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おせち風呂

おおーい。みなのもの、集まったか。集めてきたか。

正月の二日に、皆に集まって貰ったのはいうまでもない。この里の湯も、 なんとか今年も地域の銭湯として、生き残っていかないといけない。

去年から、SNSでも、名物湯としての里の湯を売り出そうとしているところだ。そこで『おせち風呂』企画を青年会で考えたわけだ。青年会といっても、還暦前後が中心だが。

お、きたか。海老原君、エビだな。なに、黒田豆蔵君というのを連れてきた?いいじゃないか。黒豆だ。桑井くんね、クワイは正月くらいしか食べないなあ。それから、あとはないのか?

なにい。それだけ?
いかんなあ。これではおせち風呂にならんじゃないか。

よし、じゃあ、こうしよう。おせちの具にちなんだ名前の観光客は、1月の間無料、ということにしようじゃないか。もちろん、海老原君も、黒田君も、桑井君も無料だ。

何? 2月はどうしましょうって。もちろん、節分風呂にして、鬼が名にある観光客は無料にするんだ。





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