【大学受験】「過去は痛むもの」でも、未来は選び直せる。『ライオン・キング』に学ぶ受験の向き合い方
模試の判定、これまでのケアレスミス。親や先生から言われた何気ない一言。
生まれもった条件や、例えば「私は本番に弱いから…」
といった「自分はこういう人間だ」という思い込み。
気づかないうちに、そんな目に見えない鎖に……
いよいよ入試が本格的にスタートする今、
私の好きな『ライオン・キング』と実写版の続編『ムファサ』から引用し、過去の結果や環境は変えられないけれど、「今の選択」や向き合い方で未来は動かせるということ。
そんなお話をしたい思います。
この文章は、過去を美化するためでも、自分を奮い立たせるためでもありません。
「もうダメかも」と足が止まりそうなときに、自分の選択を信じ直すための視点を、そっとお渡しできたらいいなと思っています。
「過去は痛むもの」
生徒と話していると、まだ終わってもいないのに、過去のデータやこれまでの経験だけで自分を決めつけてしまっている子に出会うことがあります。
「これまで結果が出せなかったから、次も無理だと思う」
そう感じてしまうのは、あなたがそれだけ真剣に向き合ってきた証拠です。
でもそれって本当でしょうか?
『ライオン・キング』に登場するラフィキの言葉に、こんな一節があります。
自分のせいで父親が死んでしまった、と自分を責め続けるシンバに向ける言葉です。
「過去は痛むものだ。だが道は二つ。逃げるか、学ぶかだ」
なかなか厳しい言葉ですよね。
過去は、たしかに痛む。
失敗や辛かったかとをなかったことにはできません。
特に浪人生にとって、再チャレンジというのは大きな怖さを抱えています。
けれど、そこから何を受け取るかは、どう捉え直すかは今の自分が選べるのです。
「何者だったか」と「何者になるか」を混ぜない
実写版には続編に映画『ムファサ』があります。
余談ですが私と息子(小1)めちゃくちゃ大好きなんです。
劇中では、この考え方がとても明快に描かれています。
若い頃のムファサ(シンバの父)に、
ここでもまたラフィキが素敵な言葉を置くんです。
"It is not how you are born, but who you choose to become."
「大切なのは、どう生まれたかではない。自ら何者になるかだ」
• "Born"(受動的): 出自や過去、環境など、自分では選べなかったもの。
• "Choose to become"(能動的): 自分の意志で、これからどう在るかを選び取ること。
スカーは「選べなかった過去(Born)」に囚われ続けましたが、ムファサは「何者になるか(Choose to become)」を自分自身に問い続けました。
* 何者だったか(過去・出自) = 変えられないもの
* 何者になるか(未来・選択) = 自分で選べるもの
この二つは、混ぜて考えなくていいんです。
過去の箱と、未来の箱。
それらを切り離して考えるだけで、心は少し軽くなります。
受験も同じです。
これまでの結果は、あなたの「正体」ではありません。
過去は、逃げる理由にもなるし、学ぶヒントにもなる。
どちらを選ぶかは、今この瞬間のあなたに委ねられているのではないでしょうか?
今、この瞬間から選び直す
もし今日、できることがあるとしたら。
* 「どうせ無理」を「じゃあ、今は何をする?」に言い換える
* 過去の失敗から、学びをひとつだけ拾い上げる
* 昨日の自分より、ほんの1ミリだけ前に進む選択をする
それで、十分です。
あなたは、「何者だったか」という過去の数字で評価されるだけの存在ではありません。
これから「何者になろうとしているか」という意志によって、道はつくられていきます。
過去は変えられない。
でも、向き合い方は、今からでも選び直せる。
直前期の今だからこそ、その「選び直す力」を、あなたはもう持っています🌿
たとえ先日や今日の試験がうまくいかなくても、
明日は明日で全力を尽くす。
それができる人はきっと道が拓けます。
