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自信がなかった僕が、1日2分の習慣でちょっとだけ前を向けた

「あ、また言えなかった…」

電話で名前を名乗るとき、

あるいはコンビニで店員さんに話しかけるとき、

最初の一言目がでてこない。

声を出そうとすると、何かにブロックされている感覚。

その感覚は消えなかった。

社会人になって、吃音である自分を少しずつ受け入れ始めたけれど、自信なんて到底持てなかった。


そんな僕が、自己肯定感を上げるために続けてきたことが2つある。

今日はそのうちの1つを話したい。

それは、

手帳をつけること。


「なんだ、そんな話か」


と思った人、気持ちはわかる。

自己啓発本にも書いてある、どこにでもよくある話だ。

でも、続けてみると、少しずつ変わっていった。

やることは本当にシンプルだ。

退社するちょっと前、パソコンを閉じる前の2分間。
前日に書いておいた「今日やること」を見返して、
できた項目にチェックをつける。
そして明日やることを書き出す。

それだけ。


これは前の職場の先輩がやっていたものだった。

毎朝始業前に手帳を開いて昨日の振り返りとタスクの整理をしている先輩。

とても仕事ができて、尊敬できる先輩だった。


「今日、これだけは終わらせよう」

そう言って自分と約束を交わしているように見えた。

僕も真似してやってみた。効果がでるのかもわからなかったけれど、少しでもその背中に近づきたくて。

最初、3日坊主で終わると思いきや、意外と続けられた。

続けられた理由のひとつが、チェックをつけることが気持ちいいからだ。
どんな小さな仕事でも。

「メールを返した」

「資料を1ページ作った」

どんな小さなことでも、

完了した、という感覚が積み重なっていく。


翌朝も気分がいい。

何をすべきかがもう決まっているから、迷わずに仕事に入れる。頭の中がぐるぐるしない。

自信がないとき、人はどうしても「できなかったこと」ばかり数えてしまう。

吃音でうまく言えなかった会話、
沈黙の気まずさ

……そんな「できなかった」ばかりが頭の中でループしていた。
でも、この習慣は、そこに

小さな「できた」を毎日1つずつ足していく作業

だったと、今は思っている。

この習慣は今も続けている。

やらなかったときと比べて、
朝仕事を始めるときのスタートの勢いが違うとわかった。

迷いがないのでどんどん進められる。
僕にとっては効果てきめんだった。

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