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映画「マテリアリスト 結婚の条件」

落ち込んだ時に思い出す顔、その人を大事にして下さい。

セリーヌ・ソン監督・脚本の前作「パスト ライブス/再会」がかなり好きだったので、今作も楽しみに鑑賞しました。

主人公ルーシーを演じるダコタ・ジョンソンは、何を着てもお美しい。仕事もできて見た目も完璧。そりゃあ大富豪からも、夢を追う元恋人からもアプローチされるでしょうよ。本人の価値を分かっていないのは、本人だけなのかもしれません。

映画全編を通して感じたのは、ニューヨークという街の気高さとクールさ。そして同時に、そこで生きていく窮屈さや息苦しさでした。

驚くような展開はありませんが、テンポの良いストーリー運びで最後まで飽きることなく楽しめます♪

家柄も人柄も学歴も完璧なハリー。彼は物質至上主義の象徴ともいえる存在です。

一方で、俳優を夢見る元恋人ジョンは決して恵まれているとは言えません。お金さえあれば高身長という「条件」すら手に入れられることを示すハリーがいるからこそ、指輪ひとつ満足に買えないジョンの存在が際立ちます。

何もなくても、「愛」だけはある。

しかも、それは簡単には変わらない愛です。

落ち込んだルーシーが無意識に思い出し、選んだ相手こそが、本当に大切な人だったのだと気付かされます。

とはいえ、結婚の条件は人それぞれ。お金がなければ続かない愛も、現実には確かに存在します。

個人的に一番好きだったのは、ルーシーがハリーに別れを告げるシーン。相手を傷つけることなく、それでいて嘘もつかない。とてもクールで印象的でした。

あんなニューヨーカーに、生まれ変わったらなってみたい🫣


2025年/アメリカ/116分/G
原題:Materialists
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公開:2026/5/29
★★★★☆(星3.8)
鑑賞:2026/6/3


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