「同じやん」が、僕を少しだけ楽にしてくれた
吃音は3つの特徴的な症状がある。
難発
(言葉がでにくい症状。「・・・・・・・・・・お、はようございます」)
伸発
(音を引き延ばす症状。「おーーーーーーーーーーーはようございます」)
連発
(最初の音をくりかえす症状。「おおおおおおおおはようございます」)
僕はすべての症状が出るが、特に出やすいのが難発、その次に連発だ。
難発で困ることは
「ありがとう」
「おはようございます」
といった、
感謝や挨拶といった、日常的によく使う言葉が出てこないことだ。
社会人になってからは特に電話対応や、発表するときが本当に嫌だった。
また、
吃音で言葉が出にくい→しゃべりたくない→人と関わりたくない
といった連鎖によって、ますます精神的に弱っていくことになった。
社会人になると一人では生きていけないし、どうしても人とつながらないといけない。
電話対応もそのひとつだ。
社内の上司、先輩、同僚、後輩、取引先・・・
電話対応もあるし、コミュニケーションのときにとっさに言葉がでないのはとてもストレスだった。
頭の中ではどう言おうかはシミュレーションできているし、
台本もある。
あとはそれを声に出して読めばよいだけなのに、できない。
周りの人は当たり前のようにできているのに、自分だけできない。
ものすごく、劣等感を感じた。
自分が普通じゃない、劣っている、といった負の感情が大きくなっていった。
以前の記事にも書いたけど、
吃音って(僕の場合)、自分の精神状態も影響されると思う。
「・・・・・・・・・おはようございます」
というようにどもってしまったとして、
大丈夫、大丈夫、気にならない!
というときと
どうしよう、どうしよう、また詰まって言葉がでなかったらどうしよう
というときでは受け止め方が異なる。
後者のときって、自分が追い詰められた状態になって
やばいやばいやばいやばい・・・
どうしようどうしようどうしようどうしよう・・・
ってパニックになるんですよね。
でも、SNSでは同じような境遇の方がいて
体験談を読むと「同じやん!」って思えたのが救いだった。
X(旧twitter)で同じような辛い思いをされている方々と出会たことは
僕のこれまでの吃音人生を少し楽にしてくれた。
いいなと思ったら応援しよう!
記事が少しでもお役に立てたなら本当に嬉しいです。いただいたチップは次の記事を書く励みになります。ありがとうございます!