観劇メモ 説経節『小栗判官一代記』
2026年の観劇始めは、三代目 若松若太夫の説経節『小栗判官一代記 矢取り親子対面の段』。共演は八王子車人形の西川古柳座。
数百年かけて洗練されたふくよかな言葉を、先人たちの積み重ねを肥やしに磨き上げられた技術でたっぷり浴びて、身体中の細胞が生き返った気がする。
車人形も、美しい人形づかいで、浄瑠璃と息ぴったりで良かった。矢取りのシーンもお見事でした。
前の『葛ノ葉』でも思ったけど、鈴木メソッドの車椅子を使った立ち回りと、車人形の台車を使った立ち回りって関係があるんだろうか。
車人形についての解説も勉強になったし、上田薫氏の、たった3行の台詞の中に小栗が感じた恐怖を読み取ったという話もとても印象的だった。
諸事情で前半の熊野湯峯本復の段を見られなかったのが悔やまれる。
こういう公演を公費でやってくれる板橋区の太っ腹さよ。ここに引っ越して良かった。
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