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荒技ショートショート_ 悲願

お正月休みも、もう終わる。

正月休みの度に思うのだが。もう少しやりたいことをやれれば良かったと。

ゆったり、ゆっくりと、ただ休むのも正月休みの良さなのだが。かたや、やりたいこともあり、それを置いたままというのも少し、気が引ける。

正月だというのに。世界ではキナ臭い動きが絶えない。日本海にもまた、余計な人工物が落ちたようだ。

世界は、やらねばならぬことが山積しているのに、どうして目前のわがままな見せかけの利だけを追い求めるのか。

そう思いつつ。自らも同じかもしれないなんて思い、深くため息をつく。


そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。



さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「お正月」から始まる文章を自由に書いてみませんか?ジャンルは小説・詩歌・エッセイなど何でもOK。初めての人も大歓迎!いうことで。


そして、田原にかさんからのお題は…。

表のお題が【おせち風呂】で。裏のお題が【お餅プロ】|д゚)チラッ ということだ。


また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し早めに出る。

今年最初のお題は、「書き初め」と、いうことで。

今回は、これらを文中に入れることにしよう。そして今年最後の青ブラ文学部のお題ということで。来週もこの裏表二つのお題で書くことにしよう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、「荒技師あらわざし」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。


うむ……。そうだな。



3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。

また、今回は、杜 千尋さんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。

「シロクマ文芸部・お正月」で検索して飛んで来ました。

コメント欄に、シロクマ感想文を、ほんの少し書かせて頂きます。


お正月に、突然の別れ。それも、将来をイメージしつつ今まで様々に培ってきた関係性が崩れるという別れ。悲しいですね。

でも。

世の中、こういうこともたくさんあるのでしょうね。人の心は、変わる。それは留めようのないことなのだろうと思います。

淡々と諦念を抱き、それでもしかし、僅かな希望を持ちつつ歩みたいと思います。自分らしく、女々しく、そして泥臭く。

まあ、何とかなるさ、と。



そんな気持ちになりました。

今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの裏表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラ文学部のお題。4ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文と、全部で5重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。

そうだ、今週は5重の荒技だ。


うむ。


これで何週間だろうか。いやいや、とうとう3年目5ヶ月に突入した。


まあ、続けられるだけ、続けるさ。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、つぶやいた。

まるで、悪ガキそのものだな。


まあな。


なんのはなしですか。

2026年も、荒技なのか?って、ええ、まあ……


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ 悲願」約410字を、どうぞ。


お正月もお盆も、エージェントには無い。

だが。

何も無ければ、きちんとタスクをこなす。そして、休む。



財前と蘭、カンナ、ヤスリは研究所の中庭にいて、みんなで餅を焼いていた。

ヤスリは、餅を焼くのが上手い。絶妙の焼き加減で、少し冷ましてから待っている人のお皿に出すのだ。



みんなに順番に出したところで、涼と泉がやってきた。ふたりとも先ほど、地下の武道場での訓練が終了して温泉に浸かったあとオフに入ったという。

蘭が、待ってましたという顔で立ち上がり、キッチンからおせち料理を次々と持ってきた。




緊急招集される宿命のエージェントだからこそ、季節のものは心に沁みる。




皆で楽しく食べ寛いだあと、ヤスリが最高のお餅を、ふたりに振る舞った。




そして財前が徐に硯と筆と半紙を持ってきて、皆で書き初めをしようということになった。

皆が皆それぞれ、考えに考え抜いて書いたのだが、全員がこう書いた。



「恒久の平和と安寧の実現」



心はひとつだと、皆で大いに笑った。

《余滴》
さて。「毎週ショートショートnote」のお題の解説です。

ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としています。

小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの青ブラ文学部のお題、私が水曜日に書いている「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章やタイトルに入れ込むのですが、田原にかさんのお題は、表も裏も、なるべく言葉そのものは入れ込まず、“匂わせる”という流儀に沿い、なるべくそうしていっている“つもり”なんです。

しかし一方で、私のこの「荒技」にお題の言葉を探し続ける人もいらっしゃいまして。



田原にかさんのお題については、今日もここに、お節介な解説を入れてみようと思います。

ですが。

この解説についての一切の苦情は受け付けません。なぜならば、これこそが、「荒技」だからです。笑



①表のお題が【おせち風呂】→訓練後に温泉に浸かり、その後おせち料理にありつく。ひょっとしたら「風呂おせち料理」かも知れませんが。


②裏のお題【お餅プロ】|д゚)チラッ→ヤスリは、お餅を焼くプロだったのです。



ちなみに今回のカバー画像は、「書き初め」で検索して選びました。




それにしても荒技。やはり難しいです。時間もかかりますし。苦行です。笑


荒技師への道は、まだまだ遠く彼方にあり。欠片も見えてきません。


そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑って言った。


「昨日、久し振りにたくさんやってくれたけど。マッサー(注1)は、やり過ぎてもバチは当たらないからね!」


……。


マッサージをすると家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は平和である。


だから。



これで、いいのだ。

荒技、また来週、やってみよう


(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。


■追記■
この記事は、彩夏さんのこの企画に乗って、書いております。👇️


荒技、まだまだ修行だって、話

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