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aeuxxxnote
カウントダウンする脈拍
お題を見た時に、こう考えた。心臓は死ぬときに止まる。今も脈拍はカウントダウンしていて、脈を打つのはあと198万6534回だったりするかもしれない。だから、今をちゃんと生きなければ。・・・こんな話は暗くていけない。今週はパスしようと思った。
で、今日は火曜日である。いやいや、そんなのはカラーバス効果だろう、と言われるのが関の山だと思うのだが、通勤途中に本を読んでいたら、こんな表現にぶつかった。レイモンド・チャンドラー著、村上春樹訳、早川書房の『さよなら、愛しい人』。60ページの中ほどである。
「私は湿った冷たい階段の、一番上のステップに腰を下ろし、靴の中に入った砂を振って落とし、脈拍が落ち着いて百に近づくのを待った。」
いいたいことはわかる。お題からは、ずれている。カウントダウンというのは、0 に向かって数字を数え下げることであって、脈拍が落ちつくのをカウントダウンとは言わない。せいぜい、カームダウンあたり。
それでもなお、お題が出ている週にこの表現に出会ったことを、不思議なこととして感じている。
