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泡盛の廃棄物から宮古島の新たな名産品へ。沖縄地場企業×スタートアップの連携をコーディネートした話

OISTイノベーションアクセラレーターに採択されたスタートアップ2社、株式会社ストラウトさん・株式会社TLALOC BLUEさんと、宮古島を代表する泡盛酒造メーカー菊之露酒造さんとの連携協定(MOU)が締結されました。

この取り組みのコーディネートを自分が担当させていただいたので、その経緯と想いを書き残しておこうと思います。

きっかけはコザの夜だった

2025年12月末、コザで飲んでいたときのこと。

ストラウトの平林さんと意気投合するなかで、ふと話題に上がったのが「泡盛の製造過程で出る酒粕(カシジェー)を活用した循環モデルを、TLALOC BLUEさんと一緒に宮古島で作れないか」というアイデアでした。

面白い。これは絶対に形にしたい。

そう思った僕は、夜中遅い時間にもかかわらず、その場で菊之露さんに連絡しました。すると、すぐに返信が返ってきた。このスピード感が菊之露さんらしいなと思いつつ、後日打ち合わせの場を設け、1月には宮古島訪問が実現しました。

宮古島でのご対面

菊之露さんには、ストラウトの平林さんとTLALOC BLUEのカリムさんに対して、工場見学から会食まで本当に丁寧にご対応いただきました。

実は、元々菊之露さんとは仕事でもがっつりご一緒していて、プライベートでもよくしてもらっている間柄。公私ともに仲良くさせてもらっています。

だからこそ「この方々は絶対に合う」という確信があって、お繋ぎした部分もありました。実際に皆さんが打ち解けて仲良くなっていく姿を目の前で見られたのは、コーディネーターとして純粋に嬉しかったです。

泡盛の廃棄物が、宮古島の新たな名産品になる

今回の連携の中身を簡単に説明します。

菊之露さんは泡盛を製造する過程で、蒸留時に発生するもろみ粕(カシジェー)の処理・再利用に長年課題を抱えていました。

この課題に対して、まずTLALOC BLUEさんがカシジェーを引き取り、昆虫・ミミズ・微細藻類を活用した独自の生物学的アップサイクル技術で、マングローブガニの栄養価の高い餌へと変換します。

そしてストラウトさんが、その餌を用いた陸上養殖技術でマングローブガニを育てる。

マングローブガニは養殖が技術的に難しく、自然界での生息数も限られているため、現在は高級食材として位置づけられています。つまり、泡盛の廃棄物から宮古島の新たな名産品を生み出す、資源循環型のプロジェクトなんです。

沖縄の地場企業×スタートアップの可能性

今回のモデルは、沖縄の地場企業とスタートアップが連携して事業を生み出すという、まだまだ珍しい取り組みだと思います。

でも、これをきっかけに他の地場企業とスタートアップの連携が広がって、互いに刺激し合いながら新しい価値が生まれていけば、沖縄全体の企業の成長にもつながるんじゃないかなと。

そんなことを考えています。

沖縄で仕事をする面白さ

今回の連携は、自分が沖縄に住んで、沖縄で日々仕事をしているからこそ引き合わせられたご縁だと感じています。

人と人をつなぎ、その先に新しい事業や価値が生まれる瞬間に立ち会えること。沖縄で仕事をしている面白さを、しみじみ感じた出来事でした。

関係者の皆さま、本当にありがとうございます。

ここからの3社が楽しみです。

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