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昔の自分には必要だった生き方もある

今の自分を苦しめているやり方にも、

その時の自分なりの理由が、

あったのかもしれません。

だから、

昔の自分を振り返る時に、

「あの頃は間違っていた」と、

全部を否定する必要はないと感じています。

僕自身、

銀行員だった頃は、

忙しくしていることで、

考えたくないことをごまかしていた部分がありました。

この働き方を続けていいのか。

本当はどうしたいのか。

そこへ向き合うより、

目の前の仕事をこなしている方が、

その瞬間は考えずに済んでしまっていました。

今では変えたい行動でも、

当時の自分には必要な役割があったこともあります。


個人で活動し始めてからも、

似たようなことがありました。

本当は、

もっと発信したり、

人と話したり、

外へ向かって行動する必要がある。

そう分かっていても、

学ぶことに時間を使えば、

何かをやっている感覚は持てます。

知識を増やしている間は、

失敗する怖さとも少し距離を置ける。

そう考えると、

学ぶことそのものが悪かったのではなく、

当時の僕にとっては、

不安から自分を守る意味もあったのでしょう。

だから、

過去の行動だけを切り取って、

「なぜもっと動かなかったんだ」と責めても、

あまり意味はありません。

その行動を続けた理由まで見ると、

過去の自分への見方も変わってきます。


大切なのは、

意味があったと理解したうえで、

今も同じやり方が必要なのかを、

考えることです。

忙しくして考えないようにする。

学ぶことで、

行動している気持ちになる。

それで守られていた時期があっても、

今の自分まで、

同じ方法に頼り続ける必要はありません。

以前は必要だったものが、

今は自分を止めるものになることもあります。

だから、

「昔はこれで乗り切った」と認めながら、

今の自分には、

別の選択肢もあると知っておく。

過去を受け入れることと、

過去のやり方を続けることは別です。

昔の自分を肯定しても、

今の行動まで変えなくていいわけではありません。


過去の自分を否定すると、

変わることまで、

昔の自分を裏切るように感じることがあります。

でも、

その時に必要だったやり方へ、

「ここまで助けてくれた」と意味を見つけられれば、

手放し方も変わります。

忙しさも、

学び続けることも、

僕にとって全部が無駄だったわけではありません。

その経験があったからこそ、

今は自分の状態や目的を見ながら、

何を続けて、

何を変えるかを考えられます。

昔の自分には、

昔の自分なりの選び方があった。

だからこそ、

今の自分には今の選び方があっていい。

過去を受け入れるとは、

同じ生き方を続けることではなく、

その意味を持って次へ進むことです。


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