見出し画像

ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』ー信ずるもののために戦う①

いつも私の記事をご覧くださり、ありがとうございます🌸

定期購読マガジン「仲川光🌸世界文学入門①」、3月度第1回を公開させていただきます。

この記事がいいな!と思った方、続きが読みたいと思った方は、ぜひ定期購読マガジンの方をご検討くださいね。


定期購読マガジン【仲川光🌸世界文学入門①】

※単体の有料記事だと250円。
※定期購読マガジンですと1ヵ月490円。(月4回ほど発信)
※継続購読であれば、圧倒的に定期購読マガジンがお得です
🌸
※定期マガジンに加入すれば、その月の記事がずっと読めますが、加入しないと、その月の記事は読めなくなってしまいます💦
今月分の購入を検討されている方は、お早めにどうぞ
💖
※基本的に、第1回・第2回は作品のあらすじ要約、第3回・第4回を内容解説にしていく予定です。あらすじのみ知りたい、もしくは解説のみ読みたい、という方は、単体での購入も良いかもしれません🎶


今月は、アメリカのノーベル文学賞受賞者、ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』を取り上げます。

1930年代後半に起きたスペイン内戦に、自身が参入した経験をもとに書き上げた作品です。

戦争をテーマとしたヘミングウェイ作品のなかでも、主人公が愛する国の自由のために命を懸ける、誇り高い作品です。



『誰がために鐘は鳴る』―信ずるもののために戦うことの尊厳を書いた長編大作


アーネスト・ヘミングウェイ(1899~1961)

20世紀のアメリカを代表する小説家。
高校卒業後、地方新聞の記者となり、力強い文体と現場主義の基礎を習得する。
第一次世界大戦に赤十字要員として従軍。
戦後、フリー記者時代に小説を書き始める。
スペイン内戦と第二次世界大戦に従軍記者として参加。
1954年、ノーベル文学賞を受賞。
晩年は航空機事故の後遺症による躁うつ病に苦しみ、猟銃による自殺。


【書き出し】


彼は褐色の松葉の散りしいた林のなかで、組み合わせた腕に顎をのせて腹ばいになっていた。

頭上の高い松の梢を風が吹きわたっていた。

〈――大久保康雄 訳『誰がために鐘は鳴る(上)』(新潮文庫)より〉


【名言】


この世界は美しく、そのために戦うに値するものだ。



【あらすじ】(前編)


1936年、スペインでファシストの将軍たちが共和政府に反乱を起こし、内戦が勃発した。

アメリカの大学でスペイン語の講師をしていたアメリカ人青年のロバート・ジョーダンは、この内戦に共和政府軍の義勇兵として参加する。

スペインを愛し「自由、平等、友愛」を信奉していたからだ。


1937年の5月、共和政府軍は大規模な攻撃を計画していた。

そのなかでロバートは、共和政府軍のゴルツ将軍から、「味方の空爆攻撃開始を合図に、ラ・グランハ近くの鉄橋を爆破し、敵の支援部隊を阻む」という任務を任された。

ロバートは案内人とともに現地に向かい、2日後には、協力者となるゲリラ隊に合流した。

彼らは山間部の洞窟を根城としていた。



ゲリラ隊の隊長のパブロは、かつては勇敢な策略家として、ときには冷酷に作戦を成功させてきた。

しかし、今や、その闘志は失われ、人生に享楽を求めるようになり、ロバートが持ち込んだ橋の爆破作戦にも反対した。

そんなパブロに部下たちも不信感を抱いており、共和政府のために働こうとしているパブロの妻・ピラールにつき従っていた。


ゲリラ隊には、男7人と女2人がいた。

女の1人はピラールで、もう1人はマリアといった。

マリアはなぜか髪が異常に短かったが、金色がかった鳶色の肌と、同じ色の髪と瞳、そして豊かな唇を持つ娘で、ロバートは「髪の毛が短く刈り込まれていなかったら、相当美人だろう」と思った。


実は、マリアは両親を判断に銃殺され、彼女自身も髪を剃られた上に辱めを受けるという辛い過去を抱えていた。

そして、列車で輸送される途中、その列車を衝撃したピラールたちによって、偶然助けられたという。

そんなマリアをロバートは優しく受け止め、マリアもロバートに心を開いていった。

そして、2人は、愛し合い、将来を誓い合う。

ロバートにとってマリアは、初めて心から愛することのできる女性であった。

ここから先は

752字

¥ 250

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?