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ダウンロード販売の割引の使いどころを数字で見直した話

こんばんは。執着と溺愛のTL小説を書いている、なぎさです。

今回の記事は割引のお話なので、TL以外でもダウンロード販売をされてる方にも参考になればと思っています。

前回、fableと売り方を見直した一週間の話のなかで、「割引についての思い込みが、ひとつ崩れました」とだけ書いてましたのでその続きです。

先に言ってしまうと、良かれと思ってやっていた割引の効果は思った以上に出ていませんでした。


「割引すれば売れる」と思っていた、少し前の私

私はTL小説を、DLsite(成人向けダウンロード販売のプラットフォーム)を中心に出しています。

最初のうちは、発売のときだけ割引をしていました。でも、そこから先が伸び悩んでいる気がして、だんだん不安になってきて。
そこで「割引が足りないのかも」と思い、セールへの参加を増やし、割引の幅も少しずつ深くしていきました。2割、そして3割へ。

心のどこかで、「安くすれば、その分だけ買ってもらえるはず」「露出も増えるかもしれないし」と思っていました。

でも、深くしても、手応えはあまり変わらない。むしろ「利益を削っているだけなのでは」という、もやもやした不安だけが残っていきました。

データを並べたらわかった悲しい事実

そこで今回、これまでの販売の記録をAIに全部見てもらいながら、相談してみました。

出てきた答えは、案の定で……。

同じ作品を「定価で売った月」「2割引きの月」「3割引きの月」と並べてみました。すると、割引を深くしても売れた数はほとんど増えていない。値引きした分を、販売数の伸びで取り返せていませんでした。

安くした分だけたくさん売れて元が取れているなら、それでよかった。でも数字の上では、割引した分がそのまま手取りの目減りになっていました。感じていた引っかかりは、気のせいではなかったんです。

割引を取り返すのに必要な本数を甘く見ていた

理由自体は、言われてみればシンプルでした。サークル側で設定する割引は、受け取る側の取り分ごと下がります。だから3割引きで売るというのは、「本数がそれ以上に増えて、はじめて釣り合う」というライン。

問題は、その「取り返すのに必要な本数」を、私がずっと軽く見ていたことでした。実際に並べてみると、3割引きの元を取るのに必要な本数は、なんとなく思っていたよりずっと多い。そして私の場合、割引した月の販売数は、割引していない月とほとんど変わっていませんでした。

つまり、本来は定価で売れる力があったのに、自分から値段を下げて手取りを削っていた、ということ。気づかないまま続けていたらと思うと、ここがいちばんヒヤッとした瞬間でした。

割引が新作の足を引っぱっていた可能性も

もうひとつ、痛い発見がありました。

既刊をいつも割引していると、新作を出したときの「発売記念のお得感」が、薄れてしまっていた可能性が出てきました。他の作品がずっと安いので、新作の割引が特別に見えなくなるんですね。

実際、既刊が定価や浅い割引のときに出した新作は出だしが跳ね、まわりを一緒に深く割っていた時期に出した新作は、伸びが鈍い。そういう差が、記録のなかにちゃんと残っていました。

自分ではよかれと思ってやっていた常態的な割引が、いちばん大事にしたい「新作の一冊目」の足を、知らないうちに引っぱっていた。これは堪えました。

今回の件から学んだこと

まとめると、安売りは一回一回「ちょっとお得にしただけ」のつもりでも、それが続くと、読んでくださる方に「この人の作品は、待っていれば安くなる」という感覚を育ててしまうことがあると実体験で学びました。

もちろん、割引にも効く場面はちゃんとあると思います。要は「どの場面で、何のために割るのか」「どこまで売れたら成功なのか」を先に決めておくこと。
私はそこを、これまで闇雲にやってしまっていました。

ここから先は、具体的数字とAIへの相談方法、これからやろうとしていることを、詳しく書いていきます。

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