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内向型が、2人なら話せるのに、人数が増えると黙ってしまう、あの感覚の正体。

2人で話しているときは、楽しかった。
でもそこに何人か加わった瞬間、なぜか私は黙ってしまう。

話題についていけないわけじゃない。(ついていけないこともあるが…)
嫌いな人がいるわけでもない。
なのに急に「いつ入ればいいかわからない」となる。

そして帰宅後、「話を振ってもらって気を遣わせてしまった」などと反省会が始まる。


このような経験、ありませんか?

1対1では普通に話せるのに、大人数になると存在感が消える。職場の飲み会では笑顔でいるけれど、ほとんど発言しないまま終わる。「あの人、静かだよね」と言われる。

内向型の人は外部からの刺激に対して感受性が高い傾向があり、大人数の場では受け取る情報量が一気に増える。処理が追いつかなくなった結果として、発言が止まる。「話せない」のではなく、「処理が間に合っていない」ということに近い。グループディスカッションなど苦手な人も多いのではないだろうか。

ただ、社会人になると、大人数の場を選べない場面のほうが圧倒的に多い。職場の飲み会、歓送迎会、取引先との会食。「行くかどうか」を選べないなら、「その場でどう動くか」を考えるほうが現実的だ。この記事では、そこに絞って書いていく。


なぜ大人数で黙るのか

大人数の場は、刺激の密度がとても高い環境だ。複数の会話が走っていて、笑い声があって、話題が飛んで、視線が交差している。その全部が情報として入ってくる。処理しきれなくなった結果、発言が止まる。


 「うまくやろう」とすること自体が一番消耗する

大人数の場でしんどかった時期を振り返ると、「なじもう」「きちんと話そう」と頑張っていたときが一番消耗していた。

このようなことをやっていたように想う。

  • 無理に話題についていこうとして変な発言をしてしまった

  • 全員と満遍なく話そうとした

  • 場のテンポに合わせて、中身のない相槌を連発した

  • 帰宅後に「あの発言、浮いてたかな」と何度も振り返った

どれも、自分の処理スタイルに合っていないことを無理にやっていただけだった。

やめてみると、意外と何も起きなかった。「静かだね」と言われることはあっても、それで職場の評価が下がるわけでも、関係が壊れるわけでもなかった。


選べない場面での立ち回り方

社会人の付き合いは、行くかどうかを選べないことのほうが多い。だからこそ、「その場でどう動くか」をあらかじめ決めておくと少し楽になる。

隣の1人と話す

全員と話そうとしなくていい。隣に座っている人と、普通に1対1の会話をする。大人数の場にいながら、自分の得意な環境を作るイメージだ。席に着く前に、話しやすそうな人の近くを選べると、なおいい。

聞き役に徹する

発言しないことを「失敗」だと思わなくていい。相手の話をちゃんと聞いて、たまに相槌を打つ。それだけで会話に参加している。ちゃんと聞いてくれる人は、思っている以上に相手に好印象を与える。

発言の量より質を大事にする

10回薄いことを言うより、1回だけでも「それ、わかる」と思ってもらえる言葉を出せたほうがいい。発言回数を増やそうとしなくていい。

「いる」だけでいいと決める

職場の飲み会は、楽しむ場である前に、顔を出す場でもある。話せなくても、その場にいたという事実は残る。「今日は存在するだけでいい」と決めると、妙に気が楽になる。

途中で抜けることを最初から決めておく

どうしても抜けられないものは除いて、「2時間いたら帰る」と最初から決めておくと、終わりが見えている分だけ消耗が減る。


当日だけでなく前後の設計も変える

当日の立ち回りだけでなく、前後の時間の使い方を変えると、トータルの消耗が減る。

前日

  • 無理に気合を入れない。できるだけいつもと同じように過ごす

  • 「何を話そう」と準備しすぎない。考えすぎると当日さらに疲れる

当日

  • 早めに会場に着いて、人が少ない状態から慣らす(座る場所に妙に気を遣う場合には、数人の顔なじみと一緒に会場に行って隣に座るのがおすすめ)

  • 席は入口に近いところを選ぶと、帰りやすいしお手洗いに逃げやすい

翌日

  • 一人でいられる時間を確保しておく

  • 予定を詰め込まない

特に翌日の設計は大事で、大人数の予定を入れるときに「楽しめそうか」より「その後に休めるか」を先に考えるようになってから、かなり気持ちが楽になった。


自分が止まった理由を分解してみる

大人数の場で黙っていたとき、止まった理由は何だろうか。

  • 話題の展開が速かった

  • 誰を見ればいいかわからなかった

  • 割り込むタイミングがつかめなかった

  • 空気を読みすぎて、自分の言葉が出てこなかった

  • 興味が持てない話題だった

  • 単純に疲れていた

「話せなかった」とひとくくりにしていたものが、分解すると全然違う理由だったりする。理由によって、次に試せることも変わってくる。「また黙った」で終わらせず、どこで止まったかを見ると、少し前に進みやすくなる。


社会人である以上、大人数の場を完全に避けることは難しい。でも、そこで「うまくやれる自分」になろうとしなくていいとも思っている。

自分の処理スタイルを知って、消耗を減らす動き方を少しずつ増やしていく。それだけで、だいぶ変わるかもしれない。


このnoteでは、内向型・繊細な気質を持つ人が消耗しすぎずに生き延びるための情報を、当事者目線で発信しています。 社労士・キャリアコンサルタントとしての知見も交えながら書いています。    

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