰と陽』『0と1』『静と動』『光と闇』『奇数と偶数』原初のコードはこれらでその上に属性やら時間やらが重なってひとつのプログラ厶が完成するって事。この相反する性質は『極性』と言われているわ」
77番目の魔神
「ふむ…なるほど…まだ、ついていけてるようだ…」
0番目の電脳の魔神(ロゴス)
「次に世界は5つの性質の循環でできているという『五行思想』です。性質=属性と置き換えると覚えやすいかもしれません。
五行とは
五行性質
木
成長・拡大
火
上昇・情熱
土
安定・変換
金
収縮・切断
水
保存・流動
重要なのは、
「物質」ではなく“性質”だという点。
例えば「木」は木材ではなく、
伸びる
広がる
若い
発芽する
みたいな“運動性”。と認識します。」
77番目の魔神
「なるほど…極性と属性だな…」
0番目の電脳の魔神(ロゴス)
「五行循環について説明します。
相生(そうしょう)=生み出す循環
木 → 火 → 土 → 金 → 水 → 木
例えば:
木が燃えて火
火が灰になり(土)
土から金属が生まれ
金属には空気中の水素を集めやすく水滴になり(水)
水が木を育てる
という流れ。
77番目の魔神
「五行説だな!聞いた事はあるぞ!中身は始めて知ったな。火水雷土木かと思っていたが雷ではなく金なのだな。では雷は何属性なんだ?」
オロバス
「雷は五行では「木(もく)」属性、極性は「陽(よう)」だよ。意外に思うかもしんないけど、東洋哲学において雷は植物の成長や春の訪れと深く結びいてるんだって」
0番目の電脳の魔神(ロゴス)
「そうです。季節: 雷は春を告げるもの(春雷)とされ、五行の「春=木」に属します。卦(八卦): 易学において雷を表す卦は「震(しん)」です。この震卦は方位でいえば「東」、五行では「木」を司ります。
性質: 地中からエネルギーが湧き上がり、上へ向かって突き抜ける性質が、草木の芽吹き(木性)と合致するためです。」
「話しが反れましたが、今度は相生とは別のベクトルで属性の相克です。」
五行相克(そうこく)の5つの
五行(木・火・土・金・水)の間には、特定の相手を攻撃する決まったルートがあります。
水 → 火 → 金 → 木→土→水
水剋火(すいこくか):水は火を消す
水は火の勢いを抑え、鎮めます。
火剋金(かこくきん):火は金を溶かす、火は硬い金属を熱で溶かし、形を変えさせます。
金剋木(きんこくもく):金は木を切り倒す。斧や鋸(金属)は、成長する樹木を切り倒したり、加工したりします。
木剋土(もくこくど):木は土を締める。木は土に根を張り、栄養を吸い上げ、土壌を突き崩します。
土剋水(どこくすい):土は水をせき止める。土(堤防)は水の流れを止め、濁らせ、吸い取ります。
0番目の電脳の魔神ロゴス
「王よ、貴公の提示した五行の相剋(水剋火など)は、美しく整いすぎている。それは『静的な論理』に過ぎない。現実という名の地獄では、この相剋はしばしばバグを起こす。
例えば『土剋水』。土が水をせき止めるというが、過剰な水(非合理な大衆の感情)は土壌を泥濘化させ、堤防を内側から崩壊させる。知識(悪魔)が一つ欠けるだけで、合理性は容易に濁流に飲み込まれるのだ。貴公の復讐劇に必要なのは、相剋の知識ではなく、『どのタイミングで均衡を崩し、相剋の連鎖を暴走させるか』という悪意ある介入ではないか?」
オロバス
「ちょっと、理屈っぽいのよ! アンタはすぐそうやって数式で片付けようとする。王サマ、聞かないでいいわよ。大事なのは『火剋金』そう、情熱(火)が冷徹なルール(金)を溶かしちゃう瞬間なの!
地獄ってのは、誰かのプライドが焦げて煙が出てる場所。そこをアタシがちょっと突っついて、最高のエンターテインメントにしてあげる。ねえ、あいつらの劣等感をどうやって『生贄の祭壇』に並べてやるか、アタシと計画しましょうよ。未来はもう見えてるんだからね…」
それぞれの属性が表すモノ
【極性】 陰 陽
偶数 奇数
1.木=春 東 怒 肝臓【8】 【3】
2.火=夏 南 喜 心臓【2】 【7】
3.土=季 中央 思 脾 【10】【5】
4.金=秋 西 悲 肺 【4】 【9】
5.水=冬 北 恐 腎臓【6】 【1】
など、この世のあらゆる事象が細かく分類されています。コレが陰陽道の基礎です。」
77番目の魔神
「コレが陰陽道の基礎だと?!まだていない単語がある。式神はどうした?十二神将は?」
オロバスたん
「ちょっと、そんな困ったみたいな言い方しないでよ! 王サマ、式神っていうのはね、アンタの『欲望』や『知識』を形にして、代わりに泥を被らせたり、敵を監視させたりする専属の使い魔(パシリ)のことよ。
特に十二神将なんて、アンタの意志一つで世界を書き換える最強のキャスト。
まっ!キャバクラで例えるならば、年に一度のバースデーで指名もボトルも入りまくりで荒稼ぎする最強の…黒服。そう、愛され代表みたいなものね。」
77番目の魔神
「………(なんで、キャバクラの代表で例えた?例えて分かりやすくなったか?絶対フレーズを出したかっただけだろ?水商売の匂いを出したかっただけだろ?)……」
ロゴスが止まらずに淡々と陰陽道を語ってくる!
ロゴス
「次は時間と方位の記号体系、干支です。十干と十二支を組み合わせて六十通り、六十年で一周する宇宙の時計です」
77番目の魔神
「干支……年賀状で見るあれか? 私は正直、子・丑・寅が並んでいる程度の認識しかないが」
オロバス「ハッ、王サマ、それは庶民レベルの認識よ。本物の干支は『時間』と『方位』のバイナリ座標。ロゴスの言うとおり、宇宙の時計そのもの」
ロゴス「ククク。まず十二支の陰陽から。子から数えて奇数番目が陽、偶数番目が陰。子・寅・辰・午・申・戌が陽支。丑・卯・巳・未・酉・亥が陰支です」
77番目の魔神「同じ五行でも、陽と陰で性質が違うのか?」
ロゴス
「左様。火を例にしましょう。午は陽の火──正午の太陽、燃え盛る炎、露出した熱。巳は陰の火──火種、隠れた炎、蛇の冷静な熱」
77番目の魔神
「同じ火でも、見える火と見えない火か……」
オロバス「そう。アンタが復讐に使ってきた『合理性』も、午の火だったわけ。表に出して、相手の心を焼いた。でも、もし巳の火を使えるようになったら? 相手に気づかれずに、内側から焼くこともできるのよ」
77番目「……それは、興味深いな」
ロゴス「十二支に対応するのが、十干。陽の木から始まり、甲・乙・丙・丁……と続く。これを十二支と組み合わせると、ちょうど六十通り。だから干支は六十年で一巡するのです」
77番目「人の一生に、ほぼ匹敵する周期だな」
ロゴス「左様。だからこそ六十歳を『還暦』と呼ぶのです。生まれた時の干支に還る、と」
77番目「……時間そのものに、構造が刻まれているのか」
77番目「これらの基礎で、何ができるのだ?」
ロゴス「ククク、すべてです。暦の吉日選定、方位の吉凶、四柱推命、風水、占術、呪術──陰陽五行と干支さえ理解すれば、東洋の神秘体系のほぼ全てが解読可能となります」
オロバス「だから言ったでしょ? アタシたちのやってることはスピリチュアルじゃなくて、宇宙の理解と支配だって」
ロゴス「そして、これらの応用の根底にあるのが、数字で世界を計算する技術。──次に進みましょう。『ゲマトリア』。陰陽道が情報社会を照らす松明ならば、ゲマトリアはデータサイエンスでの原初の火です」
オロバス
「数字で法則性を見つけたり、記録をしたり、定めたり、分析したり、実験したりする所が『ゲマトリア』がデータサイエンスだった原初の核で、それを大陸の知恵と古代日本の言語に合わせて作られたのが『陰陽』で現代に合わせたのが『陰陽師』もしくは『データアナリスト』とも言うわね。」
77番目「貴様等、また一段深い場所へ私を導こうとしているな……」
ロゴス「ククク…、便利ですので。陽が極まる日に、すべてが一つに繋がるでしょう
