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「論理ピープル」

 「ニワトリは鳥である。ではなぜ、ニワトリは飛べないのだろうか」
タカシが言った。

 「そうねぇ。わからないわ」
マキコは髪をくるくると指に巻きつけた。

「飛べない理由を、僕は知っている。なぜ、それを君は知らないのか」

「だって、興味ないもの。ニワトリが飛べなくても、飛べたとしても」
 
「君は、鶏肉を食べないのかい?」

「食べるわ」

「それではなぜ、ニワトリに興味がないのだ」

「だって、食べられればそれでいいもの」

「食べる、という行為だけで終わりにするということか?」

「ええ、そうよ。感謝しながらいただきますと言って食べるのよ」

「なぜ?」

「え?」

「なぜ、人は鶏肉を食べるのか」 

「……美味しいからよ」

「僕は食べない。鶏肉を食べない」

「……一体、なんの話がしたいの?」

「僕は、ニワトリがなぜ飛べないのかということを君が知っていて、その鶏肉を食べるのか、という話をしたいんだ」

 マキコは、箸を手本のような手つきで持った。そして、カラッとジューシーな唐揚げを箸でつまみ、大きく頬張って咀嚼した。



甘野充様の「アマノ文筆クラブ」に参加させていただきます!

このサイトを読んで、そうなんだ……とちょっと切なくなったので、このお話(会話)を書きました。

このお話(会話)は、 #なんのはなしですか  でもありますね。
なんのはなしです彼。

お知らせだよ〜!

甘野書店にも来てねー!!

それではまた、お会いしましょう(^^)


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なみあさむ 読んで読んでPOP、書いて書いて物語!ありがとうございます(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+