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精神科に行かなかった理由

14歳だった。

今みたいに精神疾患という言葉が身近じゃなかった。
周りにそういう人もいなかったし、知識もなかった。

当時の私のイメージは、頭がおかしい人が行くところ。それが精神科。

今思うと完全な偏見だった。

おかしくなんかない

母に病院に行こうと言われた。

病院?病気?私は病気なんかじゃない。おかしくない。
行かない、行きたくないと言った。

行ったら「おかしい」って言われるのがわかってたから。
でも私は、おかしくなかった。

本当におかしくなんてなかったのだ。
だって、おかしくならない方がおかしい。

おかしくないから病院に行こう。
って言ってくれてたら行ったのかもしれない。
まあそもそもおかしいだなんて言われていないし言われるわけがないのだけれど。笑

おかしいのは私じゃない。お前らだ。世界だ。

その気持ちは本物だったし、今でも少しわかる。
14歳の私が感じていたことは、間違ってないと今でも思う。

ただ、そもそもの認識が間違えていたと思う。
そこに気付けていれば、気づかせてくれる人がいれば良かったなと思う。

当たり前に精神科に行くことも、病名がつくことも、何もおかしなことではない。

14歳の私はまだ未熟だった。当たり前だ。

結果的に


病院に行かなかったことで、長い時間をひとりで抱えることになった。

それが良かったとも悪かったとも、今は簡単には言えない。
ただ、もし14歳の自分に会えるなら、一言だけ言いたい気もする。

行ってみてもよかったかもよ、って。

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