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トム

最近、実は、少しずつ英会話を学ぼうとしている。

きっかけは、次女が英会話を勉強したいのだが、英会話学校には行く時間は作れず。何か、スマホのアプリで良いのはないかと、家内に相談してきたことに端を発する。

そして、色々と調べてみたところ、Duolingoが、まずまず悪くないのではないかということだった。

そして、少し課金して始めた。次女がやるならば、私も、ということで私も入り、スタートしたのだが……。

次女は、一月もしないうちにやめてしまって。なぜか、私だけが細々と続けている。

家内は、私が時々ボソボソとスマホに話しかけたりしているのを見ていて。珍しそうに眺めていた。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、なんだか孤独に英会話してるな。


ある朝、家内が急に、こんなことを言いだした。


「コジくん、昨日、トムがうちに来たのよ!」


……。


なんのはなしですか。

トムって、誰?

「トムって、トム・クルーズよ。ミッションインポッシブルの!」

……。


「で、コジくん。英語、喋ってたよ」


って、あなたの夢の話を真剣にして、どうする?笑


昼間のそんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、さっちゃん(注1)が脚を指さして笑って言った。

コジくん、英会話お疲れさま。マッサー(注2)しながら、少し喋ってみてよ。


……。

マッサージをすると、さっちゃんは上機嫌である。


さっちゃんが上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。





だから。





これで、いいのだ。

マッサーは、毎日のルーチンワークなのだ






(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。

(注2)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。




まだ、トムとは喋れるレベルではないって、話


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